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第436話アラウザルゴッドの影17


〜数分後〜


1人突き進む上級武神に続き、上級魔神や上級聖神も積極的に神々の軍勢に攻撃をはじめたことにより、戦況は一気に傾いた。

これによりミラの配下達はオリジンゴッドに至る。




さて、どうやら最後の上級聖神とかいうヤツもオリジンゴッドに至ったようだ。

とは言え最高神の軍勢の残りも既に20を切っているし、残りはどれも下級神ばかりだ。

けっこうギリギリだったがなんとか上手くいったようだ。

俺は口角を吊り上げる。


俺はこれ以上は神格エネルギーの無駄と判断し、残った最高神の残党を森羅万象に戻そうとした時だ。


ちっ…しくじったか…

俺は思ったのだった。




思惑通りだと思っているのは何もラグアばかりではなかった。

ワグナー、レディナ、ディオーガの3人も妥協案ながらラグアの敵とわかりつつも、神の軍勢を倒し続けたのは、僅かな可能性にかけたからだ。


最後に上級聖神であるレディナがオリジンゴッドに至ると彼らは動き出した。

僅かな…だが、決して0ではない勝率にかける為に…


「「神格融合!!」」


ワグナーとディオーガは同時に叫んだ。


その瞬間、ワグナーとディオーガの神格エネルギー…いや、存在そのものがレディナをベースにして吸収される。

それはラグアとエリローズがかつてした、神格融合そのものだった。

レディナが最後にオリジンゴッドに至ったのは、彼らなりの戦略だった。

この中でもっとも合理的な判断ができるのはレディナだ。

彼らは神々の軍勢との戦闘中にも、絶えず神通を使用し、レディナをベースにする事自体はすぐに決まった。

後は順番だ。

先にオリジンゴッドになった2人がそれぞれレディナをベースに神格融合をする為の準備を進める。

その間にレディナもオリジンゴッドに至り、レディナがオリジンゴッドになった瞬間に神格融合を発動させる。

それでもアラウザルゴッドという常識外れのステータスを持つラグアに邪魔される可能性はあったが、なんとか邪魔されずに成功することができた。


「ワグナー…ディオーガ…2人は永遠に私の中で生き続けます。ミラ様の仇であり、アラウザルゴッドであるあなたを倒してこれからもずっと…」


レディナ…上級聖神からオリジンゴッドに至った存在は初期オリジンゴッドの三倍の神格エネルギーを全開にしながら言った。


「ほう?まさか神格融合まで使うとはな?こいよ。それなりに本気で相手してやるよ?」


目の前の圧倒的格上の存在…

アラウザルゴッド、ラグア・エルライド・イグロシアルは言ったのだった。

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