第1017話異世界転生した死刑囚2
リーゼを怒鳴りつけようとしたところで俺は踏み止まる。
今回の最終決戦の1番の功労者はコイツだ。
それこそ、これぐらいのわがままを許してもお釣りが有り余るレベルだ。
玉座の間は既にお祭り状態だ。
リーゼは続ける。
「永天の権限は全てにおいて優先される。そして二代目神星帝には、他でもないリーゼがなることを宣言するよ!!」
これでも余裕でお釣りが…
ん?待てよ。
二代目神星帝?
ってことは?
『当たり。支配したってパパは全宇宙の管理なんか自分でやりたくないでしょ?面倒ごとはリーゼの分体にでも押しつけて余生…いや、永遠の余生を余生っていうか知らないけど、都合のいい時だけの支配者って事で、いっしょに楽しくやろうよ?』
見計ったかのようにリーゼの神通が飛んでくる。
普段はリーゼに任せといて都合のいい時だけ文句を言える権限か。
悪くねえな。
俺はリーゼに久々にやりやがったと思ったのを改める…
そう考えると永天も悪くねえか。
よし…
俺は口を開く。
「皆…よく知った顔がほとんどだが、比較的新しい顔ぶれもいるな。だが、こんなこと言うのは俺らしくねーかも知れねーが、一応礼を言わせてくれ。よく今まで俺についてきてくれたな?」
歓声が一旦静まる…
俺の次の言葉を待っているようだ。
「さて、そんな俺について来てくれたお前らに、俺は永天、ラグア・エルライド・イグロシアルとして、お前らに問う。お前らは誰の配下だ?」
「「永天、ラグア・エルライド・イグロシアル様ですっ!!」」
一同の声がハモる。
何人か別の空気の読めない言い方をしたヤツもいたが、それは他の声にかき消された。
「全宇宙は誰のものだ?」
「「永天、ラグア・エルライド・イグロシアル様ですっ!!」」
次の俺の問いにも一同はそう返す。
「そう。俺と…そして俺を盛り立てるお前らのものだ。宇宙を支配する自覚と責任?そんなどこかの校長みてえな堅苦しいことなんか言う気はねえ。てめえらは俺の大切な仲間だ。今までもこれからも…」
俺はそこで一度言葉を切る。
「だからてめえらに永天として最初の命令を下す。やりたいようにやれ。俺の名の下…全宇宙の絶対の支配者として永遠に君臨し続けろ?文句ねーよな?あ?」
俺のその言葉と共に歓声は最高潮を迎える。
全宇宙に対する独裁制…
そんなふざけた夢物語が現実になった瞬間だった。
一応本編はあと1話で完結となります。
というわけで回収しきれなかった伏線はアフター編でやるとして、いまさら後戻りできない内容については質問コーナーをやりたいと思います。
何かあれば、回答は遅いかもしれませんが必ずしますので、お気軽にこの話の感想欄にでもお願いします。




