第13話はじめての配下
俺は一気にレベルが10まで上がったのがわかった。
ステータスが倍近くまで跳ね上がる。
固有名 なし
種族 ベビーローズアメーバ(進化数3)ランクC
Level10
HP21500000/21500000
MP20100000/20100000
力19700000
耐久19000000
俊敏21400000
通常スキル
土魔法Level10
擬態
言語理解
固有スキル
神託
マナ吸収Level30
称号
転生者
突然変異
生態系破壊
ステータスは半端なく伸びたが、スキルは上がってない。
やっぱスキルもある程度までいくと、あがりにくくなるんかな?
まあそれは置いといて、ぶっ倒れてた女が目を覚ます。
結論から言うと、俺はコイツを生かそうと思う。
理由は単純。
俺はこの世界について知らなすぎる。
かと言って、エリローズのバカに頼ってたら、殺されかねない。
もはや俺は、コイツの言う事は完全に信じていない。
俺達を賭け馬にした、代理戦争の話もどこまで本当かわかったもんじゃない。
したがって、俺は早急にまともな参謀を配下にする必要がある。
それがコイツだ。
「あわわわ、おっお願いしますどうか見逃してください。」
うん、完全にビビりまくってる。
こういうヤツをみると、どうやって殺してやろうかなと考えそうになるのを、俺は無理矢理思考を止める。
おい、これ俺にとっちゃ拷問だぞこれ、目の前に嬲り殺しにできる対象がいるのに、殺せないとかヤバイだろ。
皆さんにわかりやすく例えると、丸1日飯食っていない状態でステーキを食べてる人を、ただ見てる。
そんな気持ちだ。
耐えろ俺、耐えろ。
今は欲望より、自分の安全の方が大事だ。
あのバカに命預けてたら、いずれ殺される。
俺は脳内で無理矢理解決すると、女に向かって言う。
「俺と共に来い。拒否権はない。」
拒否権はない。女は他人事の様に思う。
もし断ったなら、自分は一瞬で肉片に変わるだろう。
女はウォルトが死んだところを見てはいないが、相手が自分なんかが、太刀打ちできる相手でない事ぐらいわかる。
実際もし断った時には、一瞬で肉片にはならずに嬲り殺しにされていただろうが、それは女にはわからない。
「こっこれからよろしくお願いします。私はエリスと申します。あなた様はなんとお呼びすればよろしいですか?」
こうして奴隷の女エリスが配下になった。
てか名前か、そろそろ決めないとな、俺は先延ばしにしていた名前を考えるのに、頭を悩まずのだった。
配下ができました、次回主人公ついに、名無しのアメーバ卒業です。




