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第999話白と青のグラデーション64


さて、そうと決まったら一度俺もやりたかったことがある。


「権能っ!!」


俺は権能の概念を発動させる。


「ぐっ!?」


ミグはくぐもった悲鳴をあげるとそのまま動かなくなる。

何をしたか?

権能の力押しで正面からミグの魂を消滅させた。

これでは肉体は生きていても屍も同然だ。


一応権能の概念の抵抗はあったが、そんなものは微々たるものだ。


今回は他の技と絡めることなく、権能のみで押し潰した。

黄泉の神の復活ももちろん権能で止める。

さあどうでる?


「ラグアぁぁぁ!!」


俺の真後ろから切り込んできたミグの一撃を俺は見もしないで触手で受ける。

どうやら一度きりってわけじゃないみたいだ。

だが、ミグの声に若干焦りが見えるのは、俺の気のせいではないはずだ。

つまり何回も使えないという俺の予想はあたりのようだ。


「あ?そこは俺の間合いだろうが?」


「!?っ」


俺の神帝の絶対領域の気配を察知したミグは即座に退く。


「逃さねーよ。権能っ!!吹き飛べ」


「ぐっ!?」


今度は魂ではなく、ミグの体が神格エネルギーごと爆ぜる…

抵抗が若干強くなった気がするのは俺の権能が僅かに弱まったからだろう。

まあ、このぐらいなら当分問題はない。


「あーっ!!クソっ!!」


もう復活する前提でやっていたが、やはり案の定ミグは復活した。

だが、先程と違って仕掛けてはこない。


「どうしたよ?かかって来いよ?権能を使って欲しかったんだろ?遠慮はいらねーぞ?そんなんじゃ俺の権能の力押しが嫌だって言ってるようなもんだぞ?」


「くっ…」


俺の先程の意趣返しにミグは歯噛みする…


どうやらミグは俺に権能を使わせたかったみたいだが、それはつまり無駄撃ちをさせたいわけでこの使い方はお気に召さないらしい。


ちょっと煽ってやるか。


「よお?だいぶ焦ってるみてえだがどうしたよ?その様子じゃあと何回も復活できねーみたいだな?」


「黙れ…黙れ黙れ黙れ黙れぇぇぇ!!」


ミグの捨て身の特攻…

俺はケチることなく、権能でしっかりと処理する。


これで4回目…

ミグのこの焦り方を見る限り復活できるのはあと5回もないだろう。


復活のカラクリは結局わからず仕舞いだが、別に勝てば興味もない。


俺はそんなことを思いながらミグの復活を待つのだった…

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