表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
520/1167

第465話全宇宙の頂点5


「はい、第二ラウンドだよ」


そう言った瞬間、ラピロアは消えた。

文字通り…

そしてその直後に衝撃…

ダメージはない。

攻撃には神格エネルギーは込められていない。

ラピロアの攻撃は続く。

俺は空中でいいようにラピロアの攻撃を受け続ける。


ヤバイ…

全く反応できねーどころか見えねーよ。

だが、相手が神じゃねーならやりようはある。

俺はラピロアにボコボコにされながらも、準備をする。


「ビッグバン!!」


俺がそう言った瞬間、全方位に大爆発が巻き起こる。

どれだけステータスが高かろうと躱せるものではない。

俺のビッグバンと逆方向に遥か先まで逃げ切れば可能かも知れないが、この球体空間はさすがにそこまで広くはない。

球体空間から出るって言うなら話は別だが、ラスボスを気取っているコイツの性格上それはしないと踏んだ。

さあ、どうなる?

俺は口角を吊り上げる。




ビッグバンの爆風の嵐が止んだ。

だが、俺の前にはラピロアは立っていた。

あちこち焼け焦げて決して無傷とは言えない状態だが…


「なかなかの攻撃だね。ただボクを殺すにはちょっと威力が…」


言い終わらないうちに俺は言う。


「そうか。なら連発だ」


俺のその言葉を聞いたラピロアは急に焦り出した。


「わっ、ちょっと待ってよ!?この空間じゃ躱しようがないんだって…今新しく空間を作るから…」


「ここではじめたお前が悪い。多連ビッグバン」


その瞬間、間髪入れずに俺のビッグバンの嵐が吹き荒れる。

俺のビッグバンの嵐はラピロアの再生力を上回り、ラピロアの第二形態を完全に消滅させる。




ふう。

第二形態はステータスはヤバかったがアホで助かった。

だが、本番はこれからだ。

と言うか正直ここまでが限界だと思っている。

次はエルミナを打ち破った第三形態だ。

常識的に考えて勝てる訳がない。


俺がそんな事を考えていると、消滅したラピロアのいた場所に新たなラピロアが現れる。

その圧倒的な存在感と絶大な神格エネルギーはこれまでの比じゃない。

神格エネルギーの総量?

わかるか!!そんなもんっ!!

コイツもエルミナやアゼルメーテと同じ様に海だよ!!

膨大過ぎてわからない。


「第二形態の撃破おめでとう。第三形態…デバフ系の概念を自分自身にかけまくり、力をギリギリまで抑えたボクの本体…さあ、ここからが本番だよ?」


ラピロアは言った。

ラピロアが一言発するごとに、吹き荒れる圧倒的な神格エネルギーが揺らめくのがわかる。


「おい、ラピロア様?お楽しみのところわりーが、いくらなんでもそっからはさすがに無理だろ?まあ、ラグアがまだやりたいってなら別だが?」


エルミナは確認を込めて俺に目を向けた。


そして当然俺は首を振る…

もちろん横に…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ