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閑話邪神の日常(第二回人気投票特別編)

エリローズの日常回です。

本編には全く関係ありません。


というかエリローズの閑話はシリアスを書くと本編に影響が出そうなのでギャグ回です。


〜ラグアと融合前のとある日〜


始祖の神…消滅を司る女神…

数々の称号を持つ、最高神を除いた宇宙最強の神である邪神エリローズ…


そんな絶対者に与えられたエルライド城内にある一際豪華な一室…

エリローズはそこにいた。


「ふう。You○ubeも飽きましたね。次は何をしましょう」


とても神が住むとは思えない…

元は豪華な部屋だったのだろうが、今は見る影もない。

どのような事をすればここまで散らかるのだろうというぐらいに、すっかり荒れ果てた部屋のベッドに座りエリローズは呟く。


「またラグア様のところにでも行きますか。発動、神級スキル、全能の神」


エリローズのその言葉で荒れ果てた部屋が元の豪華な部屋に戻る。

完全に神級スキルの無駄使いである。




ラグアの部屋についた。


「ラグア様、退屈すぎて死んでしまいますよ。何か面白いことはありませんか?」


「あ?今それどころじゃねーよっ!!」


ラグアは珍しく忙しそうである。


「何をしてるのですか?」


「見りゃわかんだろっ!!仕事だよっ!!ノーマンの馬鹿野郎が好き勝手やりやがった後始末だよっ!!アンデット使って経営するとかなめてんだろ?セリーのアンデットはタダだし、国営だから国の…いや、俺の財布は潤ったが、既存の商業施設が潰れかけてる。おい、そこのヤツっ!!今すぐノーマンのバカとセリーを呼んでこいっ!!」


「はっはいっ。ただいまぁっ」


殺気のこもったラグアの声に使用人の男は震え上がりながら部屋を出て行く。


それを見てエリローズも部屋を出る。


「国中に金をばら撒けっ!!財源?神級スキルで作れやっ!!エリスも呼んでこいっ!!」


部屋からは世にもふざけた政策を唱えるラグアの声が聞こえるが、エリローズは自分には関係ないので次の場所に向かう。




「仕方ありませんね。カティア様の部屋でガールズトークといきましょう」


エリローズはカティアの部屋の前にたどり着く。


部屋から真昼間だと言うのに喘ぎ声が聞こえる。

エリローズは構わず扉を開ける。


「カティア様、お邪魔します」


「「!?っ」」


素っ裸の男女2人が声にならない声をあげる…

まあ、当然そのうち1人はカティアなのだが…


「えっ…!?エリローズ様、今はちょっと…」


「ちょっとどうしたんですか?」


エリローズは今日の暇つぶしの玩具をみつけたとばかりに笑みを浮かべながら言ったのだった。

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