三十個めっ♪ おっと?野暮な事は聞きなさんな?
部屋に戻ると先に勉強に取り掛かっているみかんがいた。さっきのやり取りの後だと何と言うか…気まずいんだが…
「み、みかん…」
「とりあえず、勉強しようか?お風呂に呼ばれた時に平真がどうすれば良いか言ってくれれば良いよ?」(み)
「そ、そうか…じゃあ、よろしくお願いします」
「うん、どんどん聞いてね?」(み)
とりあえずは勉強に集中して忘れようと思って取り掛かっているんだが…いるんだが…!?
「あの…みかんさん?」
「うん?どこが分からないの?」(み)
「いえ…そうではなく…何故膝の上に…さすがにやりにくいでしょうよ?」
「そのためにほら?机の下に用途の分からない板をおいたから高くなってるでしょ?これなら、私が前にいても何とかなるよね♪」(み)
「そ、そこもきついんだが…そのだな…先程の事も相まってな…とてもみかんの存在が俺を魅了してくると言うか…柔らかいと言うか…」
「それって女の子として意識しちゃってるって事?・・・興奮しちゃってるのかな?」(み)
「何て返し辛い質問を!?えっとだな…べ、勉強をしなくてはいけないんだよ?俺はおバカさんなんですからね?」
「勉強?それなら、私と違う勉強を…しようか?」(み)
「な…なななにをいっているんでしょうか!?」
やばい!これはやばい!抱き着かれながら、しかも近距離で見上げる体制…さらに、潤んだ瞳でそんなことを言われてるんですよ!?俺がヘタレじゃなかったらすでに大惨事になってる事でしょうね!?ヘタレ万歳!!
「みかんさん!?君はこんな迫り方をするような娘じゃなかったはずだ!落ち着くんだ!落ち着いて…まずは俺を放してくれ!?な!?」
「それなら平真…振り払えば良いでしょ?何でしないのかな?」(み)
「それは、女性を…みかんを振り払うとか出来るわけないだろ?」
「平真は優しいよね。でも…それだけじゃないでしょ?少し期待しちゃってるんじゃない?」(み)
「いや…それはその…お、男なんで多少は…見逃して欲しいところです…」
「平真は本当に助平だって認めているくせに耐えちゃうんだよね…?でも、ギリギリで耐えてるみたいだし…他の娘で暴走する前に私にしちゃうのはどうかな?」(み)
「物凄い事を言ってるのは自覚してますか!?今の平真はとても危険です!すぐにお離れ下さい!!マジで危ないですよ!?」
「平真…女の子にここまでさせておいて、逃げの一手はないんじゃないかな?」(み)
「逃げなかったら大変な事に発展しますよ!?確かに、逃げるのもどうかと思うけど…もう少し待つと言う選択肢はないんでしょうかね…?」
「うーん…何か反応が微妙な気がする…もしかして、同じような事を他の娘にもう言われた?」(み)
「そ、そんなことはありませんよ!?」
「言われたみたいだね…と言う事は、平真を追い詰めるような行動に出る娘だから…いちごかざくろだね?」(み)
「ははは…だから、言われてないって言ってるじゃないですか?」
「平真の目がすっごく泳いでるんだけど?・・・考えたら、いちごはそんな追撃せずに行動で示す可能性が高いから…ざくろに言われたって事になるね?」(み)
「お願いします!ノーコメントとさせて下さい!!」
何で分かるんだ!?エスパーなのか!?
「その言い方だと認めたと一緒なんだけどね…?それで、まだ限界は来ないのかな?」(み)
「俺の限界が来るまでくっついている気ですか!?」
「夜は長いんだよ?平真?」(み)
「え?耐久戦なんですか!?絶対に持ちませんよ!?」
「それなら、私を力尽くで引き離せば良いんじゃない?」(み)
「この体勢になる前に離脱するべきだった…まず過ぎる…」
「私だって恥ずかしいんだから…平真、早く理性を吹き飛ばしてね?」(み)
「何てセリフなんだ!?まずいです、まずいですよこれは!?」
まずいです、刻一刻と我慢しなくて良いんじゃないか?と言う気持ちが…!?
「平真!みかんちゃん!お風呂入れるわよ~?」(菫)
「このタイミングなんだ…」(み)
「た、助かった…のか?何か、これはこれで情けないが…」
「それじゃあ…一緒に入って続きをしようね♪」(み)
「お待ちください!?普通こう言う雰囲気ぶち壊す横やりみたいなのが入ると、諦めるものじゃないんですか!?雰囲気って大事ですよね!?」
「さっき言い忘れてたけど、呼ばれるまでに断らないと強制的に私と一緒に入ることになっていたんだよ?」(み)
「なにそれ!?聞いてません!詐欺です!!」
「優柔不断な平真が悪いよ?一緒に入ったらどうなるかくらいわかってたよね?それなのに、すぐにダメだって断らなかった平真がそんな風に逃げられると思ってるのかな?」(み)
「何かみかんが可笑しい!?みかんはこんなに攻めてくる娘じゃなかったはずなのに!?」
「久しぶりに…しかも、自分の気持ちをしっかりと確認した後の平真と一つ屋根の下…しかも、他の娘の妨害がないんだよ?こんなチャンスもうないかもしれないじゃない?それなら…自分の羞恥心を押さえつけてでも攻めに攻めるしかないと思わない?」(み)
「み、みかんの事は告白したことがあるくらい好きなんですよ!?だから、ゆっくり恋愛を楽しんでからで良いんじゃないでしょうか!?こういうことは!?」
「じゃあ、私を選んでくれるって事で良いの?」(み)
「それだと、誘惑に負けたことになると思うですが…」
「平真は優淳普段過ぎると思うよ…?でも、それが平真だし…仕方ないなぁ。それなら、一緒にお風呂入って我慢出来たら許してあげるよ?」(み)
「絶対に無理です!!みかんには、何度も暴走直前まで追い詰められているんですよ!?お互いに裸の状態で我慢出来るわけないじゃないですか!?ヘタレでも男なんですよ!?」
「それじゃあ、このまま持久戦になりそうだね?」(み)
「みかんの本気はここまでなのか!?どうしたら良いんだ!?」
あくまでも俺から押し倒すのを待っているみたいで、俺に抱き着いたままそれ以上は行動してこないから何とかもっているが…正直、これ以上みかんを意識するようなことがあれば…マジで飛びそうだぞ…どうする!?
「平真!勉強は一時中断してお風呂に・・・なるほど、そっちの勉強を頑張るところだったわけね」(菫)
「そっちってどっちですかね!?見ての通り俺からは何もしておりませんよ!?」
「分かってる分かってる♪それじゃあ、二回戦はお風呂にしておきなさいよ?」(菫)
「二回戦って何ですか!?いい加減にしないとセクハラで訴えますぞ!?」
「それじゃあごゆっくり♪」(菫)
「え?マジでこのまま去る気なの?止めないの!?ねぇ?止めないですか!?」
「何よ平真?そんなに鼻の下を伸ばしておいて止めて欲しいとか…意味が分からないんだけど?」(菫)
「こっちの方が意味が分からんわ!?みかんは明らかに暴走してるだろうが!?こういう時は、大人としてやんわりでも止めるべきなんじゃないのか!?」
「そうね、みかんちゃんに言う事があったわね」(菫)
「・・・はい、何でしょうか?」(み)
「顔だけ振りむいて拘束は外さないんですね…」
「子供が出来たら私も育児を手伝うから安心して励んでね?」(菫)
「おおい!?なんてことを言うんですか!?この状況だとマジでシャレになってないんですが!?」
「平真安心して?バッチリ危険日だから♪」(み)
「全然安心出来ませんよ!?みかんが壊れておる!!衛生兵!衛生兵はおらぬか!?」
「じゃあ、私は下で孫の名前を考えているわね」(菫)
「またそれか!?お願いですからみかんを何とかしてください!?」
「みかんちゃん…」(菫)
「何でしょうか?」(み)
「最初は男の子をお願いね♪」(菫)
「なんじゃそりゃ!?」
「分かりました!」(み)
「分かりましたって…選べるわけないでしょうが!?」
「じゃあ、頑張って双子を作れば確率上がるよ?」(み)
「頑張っても蓋後になるわけじゃないんですよ!?と言うか、そう言う事をするとまだ言ってないよね!?」
「じゃあ、二人分名前を考えておくわね♪」(菫)
「考えんでええわ!?って、マジで出て行ったよ!?しかも、降りていきおった!?あの母親は絶対に可笑しいだろ!?」
「それじゃあ…ここでする?お風呂でする?」(み)
「どっちもお断りする!!いい加減に正気に戻って下さい、みかんさん!!君はそんなことを言う娘じゃないんだよ!?お願いします!マジでいつものみかんに戻って下さい!!」
「何を言ってるの?平真?私はずっと正気だよ♪」(み)
「絶対に暴走してますよ!?衛生兵!衛生兵はまだか~!!?」
その後、誘惑に負けてみかんルートが確定するのであった・・・・完
そんなわけないからな!?頑張って1時間もかけて説得しましたよ。いくつか引くための条件を飲まされたけど…仕方ないと思うしかないな…。え?残念じゃないのかって?・・・聞くなよ、そんなこと…我慢出来たんだからもう良いじゃないか…
こんなことが他の娘に知られたら…みんな同じことをしてきたりするんじゃ…?絶対に身が持たないぞ!?言わなくても、みんな勘が良いから気が付かれそうで怖い!特に、いちごにはいつの間にかばれていそうでマジで怖いわ…
そして、現在寝ようと思うんだが…隣にはみかんが居てこっちを見つめております。何故かって?色々飲まされた条件の一つだからだよ…。ベッドの中で抱き着かれてるんだが…この条件は飲むんじゃなかった…。今日は徹夜決定だな…明日の勉強中に寝ないでいられるだろうか・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
え?この結果は分かっていたって?・・・はい、そうです。元からそんな終わりに何てならないですよ?ただ、作者はポンコツなので絶対にないとは…?
次話もよろしくお願いします。




