after61神星帝争奪戦43
その頃…
〜本戦会場〜
「それでは第六試合っ!!まずは予選突破者からっ!!…父は偉大なる永天様の子にして、10番目の実力者、ゲール・オルガット・イグロシアル様っ!!…その子である彼にも、そのお力は受け継がれているのか!?準星帝っ!!ゲノー・オルガット・シアル様ー!!」
若干言葉につまりつつも言い切ったジェシカの紹介のあと、ゲノーは跳躍し、試合場に着地する…
「…ひっ!?…申し訳……ございません…」
その短い悲鳴はジェシカから漏れたものだった。
ゲノーは今までの準星帝とはうって変わり、ジェシカにゲノーからしてみれば、ごく少量の殺気をぶつけたのだ。
殺される…大お母様…どうかお助けください…
ごく少量とは、いえ、オリジンゴッドの…それもラグアの孫にあたる者の殺気だ。
もはや、ジェシカは次の紹介など、読める状態ではない。
その時だ。
「…おい?お前、あんまりカティアの子孫をいじめてんなよ?俺はアイツに返しきれないほどの恩がある。これ以上余計なことするなら、俺が黙っていないぞ?…ジェシカだったよな?悪かったな?落ち着いてからでいいから読んでくれよ?」
優しく…そして力強い声が響くと、その本人が壇上に上がる。
ゲノーはその瞬間目を見開く…
そして、次の瞬間にはもはや土下座に移行していた。
「!?っ…申し訳ございませんっ!!ぶ…分をわきまえない行動をどうかお許しくださいっ!!」
それはゲノーにとっては悪夢以外なにものでもない。
最高幹部なのだから、相手のほうが立場は上なのは当たり前だが、このお方は他の最高幹部たちとは完全に異質だ。
星王と友人関係を結んでいる最高幹部など、このお方だけだ。
実力?勝てるわけがない…
神話級…それも、父や…それどころか、永星帝であるリーゼ様以外の星帝たちでも、なることが叶わかった、イグロシアルが誇る力の象徴…
イグロシアル最高戦力の一角なのだから…
「…あっありがとうございますっ!!」
若干涙ぐんだ声で返事をしたジェシカは次の瞬間には普段の調子を取り戻し、紹介文を読み上げる。
さすがはプロである。
「続きまして、私の偉大なる大お母様であり、偉大なる永天様の友っ!!星王カティア・ドーラス・イグロシアル様推薦っ!!惑星国家イグロシアル、最高幹部にして四天王…。偉大なる大お母様の親友であり、偉大なる永天様と同郷のこのお方っ!!シュドレ・イロード様っ!!」
すっかり調子を取り戻したジェシカの紹介に合わせ、シュドレは高らかに右手を掲げるのだった。
すいません。
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