第17話モレストの町
ミールの村を出て約三カ月、俺が転生してから約七ヶ月、ようやく俺はモレストの町についた。
そして眼前には、満々たる将兵その数約1万。
別に数えた訳じゃねーが、それぐらいはいると思う。
てか予想だと、途中で討伐隊に出くわすと思ったが完全に外れたな。
まさか町の守りを固めてくるとは思わなかったが、賢い選択だとは思う。
もし討伐隊が俺と入れ違いにでもなったら、無防備な町を潰してくださいって言ってる様なものだ。
「すいません、ラグア様。予測を外してしまいました。」
と俺に言うエリスは、この三カ月間でだいぶ普通になった。
俺は殺人鬼だし精神異常者だが、別に友人がいなかった訳ではない。
俺は仲間には優しいのだ。
もっとも、俺が指名手配されている時に
「あーいつかヤルと思ってたんですよね、今思うと何考えてるかわからない気持ち悪いヤツでした。」
とかテレビのインタビューでほざいたヤツは、もちろんぶっ殺したがそんな事はどうでもいい。
ちなみにエリスは、この三カ月間のパワーレベリングで、ステータスだけならウォルトと同等クラスになった。
まあ、剣技のスキルもないのでウォルトよりは弱いが。
ちなみにパワーレベリングのやり方は、俺が瀕死まで追い詰めた魔物を、エリスがトドメを刺すの、繰り返し。
ちなみにもう一つ言うなら、俺が前世で学んだ殺人格闘術をエリスに教えたところ、エリスは体術Level1を習得した。
今では体術Level8まで上がっている。
そして俺だが、エリスに体術を教えた時に、忘れてたかのようにステータスに、体術のスキルが現れた。
しかもいきなりLevel50。
エリローズのバカのいい加減さには、マジでムカつく。
まあ、このスキルは人間形態じゃないと使えないが。
人間形態の体術スキル補正がかかった俺の一撃は、アメーバ形態の質量に任せた体当たりをも凌ぐ。
このスキルを得た事により、マジでアメーバ形態になるメリットが消滅したので、それからはずっと人間形態だ。
ちなみにこの三カ月で、俺のレベルは21まで上がり、
平均ステータスは3000万近い。
ちなみにこれがエリスのステータス。
固有名 エリス
種族 人間
Level69
HP4900000/4900000
MP4050000/4050000
力5120000
耐久4080000
俊敏6030000
通常スキル
言語理解
体術Level8
固有スキル
なし
称号
魔物の配下
完全な俊敏特化型だ。
だが俊敏の大切さは、俺が1番よく知っている。
ヒットアンドアウェイで勝った戦闘を覚えているだろうか?
新しく称号スキルに加わった魔物の配下は、俺の配下になった事で得たスキルだろう。
まあ、説明はこれぐらいにして、みなさんお待ちかねの殺戮を楽しもう。
お前だけだよ‼︎と突っ込める常識人は不在のままだ。
次回久しぶりの戦闘回?殺戮回?です。




