第237話オリジンゴッドの成長
ウルドナートは考える。
数十体の下級神を生贄に上級神を生み出すのは、ラグアには見せてなかったし言ってもなかった事だが、今更だ。
とゆうか計算上、ラグアを今すぐにオリジンゴッドにするにはこうするしかない。
ウルドナートは上級神を出す。
〜〜〜
「おい、なめてんのか?こんなのできるならはじめからやれや。てめえマジでぶっ殺すぞ?」
俺は言った。
「色々と条件があって仕方ないんだよ。今やっと準備ができたんだから…」
「てめえ、しゃあしゃあと…」
俺はウルドナートに攻撃を仕掛けようとするが…
「まあまあラグア様、これでオリジンゴッドになれるんですからいいじゃないですか?」
エリローズが言った。
「てめえはてめえでどこ行ってやがった?最近ちょくちょく消えるよな?」
「もしかしてラグア様、私がいないと寂しくて死んじゃうってヤツですか?そんな可愛いラグア様も私は…」
「………2人まとめて殺されてえのか?」
「できるものなら?たぶん無理ですよ?」
クソがっ
それぐらい俺もわかってるわ。
今のでだいぶ頭が冷えた。
ウルドナートもエリローズも俺の力じゃまだ無理だ。
もし本当に大量に神格エネルギーを大量に込めてビッグバンを撃ったら神界は壊滅して、エリローズもウルドナートも俺も死なないが、全員大ダメージを受ける誰も得しない最悪の結果になる。
つまりどうゆう事か?
俺はムカつくコイツらの言う通りに、目の前の上級神を食うしかないのだ。
俺の目の前には誕生したばかりの上級神がいる。
大量の神格エネルギーを蓄えているのはわかるが、ウルドナートの命令で動きは完全に封じられている。
造られた神は創造主に逆らえないのだ。
俺は触手に神格エネルギーを込めて怒りに任せて上級神を引き裂く。
その瞬間大量の神格エネルギーが流れてくるのがわかる。
ゴッズギフト、全知の神国、ゴッズギフト、生殺の神国を獲得。
いや前者は別として、後者は名前が物騒すぎるだろ?
今の俺の感情の現れか?
今更別にいいけどさ。
まあ、確認はあとだ。
それより…
俺がそう思った時だ。
熱い熱い熱い…
分体だからそこまでの苦痛はないがきた。
オリジンゴッドへの進化だ。
〜〜〜
体の熱さが収まる。
無事分体はオリジンゴッドへと至った様だ。
俺は即座に本体を出して、オリジンゴッドへと至った分体を吸収する。
これで神格エネルギーだけならエリローズやウルドナートと互角だ。
俺の前にはウルドナートがそして隣にはエリローズが立っている。
「待ちくたびれたわ。30年も無駄にした。今すぐアルムスに戻ってジジイを殺しにいくぞ」
俺はエリローズとウルドナートに向かって言ったのだった。




