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四十七個めっ♪ 試験開始!!・・・おや?

「ここはこうだろ?」


「うんうん♪昨日あれだけ教えだけあって、そこはもう完璧みたいだね♪」(れ)


「だと良いけどな…。じゃあ、次は…」


「次はここかな?」(れ)


「あ、そこも大丈夫そうだ。そこは…」


 現在、俺は通学路で学生らしく試験範囲の反復をやっている。まあ、あれだけ言って赤いのなど取った大変だからな…


「平真が…平真が遠い世界の住人になっちまったよぉ…信、どうしたらいいんだ!?」(明)


「どうしたらもこうしたらも…明も最後の確認作業をしなくて良いのかい?」(信)


「俺はやるべきことはやった!だから大丈夫だ!!」(明)


「その自信は何処から来るんだい?大体、教えたところの確認の意味でやった小テストだって酷かったじゃないか?」(信)


「あれはたまたま調子が悪かっただけだ!俺は本番に強いタイプなんだよ!」(明)


「そこまで自信があるなら、次の試験は教える必要は…」(信)


「次もお願いします!信様に見捨てられたら俺、卒業出来る自信がありません!!」(明)


「・・・テストまでに悪あがきするよ?いつもギリギリなんだからね?分かってるのかい?」(信)


「はい、現実逃避しておりました…頑張ります…」(明)


「よろしい。それじゃあ、まずはここだけど…」(信)


「そこはほら…ここまで出かかってるんだけど…もう一声!!」(明)


「試験でその言葉が出ない事を祈るよ…」(信)



「向こうも大変そうだな…」


「はい、平真はよそ見してる余裕ないでしょ?一つでも多く覚えなさい!!」(れ)


「はい!れもん先生!!」


「分かればよろしい♪じゃあ、ここを答えて…」(れ)


「ええと…くっ…因果律が乱れて答えが視えない!?」


「何意味不明な事を言ってるの?はぁ…ここはね」(れ)


「ふむふむ、なんだ!簡単じゃないか!!」


「その簡単なのが教えないと出来ないのが問題なのよ?」(れ)


「その通りでございます…」


 教えてもらうと簡単だと思えてしまうのは仕方ないよな?な?


それから、テストが始まるまでみっちりと最後の悪あがきをしたのだった…




「無事、試験を乗り切ったのを祝しまして…乾杯!!」(れ)

「「「「「乾杯!!」」」」」(平&み&い&り&ざ)


 やっと辛かった試験も無事終わり…無事終わり?何か物凄い違和感があるんだが…


「どうしたの?平真?何か、肝心なところを飛ばされたような渋い顔して…?」(み)


「まさにそんな感じなんだよ。何か、テスト開始の合図すら聞かずに終わったような違和感が…」


「何言ってるの?平真?毎日ぎりぎりまで頑張っていたじゃない?今までで一番手応えを感じた!赤はない!!ってはしゃいでいたじゃない?」(れ)


「確かにそうなんだが…何か納得いかんと言うか…」


「試験勉強を頑張り過ぎて疲れているんですよ、平真さんは。明日は休みなんですから、私を使って癒されてください♪」(い)


「ちょっと待ちたまえ?いちごさん、日本語が可笑しいですよ?」


「え?どこがですか?」(い)


「その質問が出てる時点で手遅れなんだよな…。とりあえず、今の俺は多少の理不尽を感じていようともこの試験勉強から解放されたこのお祝いムードのぬるま湯に浸かっていたいのだよ…」


「そんなぬるま湯よりも、いちごちゃんに浸かった方が良いと思います♪ついでに、溺れてくれると嬉しいんですけどね♪」(い)


「うん、やっぱりいちごは小学生じゃないと思うぞ!?セリフが一々際どいんですよ!?どこで覚えてるんだ?マジで…」


「そうだよ!いちごにはまだ早い!!と言うわけで、私も協力するから半分ゆずって?」(ざ)


「さすがざくろさん、止めるのではなく協力すると来ましたか。仕方ありません、人生の先輩に敬意を表して、6:4で手を打ちましょう」(い)


「敬意を表しても6:4と言うのはさすがと言うか…。そこを何とか!5:5でお願い!!」(ざ)


「…まあ、今はまだ私の方が押して押して押し倒す能力は上ですし、ここは6:5に妥協しましょう」(い)


「そう来たのね!?分かった、ありがとう!!それで行こう♪」(ざ)


「俺が同意もしてないのに勝手に俺の権利を分け合うなよ、暴走姉妹!!これが試験明けのハイテンションから来てれば可愛いもんだが、通常運転でこれとか…俺、どうしたらいいんだよ?ホント…」


「うんうん♪順調に平真ハーレムが進んでいるようで私は嬉しいぞ♪」(神)


「おわっ!?いつもいきなり現れるな、あんたは…。それはさておき、言っておきたいことがある!!」


「ほう?なんだね?戦争かね?」(神)


「テスト期間中は本当にご迷惑をお掛けしました!今日もここを貸して貰ってありがとうございます!!ただ、しばらくは休日はもしかすると入れないかもしれないので、今後もご留意くださいますようお願い申し上げます!!」


「・・・試験による知恵熱の交渉か?」(神)


「本気で心配するのやめてもらえませんかね!?俺は正気だっての!?」


「まあ、何だ。私よりも、君のフォローをしてくれた親友二人に感謝すると良いよ。特に、馬車馬のように頑張っていた明君にね?」(神)


「それはもうバッチリ言っておいたけれども…やっぱり、丸郷さんに明の奴はかなりお熱なのか?」


「それはもうバッチリお熱だな。丸郷君が思い切りコントロールしてる状況だ。見ていてとても笑え…とても微笑ましいよ」(神)


「おい、店主よ?本音がぽろっと出かかってたぞ…」


「とにかく、休日も彼が丸郷君のために3人分は働いてくれるから問題ないさ。問題があるとすれば、君がいるといないのでは面白い事が起こる確率が確変並みに違うってところか?と言うわけで、来れる時はなるべく来てくれると嬉しいよ」(神)


「…理由が違ったら俺も喜んで来たんだけどなぁ…」


 本当に、こんな店主で良く潰れんもんだな…


「とにかく、試験が終わったとはいえ、みなさんの高校ではすぐに体育祭も文化祭もあるとか…そして、忌まわしき修学旅行も…」(い)


「まあ、一緒に行けないいちごにとっては忌まわしいんだろうけど…その言い方は行くこちら側としてはどうかと思うよ?」(み)


 ん?〇インか?…とりあえず、確認だけでもしておくか…


「それはともかく、イベント目白押しでデート時間も計画的に考えないと取れないと言う事です。冬休みに一気にと言う手もありますが…私としては一刻も早く平真さんとイチャイチャしたいので待てません!!」(い)


「その意見には賛同するよ!私も待てない!!」(ざ)


「もう少し心にゆとり持たないと平真が可哀そうじゃない?」(れ)


「じゃあ、れもんさんは最後で良いんですね?」(い)


「・・・それとこれとは話は別かなぁ?って思うのよね?」(れ)


「違わないとは思うけど、気持ちは分かるなぁ…」(み)


 〇インしてきたのはりんごちゃんでした。内容は…明日からの〇〇ニーランドに泊まり込みで遊ぶ件だそうだが…いや、忘れてないぞ?ただ、知られたらもう大変な事に…何か誤魔化す方法ないかね?


「ふむふむ、明日はりんごちゃんと〇〇ニーランドで遊ぶのか!しかも、泊まり込み!!なるほど、初めてはりんごちゃんか…優しくしてあげるんだぞ?」(神)


「ちょ!?何言って暮れちゃってんだ、あんたは!?」


「「「「平真…どういう事なの?」」」」(れ&み&い&ざ)

「…平真のバカ」(り)


「これはその…何と言いますか…」


「そう言う事なんですね?何かりんごちゃんがそわそわしていると思ったら…そう言う事ですか…」(い)


「そうだけどそうじゃないの!!えっと…そう!この間の賞品!勿体ないから行こうかな?って思っただけなの!!だから違うんだよ!?」(り)


「全然違ないよね?」(み)


「さすがにフォロー出来ないかも…」(れ)


「有罪だね」(ざ)


「さすがりんごちゃん、あざとい」(い)


「何がよ!?」(り)


「え~と…あのですね…」


「何かまずかったかな?」(神)


「思い切りな…」


「仕方ないな。お詫びに、初体験が失敗しないように私が今夜相手をしてあげようか?」(神)


「お願い…!?するわけないじゃないですか!?」


「…平真君、私の胸を見ながら言うのは説得力皆無だぞ?何より、本音が出かかって…」(神)


「気のせいっスよ!?違いますからね!?」


 何が違うのか分からんが、必死に言い訳する俺。仕方ないだろ?性格はともかく、ダイナマイトなボディを持っているんだよ!この神楽さんはな!?


「「「「「平真…」」」」」(れ&み&い&り&ざ)


「やめて!?そんな目で見ないで!?」


「それでは、平真君…奥へ行こうか♪」(神)


「こやつは…!?」


 収拾がつかなくなった事もあり、さすがの俺も何か腹が立ったので乗ってやる事にしてやろうではないか!


「と言う事は、俺のリビドーを全部受け止めてくれてるんだよな?散々からかってくれたから溜まりに溜まってるんだが?」


「あ、あれ?平真君?何か顔が怖いぞ?じょ、冗談だよな?」(神)


 あれ?思いのほかビビってらっしゃる?実は、演技している俺がかなりビビってるんだけどなぁ!?だって、女性を組み敷くとか罪悪感がぱねぇっす…チキンハートの俺には荷が重すぎたぜ…。でも、ここまで来たらもうちょっとお灸をすえてやらねば!頑張れ!俺!!


「俺にも限界があってな?それを超えちゃったわけですよ!責任取ってくれるんだよな?その身体でな!!」


「ひっ!?ま、待ってくれ!いや、待ってください!みんなが見てる!こんなところでするのはまずいだろう!?」(神)


「そんな言葉で今更止まってくれると思ってるのか?あぁん?」


「ぅぅ…」(神)


「さ、さすがにやりすぎでしょ!?止めないと!!」(れ)


「待ってください、れもんさん!止めてはいけません!!」(い)


「え!?それじゃあ、万が一平真が…その…神楽さんと事に及んでも良いって言うの!?」(れ)


「平真さんのチキン具合では到底あり得ませんが、もしもの場合は…私がこの身を差し出して身代わりになります!!」(い)


「・・・どう考えてもそれが目的だよね?」(れ)


「違います!あれはさんざん溜めに溜めた平真さんの心の叫びなんです!つまり、平真さんが限界と言う事です!男の人は、我慢するのが辛いと聞きました…でしたら、どこかで暴走してしまう前に誰かが受け止める必要があるんです!それなら、私がこの身を差し出すしかないじゃないですか!?」(い)


「えっと…別にいちごが差し出さなくても…」(れ)


「なるほど、その通りよね。それなら、私も差し出すわ!平真はすごーく助平だし、小さいいちご一人では収まらないかもしれないもの…一緒に頑張ろう!」(ざ)


「ざくろさん…はい!頑張りましょう!!」(い)


「ええ話しやなぁ!とか言えば良いのかな?」(み)


「今ので言うのは無理があるわ…」(れ)


「そう言うわけで、平真さんの息子が出てくるまで見守りましょう!!」(い)


「な、何言ってるの!?」(れ)


「・・・見守ろう、れもん。これは仕方ないよね?」(み)


「みかん!?どうしちゃったの!?え?まさかそう言う…?」(れ)


「「「「「・・・」」」」」(れ&み&い&り&ざ)


 俺の息子に熱い視線が注がれている気がする…!?ていうか、何だその流れは!?止めないんですか!?俺、今更自分で止めるのはさすがに恥ずかしすぎるんですけど!?


「ふ、ふふふ、どうやらみんなは助けてくれないようだぜ?どうするんだ?」


 そろそろ冷静に押し返してくるだろ?頼むぜ?神楽さんや…


「は、初めてなんだ…優しくしてくれ…」(神)


 まさかの爆弾発言!?え?え?いつもの冗談って雰囲気じゃないよな?…マジで?


「ま、マジで初めてなのか…?」


「…情けない話だが本当なんだ。私はこんな性格だろう?求める快楽の種類が違ってな…身体がこんなだから意外に思えるかもしれないがな…。もちろん、誘いがなかったわけじゃないんだぞ?ただ、下心丸出しの自尊心の高い男の鼻っ柱を折るのが楽しくてな…やり過ぎて本当に誰からも相手にされなくなってしまってだな…」(神)


 え?何でマジな話になってるの?え?もしかしなくても俺のせいですか?あれ…これってどう収拾付けたら良いんでしょうか!?


「だからその…わ、私も初めてだからその…言葉を違えるつもりはないが…優しくしてくれ…いや、してください…」(神)


「え…いや…そのですね…」


 どうすんだ俺!?まず過ぎるだろこれ!?今更演技でしたとか言い辛すぎるだろ!?


「…そうだよな、私みたいなおばさんなんて抱きたくもないよな…」(神)


「そ、そんな事ないぞ!押し倒してる俺が言うんだから間違いない、十分魅力的だぞ!!だから、その…な?」


「平真君…」(神)


 何してんの俺!?今の流れは止めるところだろ!?燃え上がる展開にしてどうするんですかねぇ!?マジでどうすんの!?しかも、神楽さんちょっと可愛いんですけど!?そんな事考えてる場合じゃないだろ!?色々と!?マジで俺ってバカすぎるだろ!?


「平真…ダメだよ?その…もし本当に限界なら…わ、私が明日の夜相手してあげるから…それまで我慢して…ね?」(り)


 今の状況を上回る爆弾発言がキター!?りんごちゃんりんごちゃん!?いつの間にこんな近くまで来たとか置いとくとして、意味分かって言っているんですか!?


「さすがりんごちゃん。打算もなく本気の覚悟で言ってるから強いですよね」(い)


「冷静な分析してる場合じゃないでしょ!?明日、〇〇ランドに行っちゃうんだよ!?本当に本当にそう言う事だってあり得るんだよ!?」(れ)


「まあ、初めてを貰えないのは残念ですが…私としては、平真さんに火が付けばそれはそれで…」(い)


「!?ざ、ざくろ!?」(れ)


「私も…最終的には私を一番にしてもらうけどね♪」(ざ)


「み、みかん!?」(れ)


「うん、邪魔しよう…絶対!!」(み)


「そ、そうだよね!?まだ早いもんね!!」(れ)


「二人とも、自分のデートも邪魔されて良いんですか?」(い)


「「…え?」」(れ&み)


「今回、確かにいつの間にか約束してましたが…平真さんが流されたであろうとは言え、ちゃんとデートすると決めたんです。つまり、一人目のデート相手と言うわけです。それを邪魔すると言う事は…自分の番の時邪魔されても文句言えませんよね?」(い)


「それは…」(れ)

「そうかもしれないけど…」(み)


「ここは平真を信じよう?もしそう言う事になったら…それだけ、りんごが魅力的だったって事でしょ?自分の時も押し倒して貰えるように準備をしておくしかないじゃない?」(ざ)


「何か違うんだよね…」(れ)


「ざくろはいつも何か違うんだよ…」(み)


「ま、まあ、それはともかくとして、平真さんが最初に選んだのはりんごちゃんなんですから、次のデートを勝ち取るために私たちは戦わなければいけないんですよ?りんごちゃんの妨害してる余裕なんてありません!!」(い)


「た、確かにそうなの…かも?」(れ)


「…乗ってあげようじゃない」(み)


「腕がなるね!!」(ざ)


「ここは平等にじゃんけんにしましょうか!!」(い)


「「「望むところよ!!」」」(れ&み&ざ)


 何か向こうではじゃんけん大会に移行してるが…


「平真君…その…するのか?しないのか?早く決めてくれないと心臓が持たないんだが…」(神)


「あ、すまん!?」


 ずっと組み敷いたままだった…何してんだかなぁ…俺ってやつは…


「そうか…しないのか」(神)


「何でがっくりしてんだよ!?年下に無理やりの初めてとか嫌だろうが!?」


「このまま経験なく終わるよりは良いかなと思っただけだよ…。その気になったらいつでも言ってくれ…」(神)


「これ以上問題を増やさないで下さい…」


 なんだ?神楽さんの何かをマジで刺激してしまったのか!?そんな熱っぽい視線やめてください…色気が半端ねぇっす…初心の俺には刺激が強いっす…


「平真!!」(り)


「なんでしょうか…りんごさん?」


 顔を両手で挟まれてりんごの方を向かされた。浮気するなとかそう言う?


「明日は私とデートなのよ?分かってるのよね?」(り)


「それは勿論でございますとも…」


「じゃあ、明日は…ううん、二日間よろしくお願いします」(り)


「こちらこそ、よろしくお願いします」


「ふふっ♪楽しみだね♪」(り)


 そう屈託なく笑うりんごを見て…明日からの二日間は楽しくなる、そんな予感を感じたのだった。




 と言う感じで終わりにしたいんですが…ダメ?じゃんけんの結果は、りんごとのデート後に順次発表だそうだ。ついでに、次のデートの費用もかかるようなら私が出すと神楽さんが言ってくれたけど…なんで?まさか、マジで本気になってないですよね?ね?何がどうとか言わないけど!?


 何か問題が膨らみ続けているけど…りんごとのデートを楽しむぞぉ!!やけくそに聞こえる?…そんなことはないですよ…?とにかく!明日が楽しみだ!!


 遠足ばりにウキウキしながら就寝までテンションが上がっていた俺でした。・・・だから、強がってないですよ…?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


遅れて申し訳ありません。まだまだ体調不良です…咳が止まらない…


次話もよろしくお願いします。

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