after52神星帝争奪戦34
サトローズ改め、エリローズはそんな声がした上空に視線を送る。
「なんなんだっ!?お前は!?」
「いや、ポ○モンネタ引きずりすぎだよ?ロ○ット団ネタとか絶対やらないからね?」
言いながら声の主であるリーゼは試合会場に降り立つ。
「…ツレないですね。ラグア様ならノリツッコミしてくれるところですよ?」
「…パパ?パパが出てきたら問答無用でイグロシアルに強制送還だよ?リーゼが優しく注意しにきたうちに聞いてほしいんだけどな?」
観客たちや、ゴルーダやミラリーにはリーゼとエリローズが何を話してるいるのかは、大まかにしかわからない。
特に会話を遮断しているわけではないので、リーゼがふざけすぎたエリローズを注意しにきたということまではわかったが…
そして一瞬考えたあとにエリローズは折れる…
「……まあ、それも一理ありますね。たしかにラグア様が来たらおそらく帰らされてしまいますね」
ここでエリローズはようやくやる気になる…
その瞬間、エリローズから濃厚な…それだけで神すら殺せそうな程の殺気が溢れ出す…
これにはゴルーダもミラリーも硬直する…
これが全宇宙の頂点の一角…
偉大なるお祖父様の古き友の実力…
体が動かない…
先程までのふざけていた様子とは打って変わり、やる気になったエリローズにゴルーダは畏怖と同時に尊敬の念を覚える…
「じゃー、リーゼは行くね?…一応これはリーゼからの個人的な忠告だけど、ふざけるのもいいけど、ほどほどにね?お祭りだからってあんまりはしゃぎ過ぎると、本当にパパが出てきて、イグロシアルに帰されちゃうよ?」
「真面目に厳選したネタなんですがね…」
「いや、ある意味では遊びに真面目なんだろうけどさ。まあ一応、忠告はしたからね?」
その言葉を最後にリーゼは転移する。
そして…
〜
「よくも…よくも…テオチューを…こうなったら…」
リーゼがいなくなったことにより、サトローズのキャラに復帰したエリローズだが、さすがに多少は注意した効果があったのだろう。
エリローズの手には真っ黒な球体…
超圧縮した消滅の概念の塊…
それにかなりの量の神格エネルギーを込めている。
「マス○ーボールを使うしかないっ!!」
エリローズは言いながらゴルーダ、ミラリーに向かって投げつけた。
カスっただけで下手ななり損ないのイナゴ程度なら塵も残さず消滅させるそれは、視認不可能なスピードでゴルーダとミラリーに向かって襲いかかる…
〜
「なっ!?ボールの当たりどころが悪くて死んでしまっただと…ゲームのバグかっ!?こうしちゃいられない…早くテオチューをポ○モンセンターに連れていかないとっ!!」
もはや当たりどころとかそんな問題ではないが、明らかにメタな発言で無理やりキャラを維持しつつ、エリローズは死にかけのテオレームを引きずり試合場をあとにするのだった。
すいません、リアル多忙で間に合ってません。
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