クリスマス特別篇2018
本編には全く関係ないです。
嫌いな人は読み飛ばしてください。
「皆さんメリークリスマス。今回はクリスマス特別篇と言う事で、私エリローズとラグア様で進行していきたいと思います。」
相変わらずうるせーヤツだ。
クリスマス?
何それ?美味しいの?
まともな幼少期を過ごしてねーからそんなのほとんど知らねーよ。
俺は言う。
「あ?クリスマス?そんなのはまともな幼少期を過ごしたヤツの為のイベントだろーが。俺はクリスマスプレゼントなんてもらった事ねーぞ?」
エリローズは答える。
「甘い、甘すぎますよ?ラグア様。クリスマスと言うのは、サンタクロスと言う挑戦者達の返り血で濡れたジジイから、金品を強奪すると言うイベントですよ?戦いもしないではじめから諦めるなどラグア様らしくないですよ?」
いや、色々違うだろ。
いやこれが違うのはわかるが、クリスマスを説明しろって言われるとできない。
俺は言う。
「どこの強盗だよ?いくらそのサンタが殺人犯だっていってもそんな通り魔みたいなヤツにやられちゃたまんねーだろ?あっ、前世の俺ほとんど通り魔みたいなもんだったわ。」
「じゃあラグア様の思うクリスマスってなんですか?まさかそのジジイが、自分から金品を差し出すとでも思っているのですか?」
いや、そんなヤバイジジイは絶対にくれないだろうな。
ん?じゃあこれでいいのか?
なんか釈然としないけどまあいいや。
どうせ、ただの番外編だ。
何やっても許される。
エリローズは言う。
「じゃあ、皆さんの為にプレゼントを奪いに行きましょう。アルムスにはそんなイベントはないので、別の星に飛びますよ?」
俺達は転移した。
俺は言う。
「あ?ここは地球か?」
「地球ではないですね。クリスマスとはこの星の伝統行事みたいですよ。あっ、いました。あれがサンタクロスです。」
見ると返り血に染まりながら子供達を虐殺している、ジジイがいる。
てか子供食われてるし。
物理的な意味で…。
あのジジイ内蔵系が好きみたいだな。
俺もホルモンは大好きだ。
髭は元々は白かったのだろうが、返り血で真っ赤に染まっている。
服も同様だ。
その目は完全にイッちゃっている人の目だ。
完全にヤバイジジイだ。
あれはサンタさんじゃない。
ただのサイコさんだ。
エリローズは言う。
「さあ、いきますよ。早くしないと別の挑戦者に奪われてしまいますよ?」
サンタさん改めサイコさんの持っている袋は髭や服同様、返り血に染まって真っ赤だ。
中身も絶対に無事ではない。
俺は言う。
「アホらしい。帰る。」
俺はアルムスに転移した。
ちなみに俺は見ず知らずの子供達を助けるお人好しではない。
だって俺日本最悪の連続殺人鬼だよ?
「なんだこの茶番は。エリローズ責任とってなんとかしろ。」
「とりあえずこの言葉を言えば全て許されるみたいですよ?」
「あ?なんだそれ?」
「せーのっ」
「「メリークリスマス」」
なんだよこれ?
マジでグダグダだよ。
番外編なんかもう二度とやりたくねーよ。
俺は心の底からそう思った。