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第983話白と青のグラデーション48


激突…

それは互いの全身全霊をかけた全力のぶつかり合いだった。


駆け引き0の高密度の神格エネルギー同士の激突は一方的な吸収ではなく、互いの生命力をすり減らす…


「うぉぉぉぉぉぉ!!」


「しゃらあぁぁぁ!!」


ロロ、エルミナが怒号をあげる。


そして…




決着はついた…

そこに立っていたのは勝者のみ…

いや、それは正しくはない。

勝者は勝者でとても無事とは言い難い状態だった。


「ゲホッ………ギリ…ギ…リ……生き……てっ………か…」


激突の影響で瀕死の状態のエルミナはそう呟いた。


ほぼ互角だった両者の激突…

勝負の明暗をわけたのは、ただの偶然に過ぎない。


「……ゴッ………ちっ……ダ…メか……情け…ねえ…」


その結果なんとかロロに競り勝つことができたエルミナだったが、ダメージは凄まじく、体はピクリとも動かない。

闘争の領域纏いの効果はもはや切れているため、本来ならゴッドバーストで神格エネルギーのリセットを図るところだが、この状態ではそれすらできない。


逆にいうならロロの黄泉の神が発動しなかったのは、闘争の領域纏いが原因だった。


「ちっ……」


舌打ちを一発…

エルミナはそのまま目を閉じる…


少し休めばゴッドバーストぐらいはできるようになるだろう。

戦場のど真ん中で寝るのは、普通に考えれば正気の沙汰とは思えないが、今回はそうするより他にない状況であるし、そもそも誰かに殺される分にはエルミナにとってはなんの問題もなかった。

むしろゴッドバーストを使う手間が省けるという話だ。


その時だ。


「エルミナ様っ!!ご無事でっ!?」


休もうとしたところに起こされたが、聞き覚えのある声だ。


「よ……こ…せ…」


「はっ」


その言葉とともにエルミナを助けにきた殺戮炎舞の一人で序列六位のフィラはエルミナにほんの少しだけ神格エネルギーを分け与える。

ぎこちないが、エルミナの体がなんとか動くようになる…

これだけあればゴッドバーストを放つには、十分だ。

エルミナはゴッドバーストを空撃ちする…


ちなみにフィラがほんの少ししかエルミナに神格エネルギーを分け与えなかったのは、別にケチってるわけではない。

必要最低限以上の神格エネルギーを分け与えれば、フィラ自身がエルミナのゴッドバーストによってダメージを負ってしまう。

今回分け与えた程度の神格エネルギーなら、フィラが無造作に放っている神格エネルギーの方が遥かに上なので、フィラはノーダメージである。


こうして、エルミナはなんとか神格エネルギーのリセットに成功するのだった。

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