第246話新生ドーラス王国3
時は少し遡る。
〜エルライド城、玉座の間〜
俺の目の前には例のごとく真っ白になったウリンがいる。
つーか、俺の説教ってそんなにヤバイんかな?
やってる本人としては全く実感ないんだが…
エリスからの神通が届いたのはそんな時だ。
『ラグア様、カティア様の説得に成功致しました。ですが我々がアルムスを離れている間にカティア様は国を起こした様で…』
なるほど。
つまり森羅万象が必要な訳だ。
俺は真っ白になっているウリンを無視して言う。
「エリローズ、ウルドナート、支度しろ。カティアの方が先に片付いた。いくぞ」
どこからともなくエリローズとウルドナートが現れたのを確認すると、俺は転移をかける。
〜〜〜
さて、ついた訳だが…
俺達が到着するとエリスがその場に跪く。
「ラグア様、わざわざお呼びたてして申し訳ございません」
俺はそんなエリスを手で制す。
エリスとは対照的にノーマンは俺の姿を見ると言う。
「ラグア君、カティアちゃんの国すごいよ。見た事もない娯楽施設がいっぱいだよ。エルライド王国にも作ろうよ」
「………ノーマン、そうゆう事はエリスに言え。作るのは万物の神を使えば一瞬だが、国の管理はエリスに一任している」
俺は若干呆れながら言った。
「はっ、ご命令とあらばすぐにっ!!」
そして俺のめんどくさい丸投げを若干一名が盛大に勘違いしているが、訂正するのもめんどくさいから知らん。
それより…
俺は玉座に座るカティアを見て言う。
「よお、カティア。随分久しぶりだな?遅くなったが迎えに来た。帰るぞ?」
「はっはい…」
カティアはそれしか言えなかった。
エリスとの会話の直後に突如、自分の城に入ってきた化け物の集団を見ればそれも仕方がなかった。
勝てるかどうかはわからないとは言え、エリスには一応鑑定は通用した。
だが、新たに現れたラグアとエリローズ、そしてはじめて見るもう一人は何も見る事が出来なかった。
ラグアとエリローズはそれこそかなり前からの話だから今更なのだが…
また化け物が増えてる…
カティアはそんな事を思う。
ラグアはそんなカティアの思考を無視して、いや、読心を常時発動していないラグアはそもそもカティアがそんな思考をしている事自体知らないのだが言う。
「まあ、積もる話はあとだ。とりあえず帰るぞ?森羅万象」
ラグアの言葉で新生ドーラス王国は光に包まれる。
こうしてアルムスから1つの国が消えたのだった。




