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after13宣言


それから数日後…


〜惑星国家イグロシアル、リーゼの私室〜


リーゼは尊大に立派な椅子に腰掛けながら静かに口を開く。

今のリーゼの姿は全宇宙に中継されている…


『聞け。全宇宙の親愛なるパパの民達よ。リーゼはリーゼ・エルライド・イグロシアル…。永星帝にして、全宇宙で唯一、パパと同じ名を名乗ることを許されたパパの長女…』


全宇宙にリーゼの声が響きわたる…

全宇宙がざわつくのが手にとるように感じる…


『さて…親愛なるみんなとしばらく話していたい気持ちあるけど、なかなかそういう訳にもいかないから、さっそく本題に入らせてもらうよ』


リーゼはそこで間を置く。

全宇宙が聞く姿勢に…リーゼの次の言葉を固唾を飲んで待つのが伝わってくる…


『まずはみんなにお礼を言いたい。リーゼにとってはパパにあたる…永天、ラグア・エルライド・イグロシアルの世を今日まで盛り上げてくれたことに対して…それに関してはリーゼもとっても嬉しいよ』


心にもないというわけではないが、他者を惹きつけるリーゼのカリスマ性は健在だ。

全宇宙でリーゼの言葉に耳を傾ける者達のテンションは上がる。


『うんうん。みんなのその気持ちはリーゼの…そして、パパや今を作ってきたイグロシアルの仲間達の一生の宝物だよ。さて、そんなみんなに問いたい。今回、五代目神星帝…リーゼにとっては妹にあたる、ミリー・オルガット・イグロシアルが神星帝の座から降りたのは知っているかな?』


ミリーがクビになったことを薄々勘づいている者たちはいるだろうが、あえてリーゼはそれをボカした。


まだ数日のせいか、知らない者がほとんどのようだ。


『さて、ここまで言ったらわかるね?次の神星帝を決めなければならない。でも、これを聞いている中には、ごく少数かも知れないけど、神星帝の存在意義に疑問を抱いている者たちもいるみたいだね?正直に思っていいよ?ここでマイナスの感情を感じとってもあとでリーゼがそいつを咎めたりなんかしないからさ?』


聞いている者達の反応はさまざまだ。

だが、ミリーのおかげで神星帝に対するマイナスイメージをいだいている者達も、リーゼの後半のその言葉でそんな考えを無理矢理引っ込める…


全宇宙のNo.2であると同時に、天文学的な数の者たちの感情と思考を完璧に読み取るというリーゼの噂…

いや、全宇宙統一の立役者とも呼ばれるリーゼなのだ。

全くのデタラメでもないのだろう。


そんな存在が咎めることはないと言っているとは言え、それは永天支配下の全宇宙に住む者としては当然の判断だった。


『ふふっ、そんなに遠慮しなくてもいいのに…。でも、リーゼから一つだけ言えることがある。神星帝は必要だよ。パパが…永天ラグア・エルライド・イグロシアルが作ったこの平和な世界の象徴として…。再びみんなが殺し合う世の中にならない為にも…パパと…そしてこれを聞いてくれているみんなで作った世を守る為にも…』


ここでリーゼは表情を悲しそうなものに変える。


『でも…悲しいよね…。最近はみんなとは言わないけど、そんな意識が薄れつつあるみたい………このままじゃいけない。そうリーゼは思うんだ』


大衆を惹きつけるリーゼの中継演説は続く…

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