after12神星帝争奪戦
『まあ、お前はそうだろうな?一応俺の口から言っとくと、次の神星帝を決める為にちょっとした余興をやる。具体的には全宇宙から立候補を募り神星帝の座をかけて競わせる。ミリーに反対した連中は喚くぐらいなら自分で神星帝をたてろって話になるから、次の神星帝に文句を言える資格がなくなる。一応、内容は力、知謀、軍略の3つの点でいこうと思う』
『なにそれ面白そうー。あたしも出るー』
『…ミグ、あんたが出たら知謀と軍略がどうしようもなくても、たぶん力だけで優勝しちゃうよ?そしたらあんたが神星帝だけどそれでいいの?』
『え?やだ。めんどくさい』
話の腰を折るミグのバカ丸出しの発言…
だが間違っても神星帝などやりたくはないミグはすぐさま意見を覆す。
『…この際バカな発言は目を瞑る。お前らには星王推薦枠として一人ずつ用意して欲しい。なんか質問はあるか?』
『参加資格はー?』
ミグはそう聞いた。
ミグにしてはまともな質問だ。
『参加資格はない。具体的には一般人から、俺達まで立候補さえすれば出れるようにするつもりだ。まあ、俺達の中に立場が上がるわけでもなく、めんどくせーデメリットしかない神星帝をやりたいヤツなんかいないとは思うがな?』
『まあいないだろうね?』
『あたしは絶対やだからね?』
リーゼとミグもその言葉に同意する。
『まあ、やるのは1か月後だ。リーゼ、戻ってからでいいが、全宇宙に宣言しとけよ?』
『りょーかいパパ。ちなみにだけどパパの推薦枠もいるの?』
『俺の推薦枠か。まだ迷ってるんだよな。どうするか…無しの可能性もあるが…』
『オルメテウスを使うなら神星帝より、四宙天の方がいいと思うよ?エルミナはイグロシアルに戻りたがってるんでしょ?それに最悪決まった六代目神星帝がポンコツでもオルメテウスならなんとかできるでしょ?』
『まあ、そっちの方がいいか。お前らも1か月の間に誰を推薦するか決めとけよ?………ミグ、一応言っておくが推薦枠は予選なしで本戦に出場させるからあんまりふざけた選出はするなよ?』
『まあ、リーゼはもう決まったよ』
『わかってるよ。誰にしよーかなー?』
リーゼはもう既に誰を出すか決めたようだ。
リーゼの選出はおそらく優勝候補だろう。
『まあ、当日は一応俺も出向くが、今回のこれは半分は暇つぶしの祭りってところだ。まあ宣言だけはしとけよ』
ラグアは最後にそう言い残すと神通を遮断する。
全宇宙をあげた壮大な暇つぶし…
神星帝争奪戦は1か月後だ…




