表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
327/1167

第279話白と青9


危ねー。

マジでギリギリだったわ…

俺は自分の概念である不滅が、はじめて発動したのを確認しながら思った。


「ゴッドバーストの直前にお前の力が急激に落ちた。なるほど、それがお前の概念って訳か。お仲間の2人もいなくなっちゃったみたいだし、残念だけど奇襲は失敗かな?」


ミグはたいして残念そうでもなく言った。


ゴッドバーストの直前、俺は自らの神格エネルギーの大半を創造した亜空間に逃がした。

そうしなければゴッドバーストの直撃を受けて俺はかなりの神格エネルギーを失っていた。

ちなみに先に森羅万象を使ったのは、この状態じゃまともに使えないからだ。

エリローズがかつてオリジンゴッドにも関わらず力の大半を失った様に、今の俺の神格エネルギーはよくて中級神止まり…


まあ、こんな状態では森羅万象を、オリジンゴッド2人を相手にかけるなど絶対に無理だ。

もっとも万全の状態でも、アイツらが拒否すればそれで終わりだったが…

エリローズやウルドナートはオリジンゴッドとして俺と同格…

本気で拒否されたらマジでどうしようもなかった。

まあ、結果はとりあえず成功と言えるだろう。

おかげで今の俺の神格エネルギーは、概念不滅が発動する最低限…

つまりは下級神クラスまで落ちているが、逆にこの状態なら神格エネルギーがこれより削られる事はない。


ちなみにこの状態だと森羅万象はまともに機能しない。

解除ぐらいは使えるが出したら最後、神格ビックバンを吸収して神格エネルギーを戻さない限り、再使用は不可能なのでそもそも使う選択肢はない。


「単身で俺の本拠地に乗り込んでくるとはいい度胸じゃねーか?死ね」


俺は不滅の帝の無限分裂を発動させ、それぞれに再び超新星爆発を撃たせる。

目的はミグ本体じゃない。

ミグの仲間を皆殺しにして、黄泉の神に使うアイツの王級スキルを枯渇させる事だ。


「発動、神級スキル、神眼の神」


その言葉と共に再び俺の超新星爆発は搔き消える。


「さっきと同じだけど、分体じゃわからなかったみたいだから説明してあげる。あたしの神眼の神は目で見た神格エネルギーを持たない存在を全て掌握する。神の千里眼と連動させればどうなるかは………同じオリジンゴッドのお前ならわかるよね?」


つまり分体じゃ時間稼ぎにもならねーって事か…


「さあラグア。戦いを楽しもうよ?新しい世界の幕開けまであたしが遊んであげるよ」


ミグは言ったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ