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第188話再始動


フィローラとの話から一年がたった。

現在俺は自室にいる。

ようやく配下達の調整も終わった。

いよいよだ。

ちなみにこの間何もなかった訳ではない。

モルエデス神国の新政権に反対による内乱やなどはあったが、量産型キングダムギフトを大量に植えつけたタリスに返り討ちにあった。

九天の動きもない。

いや、俺の読み通りと言ったところか。

フィローラを国賓として招いたのは、他の九天に対する牽制という要因も強い。

戦えば確実にこちらが勝つが、こちらの準備が整わないうちは避けたかった。

九天は俺の分体の貴重な餌だ。

それをこちらの旗色が悪くなったからと言って、本体を出して皆殺しなんて事態は避けたかった。

そんな事をすれば貴重な餌が無駄になる。

俺にもミグみたいなスキルがあれば話は違ってくるが、ないものは仕方がない。

マジで黄泉の神ほしいわ。

餌、量産機じゃん。


おっと話がそれた。

とにかく準備は整った。

まあ結論を言うと、ここ一年でエリローズに進めさせた配下強化計画は半分成功ってかんじだ。


まず、エリスだが、エリスは無事に神級になる事に成功した。

今では中級神クラスの力は得ている。

ちなみにステータスの表示はエリローズが干渉したせいか、ゴッズギフトではなく神級スキルとなっている。


次にライナー。ライナーは帝級クラスにまで成長した。

しかも神級に至る兆しも見えている。

あとは何かきっかけがあればいけるかな?

ライナーは頭は悪いが、戦闘に関して言えばライナーは四天王最強だ。

ちなみにエリローズの干渉のせいか、ライナーもステータス表示はスキルだ。


続いてセリー。セリーも同じく帝級クラスまで成長したが、こちらは神級にはまだ遠い。

やはり資質の差だろうか…


そして、他の連中はまだ王級止まりだが、フィリア、フィリム、リル、アレスの4人は帝級の兆しが見えつつある。


最後はエミリーとタリスだが、コイツらはエリローズの補助があっても帝級の兆しが見えない。

まあ、資質ってヤツだな。

たぶん…

俺の感覚だと王級スキルなんか、かなり序盤に手に入れた気がするが、この世界の生物には難しいのだろうか?

まあ、エミリーもタリスも量産型キングダムギフトは使えるから今までよりは遥かに強くなったけどな。



〜〜〜


さてと。

俺はイグロシアルの世界地図を広げる。

まあ、アルムスでも一度こんなかんじの事をした気がするが、今は状況が違う。

あの頃は弱小だった俺の国は今ではアルムス最強の軍勢に成長した。

たぶん、俺とエリスとエリローズさえいれば、イグロシアルそのものを相手にしても勝てる。

まあ、餌がもったいないからやらないけど…


とここで俺の目は地図の一点で止まる。

ラナトス帝国…

確か九天6位のフレストとか言うヤツの国か。

まあ、見せしめには丁度いい。

俺にたてつくとどうなるかを、他の九天共に思い知らせてやるとしよう。


さて、楽しい虐殺の時間だ。

俺は自室を出て配下に召集をかけるのだった。


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