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第180話初ギフト


さて、ギフトを見ようとしたところで俺は重要な問題に気づいた。

鑑定使えないんだった…

確かにギフトの名前と大まかな使い方は、手に入れた瞬間に頭に入っている。

だが、詳細は鑑定がないとな…

使っていちいち検証とかだるいし…


「てか、見てないで手伝えクソアマ。どうせいるんだろ?」


今の俺は壊滅的な索敵のおかげでエリローズの気配がわからない。

だが、アイツの性格を考えれば確実にいる。


「はい。いますよ。ラグア様の勇姿が見れてとても嬉しいですよ」


ほらな?

まあいい。

俺は言う。


「エリローズ、神託で鑑定を補助しろ。この体じゃ無理だ」


「本体を出せばいいじゃないですか」


「いや、それはやりたくない。ここで本体出したらなんの為の保険かわからんしな」


「仕方ないですね」


俺は再び鑑定でエンペラーギフトの詳細を確認する。

今度はエリローズの補助があるから、すんなり成功する。


エンペラーギフト、虚無の帝国


虚無の力の一部を使用できるギフト。

その力は自らの存在を虚ろにさせる事による、絶対防御と認識した存在に対する強力な攻撃を併せもつ。

ただし絶対防御は相手の攻撃を認識しない限りはその限りでないし、攻撃は同クラスのギフトまたはスキルなら、相殺可能。


これはアイツが俺の攻撃をすり抜けた時や、火衣に防がれたが、俺に攻撃した時に使ったギフトだな。

多少の弱点はあるが有用スキルの様だ。

まあ、初手で俺が神の∞表示のステータスで本気で攻撃してたら、その時点でモルエデスは認識できなくて詰んでいたみたいだがな…

マジで鑑定ないと不便だな。

なんとかなんねーかな…


まあいいや。

次だ。


エンペラーギフト、信仰の帝国


眷属と自らより格下に対する完全催眠、及び洗脳。

任意により発動可能。

催眠、洗脳系の最上級ギフト…


コイツがこの程度の力で神だなんて崇められてたのは、これのせいか。

まあ、催眠も洗脳も基本的に俺はいらねーんだけどな。

だって俺、元々神だし?

催眠?

これ以上狂信者の配下増やしてどうするんだよ?

クソアマに使えるならほしいけど、格下にしか使えないしそもそも神相手にこんな力通じない。


で最後は…


エンペラーギフト、付与の帝国


イグロシアルのエンペラーギフト持ちは例外なく持っているギフト。

自らの配下にキングダムギフト、ユニークギフト、ノーマルギフトを付与する事ができる。

また、自分のHPを犠牲にする事でキングダムギフト以下を生み出す事が可能。

犠牲にするHPはギフトのランクにより異なる。


………チートだ。

帝級クラスの能力でこんなに驚いたのは久しぶりだわ。

キングダムギフトがいくつHPを消費するかは知らねーけど、分体ですら、HP∞で帝級スキル、不滅の帝を持ってる俺には関係ない。

いままで配下達の強化は色々問題だった。

というか、今の俺の勢力は俺とエリローズ以外の神級クラスがごっそり抜けている。

早急にエリス達の強化が必要だ。

このギフトは俺が求めていたものに近い。

それにおそらく、エリローズに手伝わせれば、組み合わせてエリスの神格化も可能だろう。

今のところスキルとギフトの性能は同格。

たぶんいける。


さて、そうと決まればこんなところに用はない。


「エリローズ、セリーを呼んで事後処理をやらせろ。俺は先に城に戻る。セリーには終わったら来いと伝えろ。ライナーには城にくる様に伝えろ。最高幹部と特別幹部を全員集めろ」


そう言えば、なんか忘れている気がするけど、まあいいや。

思い出せないから、どうせ大した事じゃないだろ。


俺はさっそくエンペラーギフト、付与の帝国を試すために配下に召集をかけるのだった。


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