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第157話第二次神魔大戦4


「能力が分かった?おい、エリローズ。説明しろ」


そう言いつつも、俺は千手観音モードの攻撃を緩めない。

さっきから既にミグをもう3回は殺している。

確かに神格エネルギー的にはうまいな。

殺すたびに俺の神格エネルギーが増加するのがわかる。


エリローズは答える。


「どうやら黄泉の神をあらかじめかけている様です。これは黄泉の神だけではできないので、おそらく時空の神も使ってますね。まあ、ロロの協力でしょうね」


「で?倒せるのかよ?」


「あらかじめかけた黄泉の神のストックを全て削りきれば倒せますね。まあ、1年と言ったところですか」


は?

1年?

こんな作業ゲーを1年も?

ふざけんじゃねーぞ。

こら?


「そんな事を言われても、私の消滅の概念をくらっても復活してますからね。まあ、気長にいきましょう?」


だからサラッと心読んでんじゃねーよ。

そんな事も何も思っただけで言ってねーよ。

つーか、これヤバくねーか?

神格エネルギーを使い果たしても死なねーって事は攻撃に回して自爆くり返されたら俺負けるんじゃね?


「まあそれは大丈夫じゃないですか?今のところは使ってないみたいですし、気づいてなかったりして(笑)」


「おい、ざけんなよ?使ってきたらどうすんだよ?」


俺はエリローズに向かって怒鳴った。


「その時は…」


エリローズはそこで一度言葉を切ってから言う。


「オリジンゴッドの真の力見せてあげますよ」


エリローズは体からドス黒いオーラを出しながら言った。


クソっ

いつかは殺さなきゃなんねーが、コイツだけはまるで勝てる気がしねえ。

俺は思った。


エリローズは言う。


「とにかく方針は決まりましたね?さあ、ラグア様。神格エネルギーをあげるチャンスですよ?」


「クソがっ、やりゃいいんだろ?クソアマっ」


そこで会話は終わり、エリローズはイシュトスの方に戻り、俺はミグとの戦いに集中する。



〜1時間後〜


俺はミグを触手の一撃で引き裂く。

もう何回目だ?

とっくに数えてねーや。

作業ゲーとかクソだるいわ。


だが、神格エネルギーの方は順調に増加を続けている。

あと何回かはわからないが、上級魔神の兆しも見えはじめている。

エリローズの話だと上級魔神になれば神級スキルの数が3つに増えるらしいけど、何が増えるんだろう。

俺が完全に作業ゲーに飽きてぼんやりそんな事を思いながら攻撃していた時だ。


ミグが言う。


「イシュトス君ー。もういい?」


イシュトスは答える。


「ああ、もういいぞ」


「オッケー。じゃーよろしく」


ミグはイシュトスに言った。


イシュトスがミグの言葉を聞いて、片手をかざすと空間が裂ける。

避けた空間から次々に出てくるのは、おびただしい量の軍勢…

しかも一体一体が最低でも下級神クラス…


「キャハハハハっ、さあ、ラグア。ここからが本番だよ?簡単には死なないでね?」


ミグ・ヒピーは笑いながらそう言ったのだった。


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