三十一個めっ♪ 勉強をさせてくれ…
少し遅れました…
「…ま…て…?」(?)
「・・・んむぅ」
「お…と・・ス…ちゃ…よ?」(?)
「・・・あと10分…」
「仕方ないなぁ♪」(?)
・・・ん?頬に柔らかい感触が・・・と言うか、全身に柔らかい感触が…って待て!?
「な、何をしておられるんですか!?みかんさん!?」
「何をって平真を起こしてるんだよ?」(み)
「・・・起こすのに、抱き着いて頬にキスをする行動って必要でしたっけね?」
「うん♪」(み)
「何でみんなそんなに堂々と嘘をつけるんですかね!?」
「昨日、起こすときに起きなかったらほっぺにならキスしても良いって言ってたよね?」(み)
「言ったと言うか、言わされたと言うか…頑張ってそこまで妥協してもらったと言うか…」
「だって、目覚めのキスは口だと思ったのに…平真がダメって言うんだもん」(み)
「そこまで行くと、恋人飛び越えて仲の良い夫婦だと思うんですけどねぇ!?」
「だから、ほっぺにキスで我慢してるんじゃない?何が不満なの?」(み)
「みかん…昨日からちょっとおかしくない?俺が知らない間に進化と化した?したよね?」
「したよ?幼馴染から新妻に進化したよ♪」(み)
「ちょっと待とうか!?それは周りに誤解を与えかねないので止めてくれませんか!?」
「一緒に寝た仲なのに、恥ずかしがることないよ♪」(み)
「何度も言ってるが、みかんが可笑しい!?羞恥心は何処に行ったんですか!?」
「私もね?自分で驚いているんだ…だって、恥ずかしい気持ちよりも平真とくっついていると安心…ううん、安らぎを感じちゃうの…。だから、平真はもう逃げられないかもよ?」(み)
「…気のせいか逃がさないと別に聞こえたような気がするな…」
「諦めて私と結ばれちゃうのがおすすめだよ?」(み)
「朝からこの感触は…うおお!耐えろ俺!!」
仕方ないだろ?男なんですから!え?そこは平真なんですから!の方が分かりやすい?・・・マジすか?
「とは言え、さすに私もこの後すぐにみんなが来る状況では止めておこうかな…。でも、もうちょっとくっついていて良いよね?」(み)
「う・・・そこはノーコメントで…」
これ以上迫って来ないならこの状況は…ありです!幸せの柔らかさであります!!安定の助平真?うるさいな!これはもう俺の本能なんだから仕方ないんだよ!!
「平真?折角、腕が自由になるように抱き着いてるんだから…抱き返してくれて良いんだよ?その方がもっと感触を味わえると思うな?」(み)
「小悪魔の誘惑が…!?だ、大丈夫だ…俺はその程度では…」
「してくれないと…みんなに、平真と同衾したって言う事になるかも?」
俺はその言葉を聞くとすぐにみかんを抱き返した。誘惑に負けたわけじゃないぞ?そんなことをされてみろ…他のメンバーも下手するとすると言い出して…俺の睡眠時間が死ぬ…
あ、因みに今日の睡眠時間は3時間です。これでも早く寝られて良かったと思っておりますよ…。朝から正に目が覚めるような出来事の連続だから眠気がないが、勉強中に寝そうで怖いなこれは…
「平真…このままみんなが来るまで寝てようか?」(み)
「お待ちください!そんなことすれば、あの母上の事だから俺たちを起こさずにみんなをここに通すに決まってるぞ!?修羅場ですよ!?俺が吊るし上げられてしまいます!!」
「平真は私が守るよ♪」(み)
「…素敵な言葉ありがとうございます…。ですが、出来れば余計な問答を起こす前に守って頂けたらと…」
「今日の平真はいつにも増して言葉使いが変だよ?」(み)
「みかんがいつにも増し増して大胆過ぎるから圧倒されてるんだよ…そろそろ放して良いですか?」
「あと10分♪」(み)
「おふ…これが因果応報か!?」
その後、みかんの体内時計で10分経った後、やっと解放された。・・・放す時にちょっと残念に感じたのは俺が助平なのかみかんの策略が功をなしているのか不明だったが、このままだといつか過ちを犯しそうで怖いな。みかんにとっては過ちじゃないだろうから余計にな…
朝食中も朝食後も、母上には孫が待ち遠しいなど散々に弄り倒されて一息つく間もなく、みんながやってきて勉強会に突入になったんだが…
「じー…」(い)
「どうしたの?いちご。じっと私の顔なんか見て…?」(み)
因みにそう言っているみかんの顔は満面の笑みだ。どうやら、朝に平真成分を十分に補給出来たようでご機嫌の様子である。そして、そのみかんの様子がいちご的にはすっごく怪しく感じられるようでさっきからずっとみかんの様子を見ているのである。・・・補足すると、いつもは何か他にやることがない限りは俺の事をずっと見てるんだぜ?びっくりだろ…
「怪しいと言うよりも確信しました。みかんさん、平真さんと何かありましたね?」(い)
「え~?何にもないよ?いちごったら変な勘繰りするんだから♪」(み)
そう答えるみかんはやはり笑顔である。怪しすぎて突っ込む気にもならないのか、いちごに任せておけば良いと思っているのか、他の面々は何も口を挟まないが…俺から見ても何かあったと言ってるように見えるんだから間違いなく何かあったと思われているだろう。もう何を言ってるのか分からないだろうけど、俺はかなり動揺してるので察して欲しい…
因みに、平真君は口を開く=暴露と同義になるので口を開きません。例えバレていたとしても…
「平真さん、みかんさんと何があったんですか?平真さんから何かするとは思えませんが…みかんさんから積極的に動いたとなると話は別です。一度は告白もした相手みたいですから…強引に迫られればいくら平真さんとは言え押し切られる可能性もあります!どこまでやっちゃったんですか?Aですか?Bですか?まさかCまでやっちゃったんですか!?」(い)
「おおお、落ち着きなさい!いちご!!何もしてませんよ!?と言うより、小学生の女の子がそんな隠語を口にしてはいけません!!」
「では、隠蔽せずにせっ」(い)
「もっとダメですよ!!?」
因みに、すでに俺の膝の上を占拠しているいちごさんです。めちゃくちゃ近いです!!ですので、叫ぶ時は少し顔を逸らすと言う気遣いをしてるんですが…あ、他の娘相手の時もあまりに近い時はそうしております。配慮の出来る男なんだぜ!!現実逃避してる場合かって?ごもっともである…
「それでは、どこまでやったのか正直に答えて下さい!!」(い)
「どこまでもも何もやってませんからね!?」
「そうだよ?ただ、昨日は私がここに泊まって平真と同衾しただけだよ♪」(み)
ピシッ!と空気が張り詰めた。今までで一番やばい気配がするんですが…に、逃げたい…
「みかんさん…それは言わないと言う約束では…?」
「あ、ごめん!ついうっかり♪」(み)
「絶対わざとですよね!?しかも、同衾とかしてませんよ!?俺、誓って手は出してませんからね!?」
「うん♪一緒のベッドで寝て抱きしめ合っただけだもんね?」(み)
「みかんが黒い!?何でそんな大火事になりそうな燃料ばかり注ぐのですか!?しかも、絶妙に切り取って事実だけを述べているのが怖すぎる!?」
「「「「平真…」」」」(れ&い&り&ざ)
「やめて!?そんな、ついにやってしまったの?みたいな目で見ないで下さい!?全部話しますから!!」
結局、昨日と今朝のみかんとの出来事をほぼ話すことになった。話している間も、ずっとにこにことこちらを見ていたみかんがとっても怖かったです…
「思った以上にみかんが積極的過ぎて…どうしたら良いのか分からないんだけど…」(れ)
「さすがみかんと言うしかないね。一見大人しそうに見えていざと言う時は大胆な行動に出る…恐ろしい娘だよね」(ざ)
「ざくろだって同じようなものじゃない?」(み)
「えっと…ノーコメント」(ざ)
「今はみかんの行動についての話でしょ?みかんだけじゃなくて、みんな大胆過ぎよ…。そ、そう言うのってやっぱり雰囲気とかないと踏み込めない領域があると思うのだけど…」(り)
「そんなものは平真さんを独り占めにしたいと言う願望の前ではないのと同じなんです。羞恥心もしかり…みかんさんはその領域に踏み入ってしまったと言う事…これは由々しき事態です。羨ましすぎです!今すぐに、平真さんは私にみかんさんにしたことと同じことをしてください!!」(い)
「最後の方が願望さんが顔を出しちゃってるんですけど!?落ち着け!常に暴走状態にあるいちごが、さらに暴走したら手に負えないですよ!?」
「安心してください、私はすでに初潮は迎えておりますのでばっちり平真さんの子供も産めます♪」(い)
「は?・・・え?マジで?早すぎませんか?」
「本当ですよ?平真さんと出会う少し前の事です。きっと、平真さんと出会う予感が私を成長させたに違いありません!運命ですね♪」(い)
「マジか?もうすでに産める身体に…って違う!法律で手を出してはいけないんだよ!?危うく別方向にそらされるところだった!?」
「・・・チッ」(い)
「いちごさん!?今、舌打ちしましたよね!?」
「何を言っているんですか?平真さん。可愛いいちごちゃんがそんなことをするわけがないじゃないですか♪」(い)
「えぇー?!」
「とにかく、このままではいずれは平真さんが誘惑に負けるのは必至です(い)
「いや…今まで耐えてるよね?」
「羞恥心を乗り越えた女を舐めてはいけませんよ?すでに、理不尽な条件を飲まされるくらい追い詰められているじゃないですか?」(い)
「おふ…それを言われますと…」
でもほら…助平な割には俺頑張ってるよね?明日にでも負けそうだと言われますか?・・・否定出来ないのが困るわ…
「と言うわけで、押し倒された数で勝負に切り替えましょう!」(い)
「待って下さいいちごさん!?俺が信用されてないのはとりあえず置いておくにしても、それだと俺が…その…全員と関係を持つみたいになるんですけど!?」
「平真ハーレムのリーダを決める戦いなので問題はありませんよ?」(い)
「何度も言ってるけど作った記憶はございませんよ!?」
「なるほど…つまり、平真さんはこう言いたいわけですね?『俺は誰の挑戦でも受ける!かかってこい!!』と?」(い)
「どんな曲解をしたらそうなるんですかねぇ!?」
「と言うわけでみなさん。ここからは誰が平真さんを早く落とせるかの勝負と言う事になりました♪」(い)
「なってねぇよ!?俺の意志!俺の意志も反映させてください!!」
「意志ってなんですか?もしかして、しただけじゃなくなかd」(い)
「待て!何を言おうとした!!君は!!?」
「ヘロ」(い)
「おわ!?躊躇なく間もおかずに舐める様になりおった!?」
「平真さん、乙女の口を塞ぎ過ぎです。今後は口以外では受け付けませんので覚えておいてください」(い)
「それだと、事ある毎にいちごとキスすることになるんですが!?」
「どんと来いです♪」(い)
「よし、お断りします!!」
「残念です…。では、気持ちを切り替えて平真さんに迫ることにします」(い)
「意味が分からないんだが!?」
「先程言った通りに平真さんを早く落とした者が勝ちと言う風になったので…この場で脱いで迫ります♪」(い)
「おいおい、冗談はその辺で…って、服に手を掛けるな!脱ごうとするな!!」
「あ、脱がせたいんですか?どうぞ♪」(い)
「違うわ!!他のみんなもいるのに何て事をしようとしてるんだ!いちごは!?」
「結ばれようとしてますが何か?」(い)
「何かじゃねぇよ!?みなさん!?いちごが乱心です!見てないで抑えるの手伝ってください!俺だと変な所触れないからきついっす!!」
「はっ!?余りの事態に呆然としてしまったわ!?いちご!アンタ暴走しすぎよ!!平真の家で何をしようとしてるの!?」(り)
「何って…ナニでしょうか?」(い)
「おぉい!?いちごは本当に小学生の発言じゃないんだよ!?やめてください!女の子がそんなことを言うのは!!」
「何を言ってるのかよく分からないけど、とにかく止めなさいよ!!」(り)
「そうだよ!みんなのいる前でそんな破廉恥なな事を…平真さん、こっちです!」(ざ)
「そう言いつつ何で平真に抱き着いているのよ!ざくろは!?」(り)
「平真さんを助ける正当な報酬だけど?」(ざ)
「それなら私も貰えるってことになるじゃない!?今はそんなことやってる場合じゃ…って!いちご!脱ぐのは止めなさい!!」(り)
「これは…どうしたら良いの?みかんのせいでいちごがパワーアップしちゃったみたいだけど…?」(れ)
「さすがいちごだね。まさか、みんなの前でも襲い掛かろうとするなんて…私は、さすがに二人きりの時じゃないと無理かなぁ?」(み)
「疑問形!?しかも、二人きりなら脱いで迫ると言ってるように聞こえるんだけど!?」(れ)
「え?・・・そんなことしないよ?」(み)
「その間が全てを物語っているわよ!?もう、これ収拾が付かないんじゃないの!?」(れ)
「分析するに3VS3の戦いか…助平がいるこちらが不利ってところか…」
「意味の分からない分析で現実逃避してるんじゃないわよ!とりあえず、ざくろを振りほどきなさいよ!!」(り)
「くっ…俺の屍を乗り越えて生きてくれ…りんご!!」
「意味分からないこと言ってないで、とりあえずその緩んだ顔を何とかしなさいよ!!」(り)
現状を説明しよう!れもんとみかんが何やら話しながら牽制?し合っていて動けず、いちごはりんごが何とか抑え込んでいる。りんごはああ見えていちごより体力あるって事か?そして、俺はざくろに抱き着かれて鼻の下を伸ばしております!・・・おおぅ…サイテーって声が聞こえてくるぜ…
「平真、ここは騒がしいから他の場所に移動しようか♪」(ざ)
「「「「さりげなく連れて行こうとするなぁ!!」」」」(れ&み&い&り)
「こういう時は息ぴったりっすね…」
その後、何とか収拾を付けようと四苦八苦したのだが…全く収まらずに時間だけがすぎ、やがて家の主がやって来て納めてくれた。だが、その代わりに恐ろしいことになってしまった…拒否権?あると思う?あの母上が相手で俺に拒否権があると?はは…はちみつより甘いわ!!
それで、現在どうなっているかと言うと…
「・・・えっと、れもんさん?ちょっとよろしいでしょうか?」
「な、何でしょうか?」(れ)
「・・・そんなに緊張するのが分かっていたなら断れば良かっただろ?」
「仕方ないじゃない!多数決でまさかのりんごの裏切りで、4対2で負けちゃったんだから!3対3なら何とかやめさせられたかもしれないのに…」(れ)
「確かにな…」
現状を説明すると…今、れもんが俺と一緒に寝ている。なぜこうなったかって?あの騒ぎを収めるために、母上がとんでもないことを言ったからですよ…
「それじゃあ、今日から平真を起こしに来る娘が我が家に泊まるのを許可するわ」と、母上がのたまいやがったんですよ!?いちごとみかんが即食いつき、ざくろもほどなく賛同した。俺とれもんが反発して抑えようとしたが…結局多数決になって、りんごがまさかの賛成に回ったことでジエンド…と言う流れだ。
母上は一言、「その代わりにミッションはなくしてあげるわよ?良かったわね♪」ですって!その時の素敵な笑顔に思わず、全力の拳で応えそうになったわ!!出来ませんけどね?女性を殴る何て事は…
「平真…その…みかんの時は眠れたの…?」(れ)
「みかんが先に眠ったな…俺は…限界が来て落ちた感じだった…色々あって疲れてるからな…主に、精神的にだが」
「ご、ごめんね…」(れ)
「いや、れもんはどちらかと言うと俺の癒しです!そのままの君でいてくれ…」
「平真…私なら、ずっと平真を癒してあげられると思うの…」(れ)
「・・・れもん」
まずい!?手を握ってそんなことを…これ、これはまずいです!?同じ布団の中でそんなことをしちゃうんですか!?
「え、えっとその…嬉しいんだけど…その…!?」
「…うん、ごめんね?やっぱり、平真が他の娘にデレデレしてると思うところがあって…」(れ)
「れもん…」
「・・・この先どうなるかわからないけど、私はずっと平真のそばに居たいと思ってる。…例え友達になったとしても…だから…その…平真の思う通りに行動して?・・・でも、私を選んでくれたら嬉しいな…」(れ)
そう言って手を握ったまま目を瞑った。それは、何かを要求するためではなくて寝るためだとすぐにわかった。そして…
「・・・この状態で本当に寝た…しかも、安心した顔して…これじゃあ、手は出せないよな?助平真さん?」
そう言うと自分でも不思議と落ち着いた。うん…助平真らしくないが、これなら俺も眠れそうだ。・・・やっぱり俺って…いや、今はよそう。昨日の寝不足で限界みたいだ…結局、今日は勉強出来なかったし…明日からまた頑張らねば…
そんな事を考えながら俺はいつの間にか眠りについていた。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
悩み過ぎて時間が足りない…文才が欲しい所です…どこかに落ちてませんでしたか?
次話もよろしくお願いします。




