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第93話魔族領

二日酔いの中書いたのでいろいろおかしい可能性があります。

酷すぎる様なら後で修正するかも知れません。


私はセリー。

魔王ラグア様の忠実なる配下で四天王の1人だ。

今回は同じく四天王のフィリアとフィリムも同じ任務についている。

一応、指揮は話し合いの結果、この中では最古参である私が執る事になった。

ライナーがいたとしても結果は変わらないだろう。

私と同期の幹部のあの男は基本的に頭の中は空っぽだ。

そのくせ無駄に戦闘の才能だけはあるから始末に悪い。


ちなみにライナーとセリーの模擬戦の結果はセリーの24勝26敗で少し負け越している。

しかも、この差はもはや開く一方だろう。


つい数年前までは私の圧勝だった。

それが段々と勝てなくなっていき、最近では搦め手を使わなければ勝負にすらならない。

これで頭が残念で無ければ今頃、ライナーはエリス様に次ぐナンバー3となっていただろう。


………。


認めよう。

アイツは強い。

実力だけならエリス様に次いで文句なしのナンバー3だ。

アイツに私が勝てるのはジャンケンと頭の出来と…?

ん?戦闘以外だいたい勝てるんじゃないだろうか?


まあいい。

私はライナーではないし、ましてやエリス様でもない。

私は私のやり方で今回の任務を成功させる。


魔王ゼブル・ガイウスは第三世代の魔王で実力よりも頭が回る策略家と言われるヤツだ。

気をつけなければ。

私はそう思った。


〜〜〜


私達は魔族領に入った。


魔族領は一応魔王ゼブル・ガイウスの領土と言う扱いだが、基本的に国をなしていない寄せ集めである。

指揮系統も滅茶苦茶、種族も滅茶苦茶、一言で言うと纏まりが無さすぎる。

思想も目的も生まれた環境も違うものが仲良く分かり合えるはずなどなかった。

現在では、魔族領は常に内戦状態である。

これはおそらく、侵略を続けて国が大きくなりすぎた為だろう。

まあ、纏まりの無さは自分達も人の事は言えないが…。

主要メンバーの内、ラグア様の配下は約半分程度だ。

残りのメンバーはそれぞれ指揮系統がバラバラだ。


それはともかく、そんな纏まりのない彼らが散発的に襲ってくるだけで大きな襲撃もなく、私達はゼブル・ガイウスの城に辿りつく。


私は言う。


「フィリア、ゼブルの位置がわかる?」


「索敵によると最下層。まあ、地下3階だね。」


フィリアが答えた。


フィリムが言う。


「つまり、上の城はいらないって事だな。発動、精霊王、火の精霊、フレアボール。」


大量の炎の球が現れ次々と城にぶち当たる。

城は炎上をはじめる。

中からは焼き出されたゼブルの部下達が現れる。


私は言う。


「フィリア、雑魚は頼んだ。フィリム、ゼブルを倒すぞ。サポートを頼む。」


「りょーかい。ゴミ掃除終わったら下にいくよ。」


フィリアが答えた。


私達2人は城の地下を進む。

地下の敵は上階の雑魚よりは多少はまともだったが、ゴミ同然だった。

あんなもので私達を止められる訳がない。


ふいに声がした。


「ほほう?上に1人と下に2人ですか。一見なめている様にしか見えませんが、全員明らかな実力者ですね。

これは光栄に思うべきなのでしょうか?」


現れたゼブル・ガイウスは丁寧にそう言うのだった。





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