第2話目覚め
気がつくと俺は水の中にいた。
フヨフヨただよっているようだ。
エリローズ「おはようございます。無事転生できたようですね。まずはステータスの確認をお願いします」
俺はステータスを意識する。すると…
固有名 なし
種族 アメーバ
Level 1
HP 3/3
MP 2/2
力 1
耐久 1
敏捷 1
通常スキル
変形
固有スキル
神託
マナ吸収Level1
称号
転生者
弱えーー!
一言で言うとそれだよ。
いやいや弱すぎだろこれ?
HP、MP以外1だし俺死ぬの?
ねえまた死ぬの?
「いかがですか? あっあそこにアメーバがいますよ? サクッと倒しちゃいましょう。相手のステータスは私が表示しておきます」
固有名 なし
種族アメーバ
Level1
HP3/3
MP2/2
力1
耐久1
敏捷1
通常スキル
なし
固有スキル
なし
称号
なし
…俺もよえーけどアイツもよえー。
まあ文句言ってもしゃーねーし、気にいらねーが従ってやるか。
そう思い俺はアメーバに体当たりする。
体当たり以外の攻撃法? ねーよ?
だって手も足もないアメーバだぜ?
だが向こうのアメーバも気づいて、こちらに体当たり。
相打ち、痛えー
単細胞生物って痛覚あるのかよ。
今の一撃でお互いのHPは1だが、俺は一旦逃げる。
相手も追ってくるがそこはお互い敏捷1だ。
距離は開かないが縮まらない。
そして20秒経ち、俺のHPが回復したところで、もう一度体当たり。
相手のアメーバはそのまま動かなくなった。
頭の中にレベルアップを告げる音が鳴り響くが、そんなことより全然楽しくねえ。
やっぱ殺すのは一方的かつ相手の反応がねえとな。
やっぱつまんねえ。
こんなので満足できるようなら、俺は死刑囚になってない。
エリローズ「初勝利おめでとうございます。今のでレベルが5まで上がってMaxになりました。進化が可能です。進化先を表示します。」
人が感慨にふけってる時に勝手に話進めやがって、やっぱりコイツムカつくわ、いつか絶対殺す。
進化先
レッドアメーバ
火属性のアメーバ、簡単な火魔法を操るがそもそも非常に小さいうえに水中での威力はほとんどないので全く脅威にならない。
アースアメーバ
土属性のアメーバ、簡単な土魔法を操るがそもそも非常に小さいので全く脅威にならない。
何だよこのゴミ進化、ポケ○ンだってもう少しまともな進化するぞおい。
だけどレッドアメーバはマジで使えなそうだから消去法でアースアメーバに進化することにした。