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第408話現代宇宙消滅計画9


「いいよ。エリスはパパの腹心なんだし、パパに報告しようとするのは当然だよ」


「いえ、リーゼ様と話しているとどれだけ私の考えが浅はかなのかがわかります」


エリスが言った。


「ふふっ、ちょっと長く話しすぎたみたいだね。エリスみんなを呼んできてよ?」


「はっ」


エリスは玉座の間を退室した。




「さてみんな、いよいよ攻撃を開始するよ。各自準備してもらいたいんだけど、とりあえず量産型アンデットはプロトセリーとプロトフィリアの2人がそれぞれ半分ずつ率いて進軍して」


「「はっ」」


プロトセリーとプロトフィリアは跪いた姿勢のまま返事をした。


「エリスとミグは一応リーゼの護衛って形だけど、ミグはもし万が一、本当にやばくなった時は自分の命を優先して。ミグには黄泉の神がある。ミグを守る事はリーゼを守る事にもなる。エリスももし、ミグかリーゼのどちらかを守らなきゃいけない状況になったら、絶対にミグを守るんだよ?」


「うん、リーゼちゃん」


「はっ」


ミグとエリスも返事をする。


「ギースとマリアはリーゼについて、レベル上げね。2人は初陣だと思うけど早く戦力になってもらいたいからさ?」


「「はっ、リーゼ様」」


ちなみに余談だが、この場にいないフィームとプロトライナーは現在ダミーエルライド王国の地下にある牢獄にぶち込まれている。

2人共王級クラスの為、その気になれば自力で脱出する事も可能だが、現在は大人しく牢獄にいた。


こうして、リーゼ達は現代アルムスにて唯一、降伏勧告を無視した国に進軍するのだった。



〜〜〜


リーゼ達が進軍を開始した頃…


〜アルムスより遠く離れたとある惑星〜


そこは完全に荒れ果てていた。

まだ新しい、神級クラス同士が神格エネルギーをぶつけあったであろう、戦いの爪痕が残されていた。


そこには2人の男女が向かい会って…否、女の方は立っていて男の方は跪いていた。


「ようやく見つけましたよ。まさか会う事以前に探すのがこれほどめんどくさいとは…まあいいです。お久しぶりです。テオレーム。オリジンゴッドとは言え、さすがに宇宙の彼方までたった一体の神を探すのは楽ではないのですよ?」


立っている女の方…エリローズは言った。

男の方が顔を上げる。


「…エリローズ様。この様な宇宙の彼方までわざわざ…このテオレーム感激致しました!!このテオレーム、再びエリローズ様に身を捧げるこの日をどれだけ待ち望んだ事か!!」


テオレームは言った。

その言葉にエリローズはため息を吐く。

テオレームから感じるその力はかつてのテオレームとは比べものにならない。

だが、それとこれとは全く別の話であった。

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