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十四個めっ♪ 母上からのアドバイス?前編

「それで?どういうことか説明してくれるのよね?平真?」(母上)

「先に行っておきたいのですが母上、自分でやったこととは言え意図した結果ではないと…」

「男がぐちぐち言い訳なんてするものじゃないわよ?平真。」(母上)

「申し訳ございません、母上。全ては自分の愚行が招いた結果です…」


 静かな声なのに物凄い威圧感を感じるんですが…え?俺は今日死ぬの?これだけの美少女に思われて死ねるなら本望だろう?と言う、神からのメッセージなのか!?やばい、何かあり得る気がして来たぞ…


「平真…あんたの口から色々聞き出そうと思ったけど、それだと味気ない…と言うよりも、愚息の主観だと絶対にずれた認識だろうから…ここに集まってくれた女の子たちから直接聞こうと思うのだけど、問題はないわね?」(母上)

「い、いえ!ここはやはり、俺が自分で話し」

「問題はないわね?」(母上)

「・・・はい、ございません」


 やばい、覚醒状態の母上に勝てるわけがない…。ここは…みんなが俺の援護をしてくれるのを期待するしか…


「お母様!ここは私から話をしても…」(い)

「ねぇ?いちごさんと言ったかしら?」(母上)

「はい!千代浦いちごと」(い)

「あなたは私を舐めているのかしら?」(母上)

「・・・え?」(い)

「だってそうでしょう?初めて会う好きな人の母親の前で、ずっと息子にくっついているのだから。確かに、平真が好きだと言う気持ちは伝わって来たわ。でもね?私への筋も通さずに、息子を独占しようとするのはいかがなものかしら?」(母上)

「ひっ…ご、ごめんなさい…」(い)


 怖ええええええええええぇぇぇぇ!?あのいちごが涙目で俯いて、しかも縮こまっちまったぞ…。で、でもな…


「母上…!?」


 やべえ!?無言で黙れ!と言う意思のこもった視線を向けられちまった!?正直逃げてぇけど…。

でもなぁ…さすがに引けないだろ?いちごは俺のフォローしようとしてたんだろうし…まあ、自分をアピールする打算もあったんだろうけどさ…それでも…


「流石に言い過ぎだろ?相手は子供なんだしよ?」


 言ってやったぜ!この正論ならさすがに母上も少しは引いてくれるだろ?


「なるほどね?私が睨んでも意見を述べたことは素直に評価してあげるわ。いつも逃げ回ってる平真が、自分の筋を通そうとしたのだものね?」(母上)


 ばれておる…さすがは母上様っす…


「でもね、平真?その理屈だと、いちごちゃんは子供だからこの話し合いには参加させなくても良いって事よね?」(母上)

「え?ええと…それは…」


 どうなんだ?いちごはいちごなりに俺の事を好きかもしれないけど…本気の度合いが正直分からないんだよな…


「私はね、平真。この場の話し合いに置いてはね。全員を平真が好き…いいえ、平真を愛している一人の女性として見ることにしたの。だから、相手が子供だなんて思わないわ。どう?いちごさん。参加をやめるのかしら?」(母上)

「・・・いいえ、お母様。先ほどまでは失礼な態度を取り続けてしまい、申し訳ございませんでした。まことに身勝手な話となるのですが、一応弁明をさせていただいてもよろしいでしょうか?」(い)

「ええ、どうぞ」(母上)

「ありがとうございます。私は見ての通り子供です。そして、それを色々な意味で利用しようとしていたのは事実です。しかし、人は成長できます。私は今、大人として必要な事を学んでいる最中なのです。ですので、今回は母からの『男は意外に押しに弱い人が多い』と言うアドバイスを真に受けすぎてしまい、やりすぎてしまったのは否めない事実です。愛する人の母親…しかも、初対面でありながら目の前でこのような愚直な行動を取ってしまったこと、改めて謝らせてください。誠に、申し訳ございませんでした」(い)

「・・・なるほどね。つまり、子供だから一度は見逃して欲しいと言うのね?私は、一人の大人の女性として扱うと言ったと言うのに?」(母親)

「はい、大雑把な解釈としてはそうなってしまいます。ただ、追加として言わせていただきたいことがあるとすれば、これからも今回ほどではないにしろ失礼な言動をしてしまう事があると思うのです。その時は、今回のように…いいえ、今回よりも激しく罵倒して頂いても構いません。手をあげられたとしても受け入れる覚悟です。ですから、子供だから仕方ないという言い訳を使わせてください。いつか必ず…お母様にも認められる立派な大人の女性になってみせますので!」(い)

「ふふっ、侮れないわね。普通なら逃げてしまっても可笑しくないほど、強く言ったつもりだったんだけどね。逆に、子供だからと言う言い訳を使わせて欲しいと来るなんて…良いでしょう、いちごさんも話し合いに参加しなさい」(母上)

「ありがとうございます、お母様!」(い)

「それにしても強い娘ばかりね。私の事を平然とお母様と呼ぶなんてね」(母上)

「いや…母上が名乗ってないのも一因じゃないのか?」

「良いのよ、これはこれで。だって、平真がここにいる全員から愛想を尽かされて結婚出来なくなるかもしれないじゃない?そうなったら、お母様なんて呼ばれる機会がなくなってしまうのよ?」(母上)

「「「「私は絶対にそんなことはしません!!」」」」(れ&み&り&い)

「本当にこんな愚息のどこをそんなに気に入ったのかしらね?まあ…まずはそれを聞こうと思っていたのだけどね」(母上)


 ため息をつきながらそんなことをいう母上。うっさいわ!俺の方が一番それを聞きたいわ!!特に、りんごなんてからかっていただけなのに…全く理由が不明だからな…


「それでは…そうね。ここは敢えて、みかんちゃん…みかんさんから話を聞いても良いかしら?」(母上)

「え?私ですか!?菫さん!?あ…お、お母様!」(み)

「ありがとう、言い直してくれて。・・・やっぱり、みかんちゃんからそう呼ばれるのが一番うれしい気がしてしまうわね。この場だけでもそのままでお願いね?」(母上)

「そ、それはいいんですけど…あの、私も何か話さないといけないのですか?」(み)

「・・・やっぱりね、そんなに私を母と呼ぶのにためらいがなくなるなんて…何かあったのね?」(母上)

「はい…覚悟が出来ました。私は、正直好きという感情…恋愛感情と言うものがはっきりと分かっていませんでした。小さい頃からずっと平真のお嫁さんになると漠然と思ってしまったせいでしょうか?それとも、ライバルがいなかったせいでしょうか?それは分かりません」(み)

「そうね、みかんさんは平真のお嫁さんになると言ってはいたけど、どこか理想ばかりを見ている節があったものね」(母上)

「はい。・・・お母様、お願いがあるんです…。実は、もう一人この輪の中に加わるべき娘がいて…」(み)

「事情は分からないけど、また集まるのも大変でしょう?すぐに呼ぶのも相手の都合があるし、それに…私が根掘り葉掘り聞くのはやっぱりいけない事よね。みかんちゃんの事でさえ…ね」(母上)

「お母様…」(み)

「ふふ、まだお母様と呼んでくれるのね?そうね、今言った加わるべき必要のある娘は…今度みかんちゃんから話をして連れてきてくれる?いえ、平真が連れて来なさい」(母上)

「俺ですか!?」

「そうよ?その様子だと心当たりがあるんでしょう?」(母上)

「は、はい…」


 何で分かるんだ?女はエスパーか何かのか?


「あの…私が」(み)

「みかんちゃんは、その娘と二人きりで話し合わなければならないことがあるんでしょう?それだけしなさい。この家に招くのは、私と…当事者の平真だけで十分よ」(母上)

「…わかりました」(み)

「話を戻すわね。みかんちゃんは良いわ…その娘と話した後の方が気兼ねなく話せることもあるでしょう?」(母上)

「・・・はい」(み)

「うん。それじゃあ、後の娘たちは…そうね、内容は変更するわ。全部を話せなんて言わないわ…二つだけ教えて欲しいの。平真を好きになったきっかけみたいなものと、私が嫁に来なさいと言ったら来るつもりがあるのかどうかと言う2点だけ聞かせて欲しいの」(母上)

「それ…付き合う前の娘に聞くことじゃ…」

「あんたは黙っていなさい」(母上)

「・・・はい」


 なんで俺に関係ある話なのに、俺だけ蚊帳の外に出すんですかねぇ…。ガールズトークってやつなの?それなら、俺部屋に行っていて良いんじゃないですかね?


「それじゃあ、れもんちゃんからお願いね。その後に、りんごちゃん、いちごちゃんね。ここからは無礼講にするから、気楽に話して頂戴ね?」(母上)

「無礼講ってあんたな…」

「うるさいわね。平真は黙って座っていなさい」(母上)

「何で俺だけぞんざいな扱いなんだよ…」

「ええと…」(れ)

「あ、気にしないでいいからね?れもんちゃん、どうぞ」(母上)

「は、はい!」(れ)


 返事の後、深呼吸してかられもんが話し出した。


「私が平真を好きなった最初のきっかけは…事故で平真とキスをしてしまったからです」(れ)

「「「ええっ!?」」」(み&り&い)

「う…話さざるを得ないよな…」

「なるほどね…その後、葛藤して平真と接しているうちに本気になったってところかしら?」(母上)

「そ、その通りです…」(れ)

「本当に可愛らしい娘ね…見た目もそうだけど」(母上)

「あ、ありがとうございます…」(れ)

「それで、嫁に来る覚悟まであるの?」(母上)

「…正直な話、家族と話してみないと分かりません。個人的な覚悟で良いと言うなら…もちろん、あります!」(れ)

「それなら、家族が反対したら来られないって事ね?」(母上)

「・・・いいえ、絶対に説得してみせます。平真が私を選んでくれたのなら、そんな理由で破談になるなんてことは許されません。絶対に…絶対に説得します!」(れ)

「ふふ…熱くなるところはちゃんとなるのね、れもんちゃんも」(母上)

「あ…ご、ごめんなさい」(れ)

「謝る事なんてないわ。ねぇ?平真?れもんちゃんは絶対にお嫁に来てくれるって言ってるわよ?どうする?」(母上)

「え!?ええと…な、何と言ったらいいのか…」

「れもんちゃん、こんな優柔不断な奴で本当に良いの?」(母上)

「ここで流されて良い返事をしてしまう軽薄な人よりはずっと良いです。前にも言いましたけど、平真が良いんです」(れ)

「本当に真っ直ぐな恋をする娘なのね…。勿体ないわね、平真なんかが相手じゃ」(母上)

「あのですね母上…もう少しだけでも息子の事も労わって頂けると…」

「男が泣きごと何て言わない!」(母上)

「・・・はい」

「平真って本当にお母様に頭が上がらないのね」(れ)

「色々とあるんだよ…」


 中学の事とか中二の事とか黒歴史の事とか…全部同じじゃん!?


「それでは、次はれもんちゃんだっけ?お願いできる?」(母上)

「ははは、はい!頑張ります!」(り)


 何を頑張るんだ?りんご…物凄く緊張しているな?ずっと黙ったままだったから変だと思っていたんだよ…


「ふふっ、そんなに緊張しないでも良いのよ?いちごちゃんみたいに丁寧に話さなくても良いからね?」(母上)

「・・・はい…」(り)

「あれ?何か変な事を言ったかしら?」(母上)

「あの…母上」

「何?平真?まさか、この子にも何か変な事をしたんじゃないでしょうね?」(母上)

「違うから!と言うかね、変な事をすでにしたみたいな言い方やめてくれません!?れもんも言ってたよね!?事故だったって!?」

「・・・そうだったわね」(母上)

「その間がとっても気になるんだが…」

「じゃあ、一体何で話し掛けて来たのよ?」(母上)

「それは…母上が勘違いしているようなので指摘しようかと…」

「何をよ?」(母上)

「そのですね…りんごは俺の一つ上の先輩です」

「・・・はい?」(母上)

「彼女は高校二年生です」

「ええっ!?」(母上)


 驚いた母上は、りんご見てみかん見てりんご見ていちご見てと忙しなく視界を動かしておられる。気持ちは分かるんだが…りんごに失礼だからやめてあげて…。この感じだと、れもんが最初に紹介された時も勘違いしたんだろうな…


「ご、ごめんなさいね、りんごちゃん。最初にいちごちゃんと競うように平真を取り合っていたからてっきり同学年の子かと…」(母上)


 ああ…確かに、あの場面を最初に見たらそう思うだろうな…


「いえ…慣れていますので…気になさらないでください…」(り)


 慣れているという割には、物凄く落ち込んでいますぞ!?りんごちゃんや!?


「本当にごめんなさいね…。でも、平真はどうやら小さい娘も守備範囲みたいだし気にすることはないわよ?」(母上)

「お待ちください、母上。何故そのような結論を持たれたのかお聞かせ願いたい!!」

「このメンバーを見てかしら?」(母上)


 そう言われたので4人を改めて見てみる。みかんは小さいわけじゃない…160cmくらいか?れもんは…150…ないな?148くらいか?りんごといちごは・・・え?小さい子ばっかじゃん!?いやまて…俺が意図して選んだわけではないはずだ!可愛い娘を可愛いと思うのも別に変な事ではない!セーフだ!それはロリではない!!


「と言う事で、違うのです!母上!!」

「何を考えていたのか手に取るようにわかるのが悲しいわね…。まあ、平真がどんな性癖の持ち主だろうと、私は息子として愛してあげるから安心しなさい?」(母上)

「違うと言っているのにそう言う風に持っていくのはやめてくれませんかね!?しかも、普段の態度を見る限りとてもその言葉は信じられんわ!!」

「親の無償の愛を信じられないなんて…悲しい子ね」(母上)

「何を言っても勝てる気がしないので降参します!だから、これ以上俺を痛い子扱いするのはやめてくれませんかね!?」

「平真ったらつれないわね?母は悲しいわ…」(母上)

「やめて欲しいって頼みましたよね!?」

「それでも付き合ってくれるのが平真の良い所よね?」(母上)

「無理やり吊り上げられてるだけだろ!?」

「ふふっ、私なりの息子の愛し方なのよ♪」(母上)

「お願いですから、違うベクトルで愛してください!」

「え?平真の本命って…私だったの?」(母上)

「違うわ!?恐ろしい誤解するのやめてくれ!!」

「こうやって平真と話していると楽しいわね♪」(母上)

「楽しいのはそっちだけだからな!?」

「仕方ないのよ、平真を弄り倒すのが私のライフワークなんだもの」(母上)

「そんなのライフワークにするんじゃねぇよ!?」

「じゃあ、りんごちゃん。平真を好きになったきっかけからよろしくね?」(母上)

「いきなり俺を置いて話を戻そうとしないでもらえますかね!?」

「あら?まだ弄られたりなかったかしら?」(母上)

「違うわ!話の流れが可笑しいだろって話だ!!」

「本当に仲良しの親子ですよね」(れ)

「そうでしょう?」(母上)

「お願いだからこれ以上引っ張らないでください!?」

「さすがの平真もギブアップみたいだから…りんごちゃん、お願いできる?」(母上)

「は、はい!」(り)


 気合を入れる必要ないだろとか突っ込む余力もない…。俺は、ぐったりしながらもりんごの話に耳を傾けるのだった・・・

最後までお読みいただきありがとうございます。

間に合った部分だけ投稿したので半端になりました(汗


平真が中心だとどうしてもコメディ要素が多めになってしまいます…

そんな感じですが、次話もよろしくお願いします。

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