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第471話全宇宙の頂点11


「俺を勧誘してるって事か?口ぶりを聞く限り俺に選択権があるようだが、強制ではないって事か?」


ラピロアと俺の力の差は明白だ。

それこそラピロアがその気になれば、俺は何をされたのかもわからずに殺されるだろう。

不滅があるから死なないのか?

いや、コイツなら…


「別に強制じゃないよー?ただボクのおすすめとしては配下になった方が君の為だと思うけどな?あ、それから殺そうと思えば君の不滅程度なら簡単に破れるよ?まあ、勝手に発動してる自分の不滅は破れなくて困ってるんだけどね?」


どうやらラピロアも不滅を持ってるらしい。

そして俺の不滅ぐらいなら破れるとまで言いやがった。

何?不滅って死なない事に関しては無敵じゃなかったの?

いや、それより俺の為ってどうゆう事だ?


「破ってみよーか?アンチステータスゾーンを使うだけだよ?まあ、神格エネルギーのキャパオーバーでボクには通用しないから、実質ラグアだけが概念を使えなくなるんだけどね?それが効かないぐらいまでラグアが成長した時は、第七形態になるぐらいしか殺す方法はないかな?封印とかなら、他の形態でも割と簡単にできるけど、殺すとなるとね?」


運営さーん。

ここにチーターがいます。

取締りお願いします。


……ダメだ。

現実逃避してても仕方がない。


ラピロアは俺のふざけた思考をスルーしてそのまま続ける。


「それから君がボクの配下になった方がいいって理由はね、ラグアさ。アゼルメーテと揉めたらしいじゃん?」


アゼルメーテ…

俺とミグの戦いを横やり入れて邪魔したヤツだ。

大海を感じさせる程の、圧倒的な神格エネルギーを持つ化け物…

まあ、俺にとってはエルミナもラピロアも同じようにしか見えないが…


「君と敵対してるあのスライムの子…アゼルメーテがあの子に肩入れしてるのはわかるよね?」


「ああ」


「なら聞くけど、アゼルメーテが全面協力したあのスライムの子に次あった時に勝てると思う?もっと言えば曲がり間違って勝ったとして、その後にブチギレたアゼルメーテとやり合って君は無事でいられるかな?」


うん、ここまで説明されてようやくわかった。

俺、今けっこうヤバイ状況なんだな…


「それに他のアラウザルゴッド…コレートルはまだ動いてないみたいだけど、オルメテウスは君をかなり警戒している。この状況から言える事はつまり…」


ラピロアはそこで一度言葉を切る。


「君にはボクって言う後ろ盾が必要だと思うんだよ?」


ラピロアは俺にそう言ったのだった。


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