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第981話白と青のグラデーション46


エルミナはまず神格エネルギーを全開にする…

その数値は核玉の数値で248…

70程度のロロの神格エネルギーの3倍以上である。


「これほどか…天然のアラウザルゴッドってヤツは…」


ロロは呟いた。


「いらねーよっ!!こんな中途半端な力…ラピロア様…ラグア…それからお前のとこのアゼルメーテやミグってヤツにも遠く及ばねえ…だが、オレは思っちまったんだよ…コイツらと張り合えたら楽しいだろーなってよお?結果身についたのは、この無意味としか言いようのねえ、この中途半端な力だっ!!オレは後悔したさ。こんなことなら、もっと早くコレートルやオルメテウスと殺り合えばよかったってよ?」


狂気に満ちたエルミナの瞳…

これこそがエルミナの本性である。

エルミナはそこで一度言葉を切る。


「だが、最後の最後でオレにもツキが回ってきたみてえだ。これからの世…ラグアの天下になるのか、ラピロア様が君臨し続けるのかは知らねーが、次にお前みてえなヤツに出会えるのはいつになるかわかんねー。久々の大勝負楽しまなきゃ損だよな?」


言いながらエルミナはとんでもない速度でロロに迫る。

だが、今のロロにはそれを躱すこと自体は容易い。

時空の神域纏いで大幅に加速された精神と肉体は恐ろしいほどの動きを可能にする。


先程とは打って変わり、攻勢に出るエルミナがロロに捌かれる形になっている。


「くかかかっ!!仕留めきれねー。だが、これでもオレはオルメテウス亡きあと、アゼルメーテに次いで3番目に古いアラウザルゴッドなんだぜ?こんなもんだったら笑いもんだよな?真覚っ!!」


エルミナの動きはさらに上がるが、それに合わせてロロもピッチをあげる…

激戦…

時空の神域纏いの限界はまだ見えない。

徐々にロロが優勢な展開になっていく…


だが、エルミナはニヤリと笑みを浮かべる。

これでいい。

これでこそ面白い…

いくぜ?

ここからは全力だぜ!!



「くかかかっ!!すぐ終わるんじゃねーぞっ!!領域纏い、概念、闘争っ!!」


「なっ!?」


エルミナがそう言った瞬間だった。

エルミナの動きが爆発的に上がり、逆にロロの動きが若干ではあるが、落ちたのは…

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