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第995話白と青のグラデーション60


勝った…

体も視界もぐちゃぐちゃの満身創痍…

でもなんとか生きてる…

アゼルメーテは例え復帰してもゴッドバーストなんか撃てやしない…

これで…


「!?っ」


その時だ。

勝利を確信したリーゼの目に最悪の未来予知が映ったのは…


「見事…ここまで追い込まれたのは本当に生まれてはじめてだ」


そのアゼルメーテの言葉の直後、アゼルメーテの神格エネルギーが膨れ上がる…


まだ余力があったってこと?

いや、それはない。

最高のタイミングで最高の技を叩き込んだ…

ゴッドバーストもせずに神格エネルギーを上げる方法なんて…


いや…ある。

何故失念していた?

追い詰められれば使う可能性もあっただろうに…

でも直前まで、未来予知はおろか、感情を読む力にも読心にもなんの反応もなかった…

使うつもりなんか微塵もなかったんだろう。


「ゴッドバーストっ!!」


でも叔父さん達が稼いだ時間は無駄じゃなかった…


リーゼはこの隙にゴッドバーストを放つ。


リーゼのゴッドバーストに対しアゼルメーテは防御姿勢すらとらない…

当たり前だ。

満身創痍のリーゼのゴッドバーストなど、そのまま受けたところでダメージはない。

だが目的はそこではない。

神格エネルギーのリセットだ。




「…概念変換…やってくれるね…クソババア…」


リーゼは視線だけで神すら殺せそうな目つきでアゼルメーテを睨みつける。

だが、それも頷ける。

今のリーゼの神格エネルギーはアゼルメーテとの神格エネルギーの奪い合いの乱戦の結果、15万を超える…


「それはこっちのセリフだ。あまりに咄嗟のことで概念を選んでいる余裕すらもなかった…誇るがいい。我をアラウザルゴッドにも関わらず概念融合すら使えんゴミに仕立て上げた貴様の功績を…」


概念変換…

それはかつてコレートルがラグアとエリローズに追い詰められた時に、使った技だ。

概念を神格エネルギーへと変換する。

だが、今回はリーゼが超急戦を仕掛けたおかげでアゼルメーテは概念を選んでいる余裕が一切なかった。


そう。

引き換えにしたのはアゼルメーテがアラウザルゴッド…いや、オリジンゴッド時代から増やし続けた夥しいほどの数の概念全てだ。


そしてそんな代償の結果…


アゼルメーテは神格エネルギーを全開にする…


「「ぐぅぁぁぁぁぁぁ!!」」


それだけで…特に何をしたわけでもないのに、アゼルメーテの周りの連合軍は塵と化す…


それは5億7631万…


アゼルメーテのふざけた神格エネルギーが為せる業だった。

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