第182話最高幹部会2
その後俺は配下達、タリスやエミリーも含めて量産したキングダムギフトを大量に配る。
「エリローズ、お前の力で神級にできそうなヤツがいたら優先的に神級にしろ。帝級クラスもいけるヤツがいる様ならやっとけ」
俺は言った。
「はい、おそらくエリス様は、ある程度時間をかければ神級まで持っていけるはずです。他の方はやってみなければわかりませんね。こればかりは資質の要素も強いので…」
「わかった。次の侵攻までに1年やる。それまでに全員終わらせろ」
「わかりました。それだけあればできるかと」
こうして最高幹部会は終わった。
さて、配下達の戦力増強はあとはエリローズに任せておけばなんとかなるだろう。
にしても1年空いたな。
まあ、いいか。
とりあえずする事はある。
俺は最高幹部会が終わったと同時に来た使者より、届けられた手紙を開く。
〜〜〜
『親愛なるエルライド王国の魔王よ。まずはこの度の活躍、モルエデスを倒し我ら九天の仲間に数えられた事を喜ばしく思う。さて今回、手紙を出したのは簡潔に言うと宴の招待である。この宴は九天が入れ替わるたびに顔見せをかねて行っている。開催は3日後を予定している。その時には使者を主賓のエルライド王国の魔王、ラグア・エルライド殿には是非とも参加していただきたい。この手紙は文面を変えて他の九天にも、出している。では、ラグア殿の参加を心よりお待ちしている』
九天、序列第1位フィローラ・イグロシアル
〜〜〜
九天からの招待状か。
にしても、イグロシアルか…
世界の名前を名乗ってるどこからも文句が出ないと言う事はおそらく、この世界の創造神…
つまり、モルエデスの様な偽物ではなく本物の神級…
迂闊に行くのは危険か?
いや、今の俺の体は所詮分体…
既に、本体に今回手に入れたギフトのバックアップもとってある。
この体がやられたところで俺は何も痛まない。
なら、参加しない理由はない。
問題は誰を連れて行くかだ。
いくら俺でもこの世界の頂点相手に1人でノコノコ行くのは、いくらなんでもマヌケ過ぎる。
戦力的にはエリローズがベストだが、アイツは今はエリスの神格化につきっきりだ。
普段なら連れていくが、今回はさすがに気がひける。
同じ理由でエリスもダメ。
最高幹部会が終わってから、エリローズにはとりあえずエリスの神格化を最優先にする様に言った。
それ以上の優先事項はないし、また、それを覆すつもりもない。
逆に言えばエリローズが間に合ってないからそれ以外のメンツは空いてるんだよな…
ただここでセリーとライナーを抜けば、国の内政がガラ空きになる。
ならば…
フィリアとフィリムが適任か。
俺はフィリアとフィリムを呼びつける。
「3日後にある九天の宴に、俺の配下として参加してもらう。準備があるならしておけ」
「「はっ」」
さて、これで配下の人選も決まった。
あとは3日後を待つだけだ。
そして3日の月日が流れるのだった。




