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四十八個めっ♪ 俺って奴は…

凄く遅れました…申し訳ない(汗

久しぶりに平真視点に戻りました。

「起きて?平真」(?)


「・・・れもんか?」


「そうだよ♪おはよう、平真♪」(れ)


「おはよう、れもん」


「ふふっ♪こうやって、起こした平真とおはようって互いに挨拶するだけなのも良いものだよね♪何か、毎日こんな風に挨拶したいなぁ♪とか、思っちゃう♪」(れ)


「おお、何かご機嫌だな?」


「朝から平真といられるだけで、幸せで機嫌がよくなっちゃうのよ?単純すぎるかな?」(れ)


「そ、それを俺に聞かれても…良いんじゃないでしょうか?」


「そっか♪惜しむらくは、おはようのキスが出来なかったことかな?」(れ)


「お、おはようのキス…ですか」


「何その反応?もしかして、りんごと何かあったの?」(れ)


「何故にそんな結論に!?」


「だって、タイミングから見て何かあるなら相手はりんごでしょ?もしかして、昨日りんごとおはようのキスをしたとか…?」(れ)


「そそそ、そんなことあるわけないじゃないですか!?」


「…バレバレなんだけど?」(れ)


「すみません、しました…」


「どういう風に?」(れ)


「どういう風にと申されましても…普通に?」


「目が泳いでる、嘘は良いから本当の事を言いなさい。平真は隠し事が苦手なタイプなんだから無駄な抵抗よ?」(れ)


「い、言わないとダメでしょうか?」


「言わないならりんごから聞くことになるわよ?りんごから聞くのと、平真から聞くのじゃ違うかもしれないと思わない?りんごちゃんが嘘の報告をしたとしても、私たちが信じてしまうかもしれないけど、それでもいい?」(れ)


「うぐぐ…は、話します」


「よろしい」(れ)


「その…起きたらおはようのキスをされていました…」


「え?りんごから…しかも、寝ている平真にしたってこと?・・・口に?」(れ)


「そ、その通りでございます…」


「・・・嘘は言ってなさそうね。と言う事は、りんごがそんなに積極的に…?まさか!?・・・二人きりの外泊でさすがに耐えきれずに…しちゃったの?」(れ)


「しておりませんよ!?本当です!!」


「…りんごに聞くまで保留」(れ)


「なして!?俺の嘘は分かるのではないのですか!?」


「嘘はついてないように見えるけど…必至過ぎて怪しい」(れ)


「そんなバカな!?」


「とりあえず、罰として私におはようのキスを要求します!!」(れ)


「何の刑ですかそれ!?」


「その反応はちょっと傷つくんだけど…」(れ)


「いやいや!びっくりしただけです!?するのが嫌とかじゃなくて!?まずは、どうしてその要求に至ったのか理由をお教えて下さいませんでしょうか!?」


「りんごに対する嫉妬心に決まってるじゃない!」(れ)


「その…そんなにはっきり言われても困ると言うかですね…」


「私とキスするの…そんなに嫌?」(れ)


「そんなことありません!!すぐにさせて頂きます!!」


 あれ?いや…あれぇ!?何かこう…多分演技だと分かっていたはずなんだけどな…れもんの悲しそうな表情を見た瞬間、反射的に色よい返事をしてしまっていた…おそるべし、恋する乙女…


「じゃあ、早くしてね♪」(れ)


「あ、はい」


 こうなったら軽くチュッと…


「なるべく長くしてね♪」(れ)


「よ、喜んで!!」


 あれ?考えが読まれてる?…ここは大人しくさせて頂こう…朝から猛らないように気を付けろよ?平真…


「ん…」(れ)


 目を瞑って待っているれもんに、目を閉じてキスをした。…何度目かになるわけだが、何度してもこう…気持ちがふわふわと…わかるだろ?


 「…ん」(れ)


「!?」


 やっぱり思考を読まれているんじゃないか!?そろそろ、俺が色々危険だと思って離れようとしたら、抱き着いて来て離れられなくなったんですけど!?おはようのキスってこんなに激しくないよね?ないですよね!?


 …やばい、れもんの事しか考えられなくなって来たんだが…!?平常心の平真と言われたこの俺が!?ごめんなさい、嘘つきました…言われたことないです!くあ!?このままだとマジでやばい!!こうなったら、皆さんお待ちかねのあれですね!!


「れもん!!」


「ひぅ!?…もしかして、ついに限界になっちゃった?朝からはあれだけど、平真が望むなら…」(れ)


 俺は、互いの位置を反転させてベッドにれもんを押し倒して名前を呼んだ。理由は一つ!!


「ちょっと走って来ます!!」


「…え?」(れ)


 あっけにとられるれもんを置いて、ささっと得意の早着替えを済ませて早朝ランニングとしゃれこんだ。


「大丈夫だ!俺はまだやれる!そう言う男だ!まだまだこれからだぜ!!」


 我ながら意味不明な事を叫びつつ、今日も平常運転をしている平真君でした…



「なあ、平真…そんなにくっつくと歩き辛くないか?」(明)


「大丈夫っす!全然問題ないっす!!」


「え?何か口調も変だな…何かあったのか?」(明)


「平真はね?少し油断すると逃げちゃうの。だから、こうしてしっかり捕まえておかないとダメなんだよ♪」(れ)


「…どういうことなんでしょうか?信先生教えて下さい!!」(明)


「それを聞いている時点でアウトだよ?まずは、割り込んで良い話題か考えてからにしようか?」(信)


「う…そうだったのか…」(明)


「じゃあ、先に行こうか?れもんちゃん、明が不躾な事を聞いてごめんね?まあ、これが明と言う人物だから許してあげて欲しい」(信)


「何か聞いたらいけない事だったようで…ごめんなさい」(明)


「気にしてないから平気。どっかのすぐに逃げ出すヘタレ男よりはマシだからねぇ?そう思わない、平真?」(れ)


「そ、そうですね…」


「へ、平真大丈夫だ?何か顔色が…」(明)


「ほら、行くよ明」(信)


「い、いや…しかし、平真が」(明)


「いいから!!」(信)


「お、おい!?引っ張るなよ!?」(明)


 明が信に引っ張られて去って行った。引き留めたかったが、そうするだけでもれもんを刺激しかねないので見送ってわけだが…


「ねぇ?平真はどう思う?キスした相手が、急に外に逃げ出すなんて…どう思う?」(れ)


「いえ、それはその…何度も訳を話したと思いますが…」


「そうよね?平真は、私に劣情を催して自分止められなくなる可能性があったから逃げたのよね?それは分かった。でも、それでもね?どう思うか聞いているんだけど…?」(れ)


「ええと…ショックを受けると思います…事情を話したのは後ですし…」


「それが分かってて逃げたって事よね?」(れ)


「違うのですよ!?ぎりぎりだったんです!そんなことを考える余裕がなかったと言うか!?」


「私が言いたいのは、逃げるんじゃなくて話して欲しかったって事なの。私は、確かに時々想いに流される事もあるけど…それでも、平真が本当にストップをかけてくれれば止まれると思ってる。それなのに…」(れ)


「だ、だから!本当は嫌じゃないからまずいんだよ!俺だって…俺だってそう言う事をしたいんですよぉ!!!」


「・・・平真?」(れ)


「みんな分かっていないんだよ!5人とも美少女なの!!俺だって人並みの欲情は抱えておるんですよ!!それなのに、頑張って耐えているんです!もういつもぎりぎりで決壊寸前なんですよぉ!!」


「…何度も聞いているけど…私って、平真にとっても本当に美少女なの?」(れ)


「聞かれるまでもありません!!見た目だけじゃなく、期待した眼差しや、照れている仕草まで全部可愛いんですよ!!もし、れもんが彼女だったらすでに凄い事になってますよ!?」


「…凄い事?」(れ)


「すみません、今のはセクハラ発言でした…」


「そこで下がるんだ…。でも、平真の気持ちは何となく分かるけど…やっぱり、大人しく引き下がってあげるわけにはいかない。許せないもの」(れ)


「…何故でしょうか?」


「…起こす前に、寝言でりんごって言ってた」(れ)


「…何ですと?」


「起こしに行った好きな人が、違う女性の名前を寝言で言ってた何て…どんな気分だと思う?」(れ)


「…俺ごときではとても想像すら出来ません」


 不味くないか?これ…俺って思いっきり寝ている間にやらかしてんじゃん?しぬの?今日が俺の命日になるの!?


「すごいショックだった…。でも、気持ちを切り替えてテンションを無理に上げていたの。そうしてるうちに収まるかと思っていたら…りんごと何かあったみたいなのが分かったわけだけど…」(れ)


「誠に申し訳なく…」


「でも、おねだりまでしてキスして…それで、気持ちを切り替えられたと思ったらさ…平真が逃げたの」(れ)


「大変申し訳ございませんでした!!」


 さすがに公道で土下座はまずいと思ったからそこまではしなかったが、思い切り頭を下げて謝罪した。ええ、90度は越えておりますよ!


「絶対に許さない」(れ)


 ひぃぃぃ!?久しぶりに、笑顔の狂気を見ましたよ!?女性は怒らせてはダメって事ですよねぇ!?


「ど、どうすれば許して頂けるのでしょうか!?」


「…ここでキスして」(れ)


「・・・なんと?」


「今、この場でキスして!」(れ)


「え?…ここは公道で…しかも、結構見てる人がいますよ…?」


「私がして欲しいと思ってるの。この今の気持ちを抑えるにはそれが一番だと思ったの!それでも、嫌だと言うの?」(れ)


「そんなことはないんですが…同じ学校の人もちらほらいると言うか、注目されていると言うか…」


 通学路だし、さっきの痴話喧嘩?みたいなのでかなり注目を浴びている。しかも、俺たちって今や結構学校では有名になっているようで、止まってどうなるかと見てる奴らもいるわけで…


「周り何てどうでもいいでしょ?大事なのは、平真がどうしたいか…私とキス…したくないの?」(れ)


「…後で後悔しても知らないぞ?」


 そう言うや否や、れもんが返事をする前に唇を奪った。…たまに、こういう衝動的な行動を取りたくなることがある…本当にぎりぎりなんですよ…。


 そんなよそ事はすぐに引っ込め、とにかくれもんにお詫びと…その、今の俺の中にあるれもんへの隙を込めてみた。・・・言わせんなよ、恥ずかしい!!



 十二分に時間が経った後、キスを止めて離れてかられもんの様子を見てみると・・・めちゃくちゃ恥ずかしそうに俯いてモジモジしていらっしゃった!?何?この可愛すぎる生物は…!?


「れもんさん…求めていた割に、恥ずかしがり過ぎじゃないでしょうか?」


「だ、だって…強引な平真が素敵だったんだもん!いつもはヘタレすぎるのに、さっきのちょっと強引な感じ…不安とか不愉快とか全部吹き飛んで…平真の事しか考えられなくなっちゃったじゃない…」(れ)


 「どうすればいいのよ?」とか、自問自答してモジモジし続けるれもん。うん、俺がどうしたらいいんだ?正直、この可愛すぎるれもんは待て!待てだぞ!!の今の俺の現状では…逆に辛いのです!!とりあえず、脳内フォルダーに保存はしておりますけどね!!


 そこで、ふと周りを見ると…その可愛すぎるれもんをぼーっと見ていた周りの連中が…慌ててスマホを構えようと動き出した!?


 そこで俺のスキルが発動!!独占欲!!その思いに従い、れもんを抱きしめてしまったわけだけど…


「平真…」(れ)


 その事情が分かっていないれもんに、思い切り抱き返されてしまった。どうやら、れもんはさっきのキスからずっと周りが見えていないようだ。それは仕方ない…仕方ないが…


 うん、周りの連中が撮ってるな…俺が、れもんを抱きしめている状態をもろに!!…不味くない?これ、他のみんなも絶対に見る事になるよね!?れもんみたいに、他の4人が嫉妬しだしたら…俺がマジでしぬ!?


 慌てて、れもんを離そうとしたけど…離れてやるもんか!!と言ってるような、れもんのぎゅうぅという抱き着き攻撃に…俺が無理やり引き離すなどという行動に出られるはずもなく…。仕方なしに、周りの連中を睨んで何見てんだこら?を発動しようとしたんだが…


「おや…?」


 何か、みんな慌てて去って行ったぞ?何かあったのか?しかし、その答えはすぐ後ろにあった…


「平真さん…」(い)


「え?い、いちご…さん!?ど、どうされたのでしょうか…?」


 そう言いつつ、俺は背筋が冷えていくのを止められなかった…。何と言うか…いちごが…いちごが怖いですぞ!?


「何を…なさっているんでしょうか?こんな公道で…?」(い)


「いや…何をと言うかですね…その…」


「土日はりんごちゃんとデートだったはずですよね?まさか…その後に、れもんさんをお持ち帰りしてチョメチョメをしたんですか!?」(い)


「チョメチョメってなに!?わかるけどわかりたくないんですが!?と言うか、れもんさん?いい加減に離れませんか!?」


「やだ」(れ)


「やだってれもんさん…?」


「いちご、私今すっごく幸せな気分なの♪もう暫く離れないし、何も言わないから…邪魔しないでね?」(れ)


「な、何ですか!?この幸せ過ぎるオーラは!?」(い)


「ああ、俺もびっくりだ…」


「平真さんがびっくりしてどうするんですか…。分かりました、放課後いつもの喫茶店で全部話して貰いますからね!」(い)


「え?何か尋問されそうな勢いですね!?」


「何か、れもんさんに負けた気分です…。平真さん、放課後を楽しみにしていてくださいね?うふふふ…」(い)


「な、何か怖いですよ!?いちごさん?いちごさーん!?行ってしまった…。あの…れもんさん?いい加減歩けないし…そろそろ…」


「もう少しだけこのままで居させて?…良いでしょ?」(れ)


「…もちろんですとも」


「ありがと♪」(れ)


 再び俺に強く抱き着いてくるれもん。何かもう…色々とどうしたらいいだろうか?


 結局、俺が解放されたのは全力で走らないと間に合わないくらいの時間だった…。れもんは、速度はともかく持久力はあるな、良い事だ。何て、変な事を考える平真さんでした。


 正直、放課後が怖いです!!何か良い方法ありませんか!?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


色々な部分で悩んでいて…むむぅ…どうしますかね?


次話もよろしくお願いします。

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