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after80神星帝争奪戦(裏)6


テラの踏み切りに対して、ミオンとゲオンの反応はお互いに目配せするというものだった。


どっちがやる?


目配せの意味はそれだけのことだ。


そして、テラが到達するまでのほんの僅かな時間のうちに決論は決まり、ゲオンが前に進み出る。


別にどちらが出てもよかった。

そもそもたかだか初期オリジンゴッドごときに、遅れをとるような二人ではない。


残ったミオンはゲオンが出るのを確認すると、すぐさま転移する。

結果などわかりきっている。

弟がこんな雑魚に負けることなど万に一つもありえない。


唯一敗北する可能性があるとすれば…


何かの間違いで、応援を呼ばれて永天の側近…

いや、リムリット神衛団とかいう、永天の直属の近衛兵の1体でも来れば、おそらく…いや、確実に負ける。

一応、神通妨害によって遮断はしているが、異変に気づいたそいつらが飛んできたら確実に詰む。


そちらの可能性の方が限りなく0に近いとはいえ、ゲオンが負ける確率よりも遥かに高い…


ならば自分の行動は決まりだ。


劣化アメーバを護衛の神ごと即時粉砕する。


それがミオンの出した答えだった。




転移したミオンはすぐさま気配を探る…

神格エネルギーは…つまり中級神クラスの神たちが、ある一箇所に集まっている。


ミオンはそこにオーバーキルともいえる量の神格エネルギーを込めて即座に攻撃する…


「「!?っ」」


テラの命令でギウラを守っていたテラの配下の神たちはギウラの周りを完全防備で固めていた。


だが、それは最悪の選択だった。


テラ配下の神たちはそのスキルによって、自分たちとギウラの姿を完全に消していたのだが、遥か格上のオリジンゴッドであるミオンから隠し通せるわけもない。


「わざわざご丁寧に自分たちの位置を教えてくれるなんて手間が省けたよ?」


ミオンの言葉を聞く者は既に存在しない。


テラ配下の神たちの最良の選択…それでも時間稼ぎにしかならないが、それはギウラの影武者を用意して宇宙の中でバラバラに散開することだった。


そうすれば、ギウラと面識がなく、ギウラの気配を知らないミオンはしらみ潰しに一つ一つ片付けるしかなかった。

さらにもし、そんな手を打たれれば、本当にギウラを討てたかどうかも怪しくなるので、目撃者を含めたこの宇宙の大半を皆殺しにする必要があった。


時間をかけていられないミオンたちにとって、これは最高の結果であった。


多忙により次の更新は9月14日となります。

すいませんが、ご理解お願いします。

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