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第271話白と青


〜ゾフィス夜王国、跡地〜


俺は今そこにいる。

と言っても分体だけどな。

ちなみに前の分体はオリジンゴッド化して本体に吸収したので、この分体はただの帝級クラスだ。


リリスを連れてきた理由は単純だ。

俺に暗黒王をかけさせる為だ。

参加メンバーのうち、主要メンバーは俺の分体、セシル、ライオット、エルラ、そしてリリス。

あとはセリーが出したアンデットの大軍もいるがそれはいい。

そっちはただの使い捨てだしな。

さすがにこのメンバーでは、ミグどころかシーラすら倒せないだろうが問題ない。

今回の目的は陽動と威力偵察だ。


「まずは先行部隊としてアンデット軍を送り込め。アンデットが進めなくなったところで俺達も出る」



〜数分後〜


送り込んだアンデット軍は地下3階を突破できずにそこで次々に反応が消えている。

現在進行形で絶えずアンデット軍を送り込み続けているが、これ以上は雑兵には荷が重い。

ここらが潮時だろう。


「さて、出るぞ。できればミグと新たな敵対者を確認てところだ」


俺達は地下に進む。



〜ゾフィス夜王国、地下3階〜


そこには1人の女がいた。

絶世の美女と言ってもいい見た目…

風もないのになびく灰色の髪…


「ラグア。やっぱり戻ってたんだね?みんなはこの先だよ。まあ行かせないけどね?」


地下3階で待っていた存在…

シーラ・ベルネイアは言った。


「シーラとかいうミグのところにいたヤツか?悪いがお前の相手は俺じゃねえ」


「なめてるのかな?この中にお世辞にもウチより強いヤツはいないと思うけど?分体のお前も含めて」


俺は黙って口角を吊り上げると本体を通して森羅万象を発動させる。

分体の役割は森羅万象の座標を示す為の端末。

ピンポイントに配下を送り込む為の…


俺の前に1人の女が跪く。


「エリス、俺達は先に進む。お前はコイツを叩き潰せ」


「はっ、挽回の機会を与えてくださった事に感謝します」


何もないところから突如現れたエリスを見てシーラは目を見開く。

だが、それはエリスが現れた事に対する驚きではない。


「その子は確かウチが討ち漏らした…たった30年ちょっとでとんでもない化け物になったみたいだね?」


「エリスあとは任せた。援軍が必要なら神通で本体に連絡をとって使え。今はオリジンゴッド以外の神級クラスは全員動かせる」


「はっ」


俺はそのやりとりを最後に更に地下へと続く階段を降りるのだった。

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