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after85神星帝争奪戦(裏)11


何か…必ずこの状況からでも打開案はあるはずだ…

ミオンは考える…


目の前で弟がミーラルに飛びかかり、完全に遊ばれているが、そんなものはもはやどうでもいい。

むしろ自分が邪魔されることなく、突破口を考える時間を作ってくれることに対して、好ましくすら思う。




「諦めの悪いガキや。まあ、わっちの退屈凌ぎに付き合ってくれるんやから感謝してもええんよな?」


「くたばれババアつ!!」


「…頭が悪いんかい?わっちがくたばったらお前らの負けなんよ?まあ、お前程度の実力じゃ、それすらできそうになさそうやがな?え?」


「クソがっ!!」


攻防…

いや、攻撃しているゲオンに対して片手間に遊んでいるミーラルという図が繰り広げられている…



状況を整理しよう。

ミーラルはほぼ勝ち確定にも関わらず完全に遊んでいる…

ミーラルの勝利条件は自身の分体の死か、定期連絡までの時間稼ぎだ。

手っ取り早く勝つなら、前者だ。

にも関わらず遊んでいる現在の状況はミーラルの性格ゆえのものなのだろう。


天然のアラウザルゴッドの中では、目覚めた順番は遅い方だ。

正確には下から数えて3番目だ。

後に覚醒した、エリスとリーゼよりは早い。

もっとも実力ではこの2人の方が遥かに上だが…


現在は古参のアラウザルゴッドは、エルミナと数日前に復活したオルメテウスを除いて、全てラグアたちに殺されたが、ミオンにとっては古参も新参も天然のアラウザルゴッドの時点で変わらない…

何故なら自分が生まれる遥か前から、語り継がれる生きる伝説だからだ。


そんな天然のアラウザルゴッドには、それぞれ、永天の全宇宙の統一前に全宇宙で暴れ回っていた頃の別名がある。


曰く、ミーラルの別名は黒蛇…

狡猾で、弱者を痛ぶることを好む…

一方で強者に対しては絶対に逆らわず、媚び諂う…

記録に残っている戦いからも、そんな腐りきった性格は明らかだ。


現在の状況…

ミーラルの弱点…

いや、欠点といえる部分はこれぐらいしかない…


「ほれ?どうしたんよ?情けないんよ?オリジンゴッドがわっちの独立分体に触れることすらできないなんてさ?え?」


独立分体…

これだ。

か細い…ほんの一筋の希望…

だが、はじめて見えた突破口…

やるしかない。

やらなければ、どのみち終わりだ。


ミオンは生き残るために覚悟を決めた。


次回更新は11月2日を予定しておりますが、多忙により、遅れる可能性が少なくありません。

予めご了承ください。



すいません、出張が終わりません…

もうしばらくお待ちください。

すいません…

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