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after83神星帝争奪戦(裏)9


いつも通りに結界をぶち破り転移したミオンとゲオンは予定通りに、神通、神託を阻害した上で、この宇宙からの脱出をできない様にする…


いつも通りの戦術だ。

それだけで問題などなかったのだ。

これまでは…


「!?っ、くっ!?」


「!?っ」


気づいたのは神格エネルギーの差から、ミオンの方が若干早かった。

だが、そんなものは所詮誤差でしかない。

なにしろミオンの眼前にいきなり膝が現れて、ぶっ飛ばされたのだから…


吹き飛んだミオンは混乱しながらも体勢を立て直す…

ダメージはない…

そもそも神格エネルギーなど一切感じなかった…

だが、これは間違っても帝級クラスごときにできる動きではない。


体勢を立て直しながらミオンは神の千里を媒体に、自分の顔面に膝蹴りをかました存在に天刃の概念をぶっ放す…


だが…


「躱された!?」


恐ろしいことにその存在は天刃の概念の発動を見てから、最小限の動きで躱して見せたのだ。

ただの帝級クラスなら、反応すらできるはずなどないはずなのにだ。


「当たり前なんよ?そんな恐ろしいもんに当たったら死んでまうわ?」


ここで体勢を完璧に立て直したミオンはその存在を直視する…

着物と呼ばれる和服に、黒髪…

たしか…


「ゲオンっ!!やめ…」


「てめえっ!!…ぐっ!?ぐはっ!?」


その存在に飛びかかるゲオンを止めたが間に合わなかった。

そいつは恐ろしい速さでゲオンの懐に潜りこみ、鳩尾に一撃を入れて浮かせたあとに、恐ろしい速さで回り込み、真下に向けて叩き落とした…


オリジンゴッドの…しかも初期ではない、それなりのレベルに位置するゲオンに大してこんなことができるのは、完全に化け物だ。


ゲオンはもの凄い勢いで真下に落下していき、おそらく無人の小惑星にぶつかり、それを木端微塵にしても勢いは収まらず、ついには見えなくなってしまった。


ミオンはその存在を睨みつけた。

予想が正しければおそらく、最悪最低の相手だ。


「なんや?その目は?気に入らんなー?人様の宇宙で暴れるのはよくて、逆に形勢不利ならその態度。一体どんな教育を受けたらこうなるんよ?え?」


対する黒髪の女はこちらをあからさまになめている様な目で見返してきた。


「お前は…」


「わっちか?人様の宇宙にあいさつも無しに乗り込んできた無礼極まりない連中に名乗る義理なんてないんやが、今日のわっちはすこぶる機嫌がいいから名乗ってやるんよ?」


黒髪の女は一度そこで言葉を切ってから口を開く。


「…わっちが統括する宇宙へようこそ。わっちはミーラル・イグロシアル。惑星国家イグロシアル、四宙天の2番手…今から約1500万年前の最後の戦い…ラグア様が神帝に至ったあの戦いでは、肩を並べて戦った…わっちは永天ラグア・エルライド・イグロシアル様の配下にして、戦友よ?」


それは、ミオンにとっては死刑宣告とも言える返答だった。


すいません、残業続きで全く間に合いませんでした。

更新は一週間ほど延期でお願いします。


次回の更新は10月12日を予定しております。


申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

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