第32話使者
「本日は我が主の姉、魔王ミュラ・ゾフィス様との面会の日取りについて、言伝を預かっております。」
ソリドは続けてそう言った。
「それで?日取りはいつだ?」
「ミュラ様は、今からちょうど一ヶ月後とのことでしたが、いかがでしょう?」
元々俺にたいした予定などない。
職業、ダレクスの用心棒は基本暇なのだ。
あっ職業殺人鬼か。
ってこれは趣味だな。
俺は答える。
「その日取りで大丈夫だ。そう伝えろ。」
「かしこまりました。では、当日お迎えにあがります。」
そう言ってソリドは一礼すると、去っていった。
さてまた暇になってしまった。
久々にステータスの確認でもするか。
固有名 ラグア
種族 ローズアメーバ(進化数4)ランクA-魔王種
Level11
HP220000000/220000000
MP∞/∞
力200000000
耐久210000000
敏捷210000000
通常スキル
言語理解
擬態
体術Level50
隠密Level5
偽造Level5
固有スキル
神託
魔王15/22
不老
MP無制限
王級スキル
土精王
再生王
称号
転生者
突然変異
生態系破壊
魔王
ついでにエリスのステータスはこんなかんじ。
固有名 エリス
種族 人魔
Level5
HP55000000/55000000
MP52000000/52000000
力50000000
耐久51000000
俊敏62000000
通常スキル
言語理解
体術Level30
固有スキル
不老
称号
魔王の配下
俺は偽造を得てレベルが上がったのと、ステータスが大幅に伸びた。
あとは、いつも使い続けてきた隠密のレベルが、5まで上がった。
エリスは逆に、ステータスは対して伸びてないが体術のレベルが30まで上がっている。
こりゃ俺に届く日も近いだろう。
ちなみに、俺の体術は全く伸びてない。
理由は、たぶん土精王に任せた戦闘方法や、千手観音モードなどの人体の構造を無視した戦闘スタイルが原因だろう。
まあ、どう考えてもこっちの方が強いから直す気はない。
てか偽造のスキル、魔王に見えちゃマズくないか?
俺がそう考えると、
エリローズ 「大丈夫ですよ。通常スキルの間は私の力で視認できないようにするのは可能です。」
おっ、たまには役に立つじゃねーか。
まあこれで魔王に会うまでの問題は解決だ。
てか次に偽造が王級になるまでレベルを上げんの控えた方が良さそうだな。
これ以上、魔王順位が上がったら13魔王に食い込みかねない。
そうなったら、流石に放置とはいかなくなるだろう。
にしても何年かかるんだよ。
俺は気の遠くなるような、スキル上げにため息をついた。
通常スキルに、隠密が入っていなかったので、修正しました。




