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第249話アルムスクローンパニック2


ミュラ達はアルムスに降立つ。

そしてそのまま向かったその場所は13魔王の大会議場…

ミュラは死王星を出る前に13魔王に通達はしてあるが、空席はかなり目立つ。


「ミグ、お前の席はもうそこではないぞ?」


部屋に入ってそのまま6位の席に腰を下ろしたミグに向かってミュラは言った。


「いいの。あたしはこれぐらいが一番落ち着くし。そこにはミュラっちが座ってよ?」


ミグは1位の席を目線で示しながら言った。

本来なら、再編成した13魔王最強であるミグの13魔王内序列は1位である。


「全くお前は変わらないな」


ミュラは若干呆れながら言った。


「てかそんな事よりさー…」


ミグは空席の目立つ席を見渡しながらそこで一度言葉を切る。


「ミュラっちの頼みだからやったけどあんなヤツら本当に生き返らせる意味あったのかな?」


ミグの言葉にミュラは一瞬言葉につまる。

魔王ラグアはアルムスにとって一種の災害だ。

ミュラは今後ラグアとの和解を円滑に行う為にゴルド以外の13魔王をミグの黄泉の神で全て復活させていた。

そこにはジオが死んだ時に13魔王になったシグ・ヒピーも含まれる。

黄泉の神の発動自体は、ミグにはイシュトスの大量の王級スキルが未だ健在なので大した痛手にはならない。

ちなみにその中にはミグの弟シグ・ヒピーも含まれる。

今回のミュラの行動は、ラグアとの和解に向けてお互い禍根が残らない体裁を整える為だ。

そしてラグアとの交渉次第でゴルドを復活させる。

ここまでがミュラの思い描いていた構想だ。


「いや、必要な事だ…」


今回参加しているのはたった6人…

現在の13魔王の内訳はこうだ。


序列第一位、テオレーム・クリムゾン(欠席)


序列第二位、ロロ・ベアトリクス


序列第三位、ソドム・グラファル(欠席)


序列第四位、ミュラ・ゾフィス


序列第五位、ジオ・デストロイア


序列第六位、ミグ・ヒピー


序列第七位、ゴルド・シーマ(現在死亡)


序列第八位、ゼブル・ガイウス(欠席)


序列第九位、リリス・ヘヴン(欠席)


序列第十位、レティス・ラファエル(欠席)


序列第十一位、リオン・ガルオン(欠席)


序列第十二位、シグ・ヒピー


序列第十三位、ミュン・ゾフィス


ノーマンとアレスはラグアと共に現在行方不明なので、ラグアとの交渉時にどうするか決めるのはミュラとロロの間の話では決まっている。


テオレームは元々来るわけがないし、ソドムも元々来る可能性は薄かった。

ゴルドに至っては死んでいるのでどうしようもない。

だが、他の連中は…

ミュラはそれ以外の4つの空席を見つめながら、大きくため息を吐くのだった。


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