第4話土魔法
眠いの通り越して変なテンション入ってきたんで、このまま今日いけるとこまで書き続けます。
エリローズ 「名前をつけて差し上げましょう。と言うか、神から名前を頂けるなんて、どれだけ名誉な事か分かってます?」
声は頭の中で、うるさく響くが、俺は盛大に無視する。
少なくとも、こいつにつけてもらうぐらいなら、自分でつけた方が遥かにマシというか、名誉どころか拷問だ。
当面の俺の目標は、他の神の転生者を倒すことじゃない。
こいつをぶっ殺すことだ。
エリローズ 「あなたがこちらまで来るのを心待ちにしてますよ(笑)」
だから(笑)じゃねーよ。
てかずっと思ってたけど、コイツ人の頭の中勝手に覗きやがって、プライバシーなんとか法で訴えてやる。
自分が、数えきれない程の凶悪犯罪で死刑になったことなど完全に棚にあげ俺は、そんなことを思う。
エリローズ「あっあんなところに、丁度いい感じの敵ですよ?法律なんてあなたから一番かけ離れたものなんか考えるのはやめて、新スキルを試しましょう」
固有名なし
種族 ミジンコ
Level4
HP20/20
MP0/0
力10
耐久20
敏捷5
通常スキル
なし
固有スキル
なし
いやふつうに強くね?
確かにスキルは、ないし敏捷は低めだけどそれを補うステータスあるじゃん。
エリローズ 「大丈夫です。敏捷が勝ってるならヒットアンドアウェイしてれば勝てます。一撃離脱です。それよりスキルを試しましょう」
コイツ本当に神かよ? セコすぎるわ。
とりあえず近付いて土魔法をぶち当てようと俺は、Level1の土魔法でできる唯一の技、サンドボールを打つ。
………しかし水が濁っただけだった………
ふざけんじゃねーよ。
こんなのにMP5も使ったんだぞ?
もう2発目打てねーよ。
エリローズ「(笑)(笑)(笑)」
てめえ、こうなること知ってやがったな?
おい?
普段はうるさいエリローズからは、なんの答えも返ってこない。
クソぜってえコイツ殺す。
その後、あのクソの言う通りやるのは正直クソムカつくが、ふつうにヒットアンドアウェイで倒した。
今回の戦闘で俺のレベルは1〜4に上がり、HPが12〜19、MPが9〜15、力が5〜10、耐久が9〜15、敏捷が7〜14に上がった。
そしてヒットアンドアウェイで、俺自身も攻撃くらいまくったおかげか、マナ吸収のレベルが2に上がった。
これで回復速度が5秒に1になった。
さて、このムカつくバカは、この際シカトしよう。
今ので、レベル4ってことは、前回の流れだと次で進化だけど、たぶんそんなに甘くない気がする。
そして俺はこの時、この世界にきて二度の戦闘が楽勝だったこと、そしてバカに対する怒りで、完全に油断していた。
後ろを振り返ると、猛スピードで巨大魚がせまってくるのが見えた。