第80話神級と神級
ロロ・ベアトリクス、目の前の金髪男はそう名乗った。
確かエリローズと初代ラグアの手下の最後の1人だったか。
えーっと、とりあえず鑑定。
固有名 ロロ・ベアトリクス
種族 人魔王
HP∞
MP∞
力∞
耐久∞
俊敏∞
通常スキル
言語理解
固有スキル
魔王1/15
神格
王級スキル
拳王
剣王
戦士王
光精王
闇精王
暗黒王
金精王
水精王
賢王
竜王
天使王
悪魔王
帝級スキル
死霊帝
次元の帝
時間帝
空間帝
不滅の帝
心眼の帝
魔眼の帝
火星帝
光速の帝
原子帝
神級スキル
時空の神
称号
歩く災害
生ける伝説
大魔王の配下
邪神の下僕
上級神
うわっ、まじかよ…
ソドムより強いじゃんコイツ…
上位3魔王って、全員同格って話じゃねーのかよ?
実力はおそらく俺と同格。
うわーっ、マジでめんどくせー。
ロロは言う。
「さすがはエリローズ様の選んだヤツだな。正直ミグを守りながらでも中級神クラスならいけると思ったが、まさかここまでとはな。ミグお前は逃げろ。俺達が本気でやり合ったら余波だけで、死にかねない。」
「でも…。」
「でもじゃねえ。行けっ。何の為に本体まで出したと思ってるんだ?」
ミグが言われた通り次元の帝を発動させようとするが…
「あれ?次元の帝が使えない。これじゃ逃げられないよ。」
トドメは邪魔されたが俺の制約はまだ生きている。
この場でスキルを使ってまともに戦えるのは、神級スキルが使えるロロと俺だけだ。
俺は言う。
「バカか?俺とお前以外もうまともにスキルも使えないんだよ。発動、万物の神、太陽部分創造、コロナ。」
俺の右手から超高熱の光が飛ぶ。
「発動、時空の神、空間歪曲。」
それをロロは空間を歪曲させて別空間に逃がす。
「なあ?2代目ラグアだったか?俺は神魔大戦、アルムスのほとんどの生物が死滅したアイツらの迷惑極まりない大喧嘩を一度は止めている。なんでそんな事ができたかわかるか?それは単純に俺が上位3魔王の中で最強だからだよ。2代目ラグア、お前に提案だ。このままやり合っても俺達に待っているのは相討ちだけだ。ならこのまま引かせてくれないか?俺達はエリローズ様と敵対するつもりはない。コイツにも言い聞かせるだから頼む。」
たしかにコイツを倒せる算段は俺にはない。
俺だけならな。
「おい、エリローズ。そっちはもう終わってんだろ?出てこいよ。」
「はい、ラグア様。ヒーローはピンチの時に登場するのですよ。なぜならその方がカッコいいからです(笑)(笑)(笑)あっ、私邪神でした。(笑)」
ふざけた発言と共にエリローズが現れる。
ロロの表情が緊張するのがわかった。




