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ヒロイン話(デート話)りんご5個めっ♪

毎度の事ながら遅れました…

 目が覚めたら平真とベッドで寝ていた…などと言うことはなく、違うベッドで寝ていた…。昨夜の事を思い返してみると…うん、平真の電話が終わるの待っている間に寝てしまったみたい…。


 でも、ベッドで寝ていたという事は、平真が運んでくれたって事だよね?お姫様抱っこかな?きっとそうだよね?何で覚えてないんだろう!…何て場合じゃない…とりあえず!


「寝てる…ね?」


 平真を覗き込んでみたけど、寝ているみたい。昨日は、朝は私のために全力疾走してくれたみたいだし、その後は、テンションの上がった私が色々連れまわしちゃったし…うん、もうちょっと寝かせてあげようかな?


「昨日は失敗しちゃったなぁ…」


 何故あの状況で寝られたの私!平真との初めての・・・もう!確かに、はしゃいで疲れていたけど、眠く何てなかったはずなのに!ちょっと気を緩めた瞬間に睡魔が一気に来たんだよね…確か?よく覚えてないから、急にだったと思うんだけど…


 こうしている間も初デートが終わりに近づいているんだよね…そう考えると平真を起こしても罰が当たらないんじゃないかとか身勝手な思いが浮かんでくる。…うん、ちょっとやりたい起こし方をしてみようかな…?


 べ、別にしたくなったとかじゃないけど…ちょっとだけ憧れるのがあるんだよね。平真の家だと恥ずかしくて出来なかったけど…今の私なら…もっとすごい事をしようとしていたんだし…だ、大丈夫、やれるわ!


「へ、平真…起きて?…起きないよね?もう、仕方ないなぁ?おはよう、平真♪」


 白々しい演技をしてから、私は平真の唇におはようのキスをした。…してすぐ離れるつもりだったけど、名残惜しく感じてしまって少し長くなったのは仕方ないよね?ないんだよね?


「それで、起きないとか…」


 ここは起きてあれ?とかおはようとか言う所でしょ!?起きないとか困る!!だって、何か恥ずかしいとか照れ臭いとかもう…もう!!


「顔が熱くなって来ちゃったじゃない…」


 一人で何をやってるんだろう?とか思うけど、でも…さっきキスしたせいか…平真の唇に視線が言ってしまう。・・・もう一度したら起きてくれるかな?し、したいわけじゃないのよ!?デートの時間が減っちゃうから起こそうとしてるだけだから!!


「平真?これは起こすためにやることだからね?」


 そんな言い訳を誰ではなく自分にして、もう一度平真とキスとしてしまった。しかも、今度は中々止めることが出来ずにいると、互いの呼吸を感じてしまい何か色々とダメな思いを抱き出した。だけど、そんな時何となく視線を感じたような気がして目を開けてみると…平真と目が合った…!?


「へへへ、平真!?これはその…何か違うの!違うからね!!」


「わ、分かった!分かったからちょっと落ち着け!!」(平)


「分かってくれればいいの…。だけど、違うからね?」


「何が何だか分からないんだが…って!?ちょっと待ってくれ!少し、トイレに行ってきます!!」(平)


「え!?急に!?行ってらっしゃい…なんだろ?寝る前に飲み物をたくさん飲んだのかな?それはともかく、こっちも落ち着く時間が出来て助かった…」


 よし!今のうちに言い訳を考えよう!!えっと…平真の唇に吸い寄せられて…って、これじゃ、ただの欲求不満みたいじゃない!?えっとえっと…口に食べ物が付いていて…って、拭けばいいでしょ!?口でとか意味分からないわ!!


 ・・・ダメ、考えても言い訳が思いつかない!ちょっと誰か、寝ている相手にキスをしてしまった時の言い訳を教えてくれない!非常事態なのよ!!そんな切羽詰まった私の元に、非常にも平真が戻って来た。


「そ、そのな…」(平)


「は、はい!」


 私は無意識にベッドに正座していた。…色々あったにせよ、私が暴走してしまったのは確かだし…寝込みを襲うとかやっちゃダメな事に決まってるよね。平真…怒ってないよね…?怒ってたらどうしよう!?


「ごめんなさい!!嫌いにならないで!?」


「え?いやいや!!嫌いに何てならないぞ!?俺が言いたいのはその…互いの痴態は忘れましょうと言うか…そんなんでどうでしょうか?」(平)


「そっか…私のキス何て忘れたい記憶…」


「何でそんなネガティブなんですかね!?違うぞ!?バッチリ目が覚めるくらい刺激的で素敵なキスでしたよ!?」(平)


「ぁぅ…ありがと…」


「と、とにかく!怒ってないし、魅力的じゃなかったわけではないから!ただ、魅力的過ぎて寝起きの男には刺激が強すぎたというか…」(平)


「ん?最後の方が良く聞こえなかったよ?」


「聞こえなくていいんです!と、とにかく!今日も時間まで思いっきり遊ぼうぜ!!」(平)


「うん、それは同意するんだけど…何だったの…?」


「もう気にしないって事にしよう!ほら、さっさと着替えたり準備しようぜ!!」(平)


「う、うん…分かった」


 私は、自然と何気ない感じで服を着替えるために脱ごうとして…


「ちょっと待て!?何でりんごは普通に俺の前で着替えようとしてるんだ!?」(平)


「あ…意識すらしてなかった」


「おい!?男の前でそれはまずいだろ!?」(平)


「…平真相手だからだよ?別に、平真になら見られても…」


「止めて!?折角静まったのにまた荒くれ者になってしまいます!?」(平)


「ん?何の事?」


「何でもないです!何でもないですから!着替えを持って洗面台の方に移動してください!俺はこっちでいいけど、女性は色々やる事あるだろ!?」(平)


「私はそんなにないけど…」


「良いから!はい!移動です!移動!!」(平)


「分かった!分かったから…もう?何なんだろ…?」


 平真の様子が変だけど、とりあえず着替えて準備することにした。時間がもったいないのは分かるけど、なんだか朝から慌ただしいよね…


 そんな感じで、準備を終えて戻ると平真も着替えて待っていた。まあ、私より遅いはずはないんだけど…


「あれ?髪…降ろしたままなのか?」(平)


「うん。だって…平真が大人っぽいって褒めてくれたし…」


「ああ、大人っぽいよ本当に…俺の方がガキに見えるかもしれないな…?」(平)


「さすがにそれはないでしょ?私だって、自分が身長も低くて童顔なのは自覚してるし…でも、せめて恋人同士には見られたいじゃない?」


「そんなことを考えていたのか?周り何て気にするなよ!周り何て気にしたら…俺なんて生きていけないぜ…」(平)


「あ…うん。何股もかけている最低男に見られているものね?」


「言わないで頂けると助かります…」(平)


「ごめんね?というわけで、私を選べばそんなレッテルもはがれるよ?」


「何という甘い誘惑!?しかし、そんな理由では選べない…」(平)


「あれ?みんなとデートするまではじゃなかったの?…もしかして、それが飛ぶくらいは私に魅了されちゃったのかな?」


「違いますよ!?いや、違わないのか…?とりあえず、今は結構正常な判断が付かないくらいなので…遊んで発散しよう!思いっきり楽しもう!!」(平)


「何か、急に二人きりで誘惑してみたくなってきたかも…?」


「行きましょう!りんごさん!!折角の〇〇ニーランドですよ!?」(平)


「…そうだね、誘惑は戻ってからも出来るもんね?」


「今はそんなことは考えずに思いっきり楽しもうぜ!!」(平)


「思いっきり逃げる姿勢だね…平真らしいけど」


 その後は、軽く食事をして、昨日と同じくはしゃいで沢山のアトラクションに乗った。あれだけ気合の入ったことを言っていた平真だけど、また連続で絶叫マシーンに乗ったらダウンした。もうちょっと頑張ろうね?


「可笑しい…俺ってばそんなに三半規管の弱い奴だったのか…?」(平)


「はいはい、大人しく休んでいましょうね?」


「休むのは問題ないと言うか有難いんだが…膝枕はしなくても良いんじゃないか?」(平)


「何よ?りんごちゃんの膝では不満だと言うの?」


「不満何てないですよ!?むしろ、逆で…何やら恥ずかしさを覚えると言いますか…」(平)


「私は平真の恋人アピールみたいで嬉しいけどね♪私たちは平真と違って一途で思っているから遠慮する必要ないし…覚悟の違いですよ?海藤平真君♪」


「おっしゃる通りです。みんな魅力的過ぎて困るっす…」(平)


「何か困ってる平真可愛いかも♪」


「ちょ!?りんごさん!?頭を抱きしめるのは反則ですよ!?」(平)


「何が反則なの?りんごちゃんの魅力に屈服しかけていると言う事かな?」


「何と言うか…りんご、髪を下したとかじゃなくて…大人っぽくなってないか?」(平)


「どうだろうね?ただ…」


「ただ?」(平)


「昨日は色々覚悟してたんだからね?その覚悟を決める色々な葛藤が、もしかしたら私を成長させてくれたのかもね?」


「ま、マジっすか…?本当に俺やばいな…。とりあえず、頭を離してくれませんか?休憩は終わりって事で…」(平)


「どうしようかな?昨日、甘えさせてくれるって言ったよね?」


「どちらかと言うと、この体勢だと俺が甘えているように見えると思うんですよ…」(平)


「そうかもね♪どちらにしろ、私たちはバカップルに見らえてるよね?」


「絶対に見られていると思うが…何か嬉しそうに言うよな?」(平)


「バカだろうと何だろうと、平真とカップルに見られれば良いかな?って思うんだよね♪」


「これはまずい…このままでは、いつ誰に落とされても可笑しくないぞ、俺…」(平)


「じゃあ、私に陥落しちゃおうよ♪」


「抱きしめるの止めて!?今日は、デートを楽しみましょう!?」(平)


「仕方ないなぁ♪それじゃあ、行こっか♪」


「まずいな…今後、りんごにも勝てる気が全くしなくなったぞ…」(平)


 その後も平真を引っ張りまわしたり、からかったりしながら時間が過ぎあっという間にデートの時間は無くなってしまった。そして、その後家の前まで送って貰った私は最後にこう言い放った。


「絶対に私を選ばせてやるからね?早めに私を選んだ方が身のためだよ♪」


「!?あ…え!?」(平)


「送ってくれてありがとう♪デート、とっても楽しかったよ♪それじゃあ、また明日ね♪おやすみなさい♪」


「あ、ああ…また明日…」(平)


 平真はあっけにとられたのかそれしか返せなかったみたい。何をしたかって?最初のセリフの後に唇を奪ってあげただけだよ?平真ったら呆然としてたね♪まずいなぁ…キスするたびに気持ちが強くなるって話…私には当てはまるかもしれない…


 その後、母親に初めてはどうだった?と言われて、天にも上る心地だったよ♪って返してあげたらびっくりしていた。まあ、その後は本当は何もなかったと知って色々言われたけどね…。


 そんなバタバタな初デートは、お風呂から上がってすぐにベッドにダイブの後、平真との時間を振り返っている最中に眠気に襲われて終わってしまった。でも、きっとこの先何があっても忘れられないそんな平真との楽しい時間だったと言い切れる自信がある。だから…


 平真、早く私を選んでね♪

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


やっとデート終了です。平真のおふざけがないと物足りない感じしません?作者だけですかね…?


次話もよろしくお願いします。

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