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第94話エリスの相談

少しリアルが忙しいので投稿時間がまばらです。

すいません。


私達はエルライド王国に帰ってきた。

ゴルド・シーマは現在ラグア様と面会中だ。

ゴルドを連れてきてすぐに私はエリローズ様の元へ向かう。


〜〜〜


「おや?エリス様、あなたが私のところに来るのは珍しいですね。どうしました?」


エリローズは言った。


「エリローズ様、折り入って相談があります。」


「あなたやラグア様の頼みなら大抵の事は聞きますよ?なんですか?」


「今回、セルナースの力を見て私の未熟さを痛感しました。このままでは私はラグア様の足手まといになってしまうかも知れません。どうしても神級になりたいのです。どうか力をかして下さい。」


「ふむ、困りましたね。神級と言うとさすがの私でも簡単ではないですね。帝級でしたらできない事もないですが…。」


エリローズ様はいきなり爆弾発言をぶっこんできた。

神級は難しくても帝級ならできる?

私は言う。


「エリローズ様、それはどうゆう…」


いい終わらない内にエリローズは答えた。


「そのままの意味です。今の私は生物に対する干渉に全く制限がないですからね。たぶん帝級程度でしたら可能ですよ?」


私は迷わず答える。


「ぜひ、お願いします。」


「わかりました。ではやりますよ?対象、固有名エリスの帝級スキルへの進化を開始します。王級スキル、拳王を帝級スキル、拳帝に進化を開始します。失敗しました。対象のエネルギーの不足を確認しました。王級スキル、空間王を生贄にして再試行します。成功しました。帝級スキル、拳帝への進化に成功しました。」


エリローズは言う。


「すいません。少しエネルギーが不足してたので生贄に空間王を使ってしまいました。帝級スキル、拳帝に進化してある程度は空間王の力も引き継いでいるのでそこまで不便はないはずです。例えば空間に対する打撃や、打撃をその場に据え置いたりする事も可能なので空を飛ぶ事も海を割った状態を維持する事も可能です。瞬間移動の方は拳圧で空間を裂くと言う、手間がかかりますがそれも可能です。まあ、弱くなったと言う事は無いのでご安心下さい。」


空間王を生贄にされてしまったのは少し驚いたが、拳帝でも十分代用はできるだろう。

それよりも帝級とは言え、こんなに簡単に手に入れていいのだろうか?

はっきり言って私は相談しただけで何もしていない。


エリローズは言う。


「いいのです。エリス様とはもうそれなりの付き合いですし、そもそも私はきっかけを与えただけです。エリス様が元々きっかけさえあれば帝級になれる素質があったのですよ。それよりも帝級になってはじめて神級になるスタートラインに立てたのです。サポートはしますが、ここからはそれなり努力しないときついですよ?」


こうして私はなんの努力もしないで帝級になってしまった。

本当にこれでいいのだろうか?

エリスはそう思うのだった。


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