表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/60

十二個めっ♪ ルールくらい考えて下さい!

ギリギリアウト…ぎりぎりでもないか…頑張りました(汗

「まずは、エントリーナンバー1番、『東御(とうみ)れもん』選手の登場です!手元の資料によると、低めの身長と可愛いらしい姿から入学早々にファンクラブが設立され、半年も経っていないのに現在でその数は10を超えるほどの人気を誇っているそうです。なるほど、納得の可愛らしさですね♪これは期待が持てるのではないでしょうか!」(丸)

「確かに、一人目で平真君がノックアウトされお持ち帰りの展開もあり得るな!」(神)

「はいはいはい!質問があります!とても重要なので是非教えて下さい!!」

「はい、平真君がまた仕切り直しをしようとしているみたいですが、キリがないので無視したいと思います!」(丸)

「なんでだよ!?とても重要だと言っただろうが!!」

「平真君怖い…そんなに怒鳴らなくたっていいじゃないですか…」(丸)

「あ、すみません。店長相手にしている勢いでつい…」

「平真君コワイ、そんなに怒らなくたっていいじゃナイノ」(神)

「せめて抑揚付けて言えや!?全然気持ちがこもってねぇよ!?」

「ヒドイ…これが人間社会の問題、差別と言うやつか…」(神)

「大げさに言ってるけど違うからな!?全部自業自得ってやつだろ!?」

「それはともかく、君が進行を止めたかられもん君が困っているじゃないか?」(神)

「違うと思うんだが…じゃあ、丸郷さん。この大会とやらのルールって聞いてますか?」

「え?ルール?・・・全く聞いてませんね?店長、ルールの説明はどうするんですか?」(丸)

「・・・人間、ルールに縛られたら本当の自分を出せないと思わないか?」(神)

「一見、良いことを言ってるみたいに聞こえるけど、それじゃあ勝負にならないだろうが!どうするんだよ!?」

「世の中、勝ち負けが全てじゃないんだよ?平真君」(神)

「だから!それじゃあ、大会自体の意味がないだろうがって話なんだよ!!やっぱり、やらなくて良いんじゃないか!?」

「・・・よし、ルールを考えよう」(神)

「本当に、自分勝手で行き当たりばったりだな!?丸郷さんが苦労してるのが分かるわ!!」

「平真君…分かってくれるんだね…」(丸)

「こうして、平真争奪戦のメンバーが新たに一人増えるのであった」(神)

「勝手に増やすなよ!?」

「・・・ポッ」(丸)

「丸郷さんもやめて!?参加者の皆さんの視線が痛いから!!」

「さて、平真君をからかっている間にルールをある程度考えてみたぞ!」(神)

「人を小ばかにしながら物を考えられるなんて素敵な特技ですね!」

「それほどでもあるな!」(神)

「もちろん嫌味に決まっていますけどねぇ!?」

「で、ルールなんだが」(神)

「マイペースだよな、ほんと」


俺も自分はマイペースだと思っていたけど、この人のは別次元だわ…勝てる気がしねぇ


「まあ、ルールと言っても簡単なものだ。まず、大会の名前通りにメイド服に着替えてもらう!」(神)

「なるほど、丸郷さんと同じこの店の給仕服に着替えるんだな?」

「違うぞ?」(神)

「え?違うのか?」

「着替えるのは、私が集めに集めたメイド服コレクションにだ!何かあった時に誰かに着せようと様々なサイズと種類を揃えてある!出場者全員のサイズはおろか、何着かから選べるだろう!」(神)

「何そのコレクション!?と言うかですね…店長が集めたと言う時点で不安しかないんだが…」

「大丈夫だ!ぎりぎりを攻めたのは…数枚しかない!」(神)

「数枚はあるのかよ!?」

「まあ、つまりは着るかは本人次第だ。出場者の勇気が試されるわけだな?」(神)

「煽るなよ!?」

「そんなことを言って…本当は見たいのだろう?かなり際どいのもあるんだぞ?」(神)

「ぐっ…そ、それは…」


 おい!はっきり拒絶しろよ俺!みんなから白い目で見られるだろうが!今だけは助平心を封印するんだ!!


「べ、別に興味ありませんし!!」

「いや…そんな究極の選択を迫られたけど頑張って答えたよ!みたいな、悲痛な顔されてもな…。うん、私が悪かった」(神)

「平真…やっぱりみたいんだ?」(れ)

「うーん…実物を見てみないと判断つかないかな?」(み)

「ばっかじゃないの!スケベな海藤平真!私は着ないわよ!着ないからね!?」(り)

「これは着るしかありませんね♪でも、初めてが皆さんの前と言うのは…少しだけ恥ずかしいかも」(い)

「これは…トリを任せられた責任を考えると…着るしかないのでしょうか?」(ざ)


 可笑しいな?頑張って興味ないと言ったのにもかかわらず、みなさんに俺の本心がばれておりますよ?どういうことなのでしょうか!?世の中不思議で一杯である。


「そ、それで他のルールは!」

「あからさまに話題を変えたな?まあ、武士の情けだ…乗ってあげよう。他のルールだが、平真君が相手を押し倒すほど興奮したらその娘の勝ちだ!我慢出来たら負け、制限時間は15分にしておこうか?それ以上だと、際どい衣装による羞恥心に耐えられないだろうからな」(神)

「おい!アバウトなルール過ぎだろ!?しかも、際どいのを着るの前提で話すなよ!?俺はきょ、興味ないって言っただろう!?」

「分かってる分かってる。だがな、やはり細かいルールなど不要なのだよ!自由な環境の方が…私が楽しめる行動に出てくれる可能性が上がるだろ?」(神)

「やっぱり自分が楽しみたいだけかよ!?」

「当たり前だろう!あ、でも平真君…ちゃんとぎりぎりで耐えるんだぞ?平真君が負けてしまったら、第二回以降が開けなくなってしまうからな!」(神)

「あくまで自分都合な話だな!?本来ならこんなあほみたいな大会に付き合う気などなかったが、みんながやる気だから仕方なく付き合ってるんだからな!そこは間違えるなよ!」

「男のツンデレの需要は少ないぞ?」(神)

「ち、ちがいますし!?」

「平真のあの表情、完全に私たちが際どい衣装で迫って来るの想像してるよね?・・・頑張ってみようかな?」(み)

「み、みかん何言ってるの!?確かに、そんなしまらない顔してるけど…トップバッターとしては…一番勇気が要るというか…」(れ)

「何で着る流れみたいになってるのよ!?わ、私は着ないんだからね!?もし、着てしまって海藤平真に迫られでもしたら…したら…ど、どうすればいいのよ…」(り)

「ツンデレさんは面倒臭いですね?私は素直なのでこう言います。平真さん、際どい衣装を着るので押し倒してくださいね♪」(い)

「これはトリとしては着るしかなさそうですね…。ど、どんな衣装なのでしょうか…」(ざ)


 これは…どんどん際どいのを着る方向に話が進んでいる!?これは期待出来るんじゃ…?って、違うだろ!?助平根性丸出しだな俺!!落ち着いて考えてみろ?ここにいる美少女たちが、際どい衣装で迫った来たら…耐えられる自信など、助平な俺にあるはずがないだろうが!!


 ここは、血反吐を吐く思いで言うしかないだろう…


「みんな…店長に惑わされるな!着たくない物を無理に着なくて良いんだぞ!」

「平真…セリフと表情が合ってないよ?」(れ)

「本当にね。人はそこまで悲痛な表情が出来るのかと思うくらいに…酷いね」(み)

「ドスケベ海藤平真にしては頑張ったんだろうけど…逆に、そこまで決意しないといけないほど見たいのかって話よね…」(り)

「安心してください、平真さん。私の決意は変わりませんから」(い)

「平真君がそこまでの決意を持って挑むと言うのでしたら…やはり、私も着るしかなさそうですね…」(ざ)


 おかしいな?やはり効果が薄いどころか、ダメ押しをしてしまった感すらあるんだが…


「平真君…そこまで見たいなら私も着てあげようか?」(丸)

「お願いします!!」

「「「「「平真…」」」」」(れ&み&り&い&ざ)

「ち、違うんだぁ!!?」


 言い訳のしようもございませんな・・・


「さて、平真君の盛大な自爆を見届けたところで、少しルールを変更しよう!やはり、部屋に二人きりの方が迫りやすいだろう?と言うわけで、私と丸郷君が別室でこの部屋の様子をモニターし実況しよう!」(神)

「何かもう大会と言うかなんというか…マジであんたが楽しみたいだけだな…やる意味なくないか?」

「それと、他のライバルたちが何を着たか分かったら最初の娘が不利になると分かったので、着替え室からこの部屋へ直接移動するようにし、他の出場者にはどんな格好をしたかわからないようにする。もちろん、どんなアピールをしたかもだ!」(神)

「あ・・・やっぱり自分が楽しみたいだけ…」

「そして!平真君が押し倒したら我々がちゃんと止めるとして…一番早く押し倒された娘が優勝とする!」(神)

「待て…俺が全員押し倒すと言うのを前提にしてるだろ!おい!!」

「我慢出来るのか?可愛いく、魅力的なメイドさんが自分を食べてとアピールしてくるんだぞ?君に15分も耐えられるのか?」(神)

「だ、大丈夫だし!俺の意志は鋼のごとく固いし!!」

「はいはい、そう言う事にしておいてやろう」(神)

「全然信じてねぇな!?」

「それでだ、押し倒された娘にはもれなく、〇〇ズニーランド・シーを行き来できる2デーパスポートを進呈しよう!もちろん、ペアでだ!一日の宿泊代として金一封…まあ、諭吉さん一枚だがそれも付けよう!」(神)

「ここに来て俺以外の現実的な賞品を付けてきやがった!?しかも、凄く太っ腹じゃねぇか!?」

「まだだぞ?何故なら優勝者には別の商品があるからだ!」(神)

「なんだと!?これ以上があると言うのか!?」

「ふふ…その無駄に上げてくるノリは好きだぞ♪」(神)

「うるさいな!?体に染みついた性分なんだよ!ほっとけ!」

「そう、優勝者には…なんと!旅行券20万円分プレゼントだ!」(神)

「20万円分だと…!?」

「そうだ!それだけあれば、二人でも国内旅行でしっぽ」(神)

「言わせるか!?学生なんだぞ!もうちょっと良識を弁えろ!!」

「そんなことを言いつつ、若い君は頭の中ではそう言う事ばかり考えているんだろ?ん?」(神)

「こ、こいつは…マジで腹立つ!」

「殴りかかって来るがいい!胸で受け止めてやろうではないか!」(神)

「胸でだと…!?」


 あれはそんなガード性能を持っていると言うのか!?た、試してみても…


「最低だわ、海藤平真!あのふやけた顔…見るに堪えないわね!」(り)

「さすがに…フォロー出来ないかな?」(み)

「・・・肝心なところではちゃんと理性を持てる人なんだよ?それ以外はだらしないけど…」(れ)

「私が全部受け止めれば問題解決ですね!」(い)

「いちご、貴女は大人発言をし過ぎだと思います…」(ざ)


 海藤平真=最低な助平野郎に変換される日も近い…自重せねば!・・・出来るのか?


「あの…これ以上時間をかけると遅くなり過ぎてしまう気がするのですが…」(丸)

「我々の前には時間と言う天敵が居たのだった!急ぐぞ!まず、一人当たりの時間を10分に短縮だ!れもん君は着替え室へ!その他の出場者は控室へ!平真君はここで待機!私と、丸郷君はモニター室へ移動!あ、マイクとかは持ってきてくれ!」(神)

「りょ、了解!」(全員)


 そんな感じでバタバタ移動することになった。計画性と言う言葉はあの人には無いんだろうな…。色々妨害していた俺のせいでもあるのか?いや、今日思い立って今日やろうと言うのがそもそも間違いだろ…。他にも色々考えたいことが多いんだが、あの賞品の資金は何処から来るのかとか…


「お待たせしました!れもん選手の準備が整ったようなので始めたいと思います!」(丸)


 この無駄に整った設備も謎だよな…店長は金持ちなのか?それっぽいけど…喫茶店にしては色々やり過ぎだと思うわ…


「それでは、れもん選手の入場です!平真君、押し倒さないように頑張ってね!」(丸)

「どんな応援だよ!?信頼感がまるでなくて嬉しいっすよ!!チキショー!」

「いいから、気持ちを切り替えたまえ!れもん君がすでに覚悟して部屋に入っているんだぞ?」(丸)

「え?・・・えっ!?」

「ど、どう…かな?」(れ)


 どうかな?だと…!?いわゆるへそ出しメイド服…ここまでは良い。いや、まずお腹に目が行ったけども!そして、猫耳だと!?基本中の基本なのかもしれんが…良いものは良いのだ!恥ずかしがってる姿もまた良いものです!際どいのはさすがにやめたみたいだけど、合格!合格です!!


「ありがとうございます!!」


 ここは一礼しておくべきです!ありがとうございます!!


「まだ何もしてないんだけど…」(れ)

「その恥じらう姿だけで十分です!ごちそうさまです!!」

「もう…スケベな事にだけは素直だよね?」(れ)

「ははははは…すみません」

「いいよ、今更だもんね。…隣に座るよ?」

「ああ…」


 やばいんだけど、いつもと違うんですけど!?ど、どうすればいいのだ!?10分!たった10分なのにまだなのか!?


「平真…押し倒してくれないの?」(れ)

「おお、女の子が押し倒すなんて言っちゃいけません!」

「そ、そうなんだけど…この大会とやらの主旨になってるんだし…平真とランドやシーに行ってみたいし…」(れ)

「あの賞品は卑怯だよな…しかし、こんなところで押し倒すのはちょっと…な?」

「それは…私の魅力が足りないから…なの?」(れ)

「それは違います!猫耳メイド最高です!!脳内に永久保存したいくらいです!もちろん、それを着ているのがれもんという可愛い娘だからこそなんだけどな!しかし、これ以上意識してしまうと俺の理性が持たないんです!わかってください!!」

「う、うん。我慢してくれているのは分かった…けど」(れ)

「けど?」

「他の娘が押し倒されて、私だけされなかったとかになったらやっぱり嫌なの…だから」(れ)

「だ、だから?」

「もう一押し…するよ?」(れ)

「な!?こ、これは…」


 れもんは自分のお腹に俺の手を持っていって当てたと思ったら、そのまま上に…!?

やばい!?とてもすべすべで柔らかい感触を手が滑っていき…やばい!マジで何か・・・


「そこまでです!制限時間終了となりました!!」(丸)

「ハッ!?あ、危なかった…」

「・・・うう、私としては残念の気持ちが多いかな…頑張ったのに…」(れ)


 マジで危なかった…理性と言う言葉すらぶっ飛ばしてしまうところだったぞ…


「丸郷君、1分くらいロスタイムがあっても…」(神)

「ダメです、店長。10分は10分です。1秒たりともロスタイムなどあり得ません!」(丸)

「丸郷君はそう言う所は厳しいな…。残念だ、あの平真君の表情なら後5秒もあれば完全な獣になっていたと言うのに…」(神)

「そんな解説するのはやめてください!訴えますぞ!?」

「…そんなにぎりぎりだったの?私って魅力的だった?」(れ)

「そんなの当たり前だろ?何度も言ってるが、れもんは魅力的な女の子だよ。大体、あの時だって俺はいっぱいいっぱいだったんだぞ?もう一度同じ事するなよ?止められるか自信がねえよ…」

「平真・・・」(れ)

「何か、終わった後の方が盛り上がってませんか?」(丸)

「しっ!良い所なんだから邪魔してはダメだぞ」(神)

「「あ…」」(平&れ)

「ほらみろ、丸郷君が余計な事を言うから現状を思い出して離れてしまったじゃないか!?」(神)

「でも、早く次の人に移らないと時間が…」(丸)

「・・・そうだったな、二人の情事に気を取られて忘れるところだった」(神)

「「情事とか言うな(言わないで)!」」(平&れ)


 本当に…色々とどうしたらいいのかわからずに混乱しておりますわ…


「それでは、れもん選手は惜しくも敗退となります。ご退場ください」(丸)

「あ、逆側の部屋で待機で宜しくな?次の娘が着替えているから、鉢合わせると隠した意味がなくなるしな」(神)

「え?その間この格好のままってこと?」(れ)

「その服はプレゼントするからそのまま帰っても…」(神)

「こんなの要りません!!」(れ)

「え?貰っておいても…あ、なんでもないっす…」

「・・・やっぱり貰っておきます。でも、最後は着替えて帰りますからね?」(れ)

「分かった。とりあえず、羽織るものはあるのでそれを羽織って待っていてくれ」(神)

「分かりました。平真?私を押し倒さなかったんだから、他の人もしちゃだめだよ?」(れ)

「わ、分かってるよ!れもんでも我慢出来たんだから…大丈夫だ!任せておけ!!」

「何か不安だけど…信じてるからね?」(れ)

「お、おう!」

「じゃあ、後でね♪」(れ)


 れもんが隣の部屋に移動するとすぐに…


「なんだろう?この甘酸っぱい雰囲気…これで、二人は付き合ってないと言うのですよね?」(丸)

「な、何を言ってるんだ、丸郷さん?付き合ってないですよ?」

「そう・・・まあ、いいんだけどね?」(丸)

「含みのある言い方っすね…」

「時間が無いんだろ?次に進んでくれ」(神)

「そうでした!それでは、エントリーナンバー2番!『仙石(せんじゃく)みかん』選手です!資料によると、平真君の幼馴染で世話焼きのプロ?あらゆる家事をこなし、何事も器用にこなす万能娘だそうです!その容姿も、キリっとした美人タイプ!しかし、中身はとても可愛らしく、そのギャップで男を魅了し、彼女にもファンクラブが多数存在するそうです!そのファンクラブからは、甲斐甲斐しく世話を焼かれる海藤平真の存在が敵として認識されており…」(丸)

「そこまでの説明はいらないんじゃないでしょうかねぇ!?そして確信したわ!その資料の提供者は、明のやつだろ!?間違いない!!」

「・・・資料の提供者についてはノーコメントです!確かに、これ以上は必要なかったですね。それでは平真君、押し倒さないように頑張ってね!」(丸)

「それが開始の合図なんですかねぇ!?」

「平真君…」(神)

「しまった!?突っ込む癖が付いてしまって…いて…」

「平真…ど、どうかな?」(み)


 これはメイド服と言って良いのでしょうか!?確かに、下はメイド服のようなスカートはいてるけど…結構短いし…頭にはメイドさんが良く付けているヘッドドレス?カチューシャ?を付けていて…そこまではいい、問題は…上着が…大きなリボンを胸に付けているだけの際どい姿だと言う事!?みかんに何があったんだ!?


「みみみ、みかんさん…何があったんですか!?どうしちゃったんですか!?」

「・・・そう言いつつ、胸ばかり見ているね?平真ってばエッチなんだから…」(み)

「う…これは呪いのようなもので…視線が外せないんです!芸術は爆発だー!!」

「う…ちょっとやりすぎたかな?視線が怖いんだけど・・・」(み)

「はっ!?危ない…色々飛ばすところだった…。みかん、危険だからそのまま時間まで動かないでくれ!マジで危険すぎ!?俺の残り僅かな理性を刺激しないでくれ!!」

「近付いたら押し倒されちゃうかな?」(み)

「その程度はすみませんぞ!?近付いたらマジでダメっす!」


 さっきのれもんでもうアウトと言っていい感じだったんだからな!?俺の理性を過剰評価してもらっては困ります!!そう思いつつも、視線が固定されている俺。・・・本当に助平だな…


「平真は私の事を見慣れちゃってるから…攻めないとダメだと思って着てみたんだけど思った以上の効果があるみたいだね?」(み)

「あります!あるのでもう十分です!」

「でも、押し倒して貰わないとパスポート貰えないし…行くね?」(み)

「ま、待って!マジでお待ちになって!?ヘタレな俺でもその格好はやばいっすよ!?」

「大丈夫、多少触られるの覚悟してるから…平真が相手なら平気だから…」(み)

「おお…おおお!?」


 視線が顔と胸を往復しております!仕方ないだろ!?本当は顔を見ないといけないのは分かってるんだけど…いるんだけど!?仕方ないんだー!!


「平真…」(み)

「え?手を掴んで何を…ま、まさか!?」

「うん…もちろん…ここにもっていくよ…」(み)

「まままま、待て…」


 あと少しで大きなリボンに到達しようとした時…


「へくち!!」(み)


 みかんのくしゃみの声が響き渡った。冷房の効いた部屋でその格好は寒いよなぁ…


「あぅ…」(み)


 真っ赤になって俯くみかんに、俺は…


「ほら…俺のかっこつけたがりも役に立つ時があるな?上着を着ていてよかった」

「平真…」(み)

「そこまで無理することないだろ?みかんはほら、セクシーより可愛らしい娘じゃんか?まあ、ここまでもろに胸に視線をやっているんじゃ説得力ないけどさ…。その…その格好もいつもと違って可愛かったぞ?」

「平真…私…私っ」(み)

「み、みかんさん!?その格好で抱き着くのなしでお願いしたい!?」


 やばい!上着脱いだせいもあってダイレクトに感じてるじゃないか…ま、まずいぞ、これ!?


「はい、ここで時間となりました!みかんさんも敗退となります!」(丸)

「君はわざとやってるのか!?私の楽しみを奪うとはどういう了見だ!?」(神)

「どういう了見も何も、制限時間を決めたのは店長でしょう!!それに、これって私たちただのデバガメみたいなものじゃないですか!?」(丸)

「いや、景品を提示している以上は大会なんだ!そう言う事で納得しておきなさい」(神)

「何を言っても無駄なんでしょうけど…はあ。それで、二人とも落ち着きました?」(丸)

「「はい…」」(平&み)


 二人がやりあってる間に気持ちを落ち着けることが出来た。みかんもすぐに離れてくれたしな…残念だなんて思ってないからな!?チキショー!!


「平真…みかんは押し倒しちゃったの?」(み)

「一応、教えない事になってるからな…」

「何となく分かった。やっぱり、平真だけは誰が相手でも渡したくないな…」(み)

「みかん…」

「雰囲気出している所悪いのですが、次が詰まっているので隣の部屋へ移動をお願いします!」(丸)

「・・・まあいい。その衣装もみかん君にプレゼントしよう!それと、この場所も言ってくれればいつでも貸し出すから…その時に続きをするといいぞ!」(神)

「続きってなんなんだよ!?」

「え?言って良いのか?」(神)

「言わんでええわ!!」

「平真…その、この衣装は貰う事にしておくね?上着は…後で返すから!」(み)


 そう言って隣の部屋に姿を消すみかん。・・・上着が無ければ見えたんじゃないか…?失敗した!いや、何を考えているんだ俺は…サイテーか…


「平真君の心の葛藤が見えるな」(神)

「見ないでエッチ!」

「では、次へ行きます!」(丸)

「さらりと流されたな…」(神)

「丸郷さん、ぱねぇっす…」

「エントリーナンバー3番!『栗花落林檎(つゆりりんご)』選手の入場です!資料によりますと、何と彼女は生徒会長!その立場を押してのメイド姿!そこのは普通にはない価値があるのではないでしょうか!そして、可愛らしい外見の彼女にもファンクラブが存在するようです!こんなに人気者ばかりを独占して…平真君の命が危ぶまれますね」(丸)

「やめて!?シャレになってないからやめてください!俺が一番驚いている現象なんですからね!?」

「少しそれてしまいました、申し訳ありません。それでは平真君、押し倒さないように頑張ってね!」(丸)

「その手には乗らんぞ!今度は入って来るのを見てやる!!」

「な、なに?何でそんなに見てるの?・・・まあ、仕方ないわね。私の可愛いメイド姿に見惚れちゃったと言うわけね!」(り)

「うん、可愛いですね」

「可愛い!?だ、だから…私は可愛いよりも綺麗だって言われたいのに…」(り)


 りんごの恰好は…まあ、普通のメイドさんすね。可愛い…可愛いけど、前の二人がインパクトあったからなぁ…何となく残念に思ってしまうな…。順番を間違えましたね?エプロンドレス姿のりんごちゃんに罪はない!!


「なに?その顔…何か文句あるの?」(り)

「ないですよ?とりあえず、りんごに迫る何て出来ないだろうし、時間まで適当に話でもしようか?」

「ば、バカにしないでよね!海藤平真何か、一瞬で虜にしちゃうんだからね!!」(り)

「おい…そんな急ぐとあぶな」

「あっ!?」(り)

「いぶっ!?」


 顔に柔らかい感触が…少しはあったんですね?今までない胸だと思っていてごめんなさい!


「い、いきなり人の胸に顔を突っ込むなんて…この変態!!」(り)

「痛い痛い!足をけらないでください!?大体、りんごから突っ込んできたんじゃないか!?」

「かわせばいいでしょう!!」(り)

「出来るか!?いきなりすぎるわ!!」

「うう…誰にも触らせたことなかったのに…」(り)

「あの…ここに来る前に俺と腕組んでましたよね?」

「それとこれとは別でしょ!?感触を楽しんだくせに!!」(り)

「悪かった!悪かったから蹴るのやめてください!?」


 もしかして、顔に出てた?俺ってどうしようもない助平だな…今更か…


「それで…何で押し倒さないのよ?」(り)

「…は?なんと?」

「だから、何で私の胸の感触で顔を緩めておいて押し倒してこないのかって聞いているのよ!!」(り)

「ええっ!?何でと申されましても…いきなりだったし、何より…りんごを押し倒したら犯罪でしょう!?」

「なんでよ!?なんで私の方が年上なのに犯罪になるのよ!!」(り)

「何でと申されましても…見た目的な要素で?」

「真面目に答えなくていいわよ!!・・・平真も私の見た目が小さいから何とも思わないのね?私何て魅力が全くないお子様だと思っているんでしょう…?」(り)

「ん?そんなことないぞ?りんごは可愛いと何度も言ってるだろ?それって俺的には誉め言葉なんだぞ?バカになんてしてないぞ?」

「そ、そうなの?じゃあ、何で欲情しないの?」(り)

「それはそうだろ?だって、りんごはいちごの対抗意識を燃やして参加しただけだろ?そんな娘を押し倒すとか…完全にダメだろ?」

「あ・・・そう…だったわね」(り)

「ん?どうしたんだ?」


 と言うか、いい加減に離れない?近いんだが…


「じゃあ…さ。私が…その…ほ、本気で貴方を好きだと言ったら…どうする?」(り)

「へ?・・・ああ!賞品が欲しいのか!」

「ち、違うわよ…。・・・海藤平真…ううん、平真の事が…好きなの。私を真っ直ぐ見てくれる…貴方が好きになってたの…。私みたいな色気のない娘じゃ…だめかな…?」(り)

「ほ、本気…みたいだな…」


 りんごもそんな女らしい表情が出来るのかと思ってしまうくらい普段とは雰囲気が違っていた。何故こんな場所で告白?とか思い至るほどの余裕もないくらいその新鮮な表情や雰囲気に見惚れてしまっていた。


「私…あのねっ!あっ!?」(り)

「ちょっ!?また!?」

「あうっ!?」(り)

「ごめん、りんご!何かわけがわからなく…あれ?」


 何がどうなったのか…目の前で足を滑らせたりんごを引っ張って助けようとしたら自分まで体勢を崩して…気が付いたらソファーにりんごを押し付ける様な姿勢になっていた…もしかして、これってアウトっすか?


「平真…」(り)

「いや…あのそのですね!これは俺も滑ったと言うかですね!?」

「・・・ん」


 ええ!?目を瞑って何待ちですか!?分かってるけど聞きたくなるよね!?落ち着け…相手はりんごちゃんだぞ!・・・改めてみるまでもなく可愛いよな…。違う!落ち着け俺!!


「私…意地悪な事ばかり言っちゃったけど…嫌いじゃなかったら…して欲しいの…」(り)

「嫌って何かないぞ!ないんだけど…」


 目を開けてそう言ってこちらを見つめた後にまた目を閉じる!?何かこれ…行っちゃって良いのか…?


「なんと!予想外のダークフォース!りんごちゃんが勝利しました!おめでとうございます!!」

「「あ…」」(平&り)


 やばかった…完全にこの場所がどこだかも飛んでたわ…


「うーむ…キスも考えるほどだし、興奮して押し倒したとは違う気がするが…」(神)

「店長?もしかして、賞品をしぶってます?」(丸)

「そんな浅ましいまでなど私がするわけないだろう!面白い事のためなら、破産すらいとわないぞ!」(神)

「そこは躊躇えよ…」

「まあ、美少女の本気の告白を見られたし、おまけとしてパスポートを進呈しよう。二人で楽しんでくると良い!」(神)

「良かったですね!りんごちゃん!私、りんごちゃんの告白を聞いて感動しちゃいました!応援してますね♪」(丸)

「あああ…あぅぅぅぅぅぅぅ~~~~!!?」(り)

「りんごー!?」


 隣の部屋に飛び込んで行ったけど…大丈夫か?隣にはれもんとみかんが居るんだけど…。あの様子だと、完全に周りの状況を忘れて俺に告白したみたいだな…。思い出したら、俺も何か気恥ずかしくなってきたわ…


「ダメ押しするとは…やるな、丸郷君」(神)

「そんなつもりはなかったんですけど…。と、とりあえず次に参りましょう!」(丸)

「まだやるんすか?もう色々いっぱいいっぱいなんですけど…」

「それだと、準備している二人に失礼だろ?男なら最後まで頑張りたまえ!!」(神)

「・・・はぁ。まあ、残りの二人は大丈夫か?・・・いや、いちごが一番怖い気がして来た…」


 思った以上に精神を削られる俺争奪戦と言うなの戦いは続く。戦え俺!負けるな俺!自分の理性を持って野生を封じるんだ!!・・・本当に助平で嫌になっちゃいますね…本当に…


「それでは、エントリーナンバー4番!『千代浦(ちようら)いちご』選手の入場です!まだ子供ながら、その可愛らしい見た目で将来が期待される小学2年生です!これに手を出したら犯罪ですよ?平真君、押し倒さないでように頑張ってね!」(丸)

「犯罪とか念を押すなよ!?分かっとるわ!」

「平真君や?」(神)

「おふ、油断した!?まあ、相手はいちごだしだいじょ…うぶ?」

「どうですか?平真さん?」(い)

「おおう…中々よろしいのではないでしょうか?」

「良かった♪私の合うサイズだと色っぽいのが少なくて…もっと露出あるのが良かったんんですけどね?」(い)

「十分肌色多いと思うんだが…」


 メイド服と言うより、スクール水着にフリルを付けたエプロンドレス型水着?やはり、このくらいの子だとスクール水着が似合いますな!胸も小学2年生だと思えないくらい…って、俺はどこまで助平なんだよ!?でも、仕方ないですよね?男ですから!!


「良かった♪内心で葛藤するくらいには魅了出来たようですね♪」(い)

「の、ノーコメントで…」

「じゃあ、はい!押し倒してちゃってください♪」(い)

「いやいや…何でどうぞ?みたいに手を広げて待ってるんだ!?押し倒したりしませんよ!?」

「わ、私にこれ以上迫れと言うんですね?もう…平真さんのエッチ♪」(い)

「違いますよ!?しかし、マジで昨日俺が帰った後に何があったの!?別人みたいなんですけど!?」

「知りたいですか?それなら…ベッドの中でなら話しちゃうかもしれませんよ?」(い)

「表情が何でそんな色っぽいの!?添い寝だよね!添い寝だと言って!?」

「はい、大人の添い寝ですよ♪」(い)

「大人のを付けるとアウトですから!?」


 もう、小学生を相手にしてる気がしねぇよ!何でこんなに色気があるんですか!?秋華さんに仕込まれたのか!?一体、あの家はどうなってるんですかね!?


「それじゃあ、時間もないですし…行きますね?」(い)

「いえ…遠慮したいところでございます…」

「そう言いつつ…さっきから、私の胸とか見てますよね?分かるんですよ?」(い)

「あははは…申し訳ございません」


 やっぱりばれてますよね!?いや…最低ですね…。犯罪者?・・・言われても仕方ないレベルか…どんだけ助平なんだ俺は・・・


「平真さん?愛には年齢も何も関係ないんです。大事なのは気持ちです」(い)

「気持ちか…しかし…」


 気が付けばいちごは目の前の見つめ合える距離にいた。


「平真さん…私はあなたのその愛を受け入れる覚悟があります。あなたの全ての愛を受け入れ…そして、形を成すことも…」(い)

「か、形…?」

「そうです、子供と言う愛の形です」(い)

「え?いや…あの…」

「平真さんは助平ではないんです。愛に溢れているだけ…」(い)

「愛に…溢れている…」

「そうです、だから…その思いの全てを私にぶつけて下さい。そうすれば…あなたは愛に全てを満たされるんです」(い)

「愛に…満たされる…」

「そうです。だから…今は何も考えずに私を押し倒して良いんですよ?」(い)

「いちごを…押し倒して良い?」

「そうです!さあ…私を押し倒してください♪」(い)


 そうか、俺はいちごを押し倒したいほど愛していたのか。そう思って、いちごに手を伸ばそうとしたところで…


「ストップです!教育的指導です!!これはさすがに見過ごせません!!」(丸)

「…何ですか、丸郷さん?まだ時間はあるはずですけど?」(い)

「今の平真君はちょっと正気じゃなかったみたいに見えました!洗脳されてます!」(丸)

「そんなことありませんよ?ねえ、平真さん?」(い)

「大丈夫だ、今の俺は愛に溢れているんだ」

「どう見ても正気じゃない!?店長からも何か言ってください!!」(丸)

「え?私は面白いからこの展開でも別に…」(神)

「貴女に聞いた私がバカでした!平真君!正気に戻って下さい!!」(丸)

「正気?俺は愛さえあれば大丈夫だ」

「そうですよね?では、うるさい人がいるので場所を変えて…」(い)

「平真君!正気に戻ったら、私の際どいメイド姿を見せてあげますよ!!」(丸)

「・・・!?是非お願いします!!」

「ええっ!?そんなんで戻っちゃんですか!?」(い)

「ん?何か俺変だった…ような?」

「そうです!これです!この、助平全開なのが平真君です!愛とか言い訳する平真君なんて平真君じゃないです!!」(丸)

「何だかよくわからんが…酷いことを言われてますな…」

「うう…もう少しだったのに…」(い)

「いちご…」

「な、なんですか?私は別に…」(い)

「たまには打算のない可愛い笑顔を見せてくれよ?魅力的なのは確かだけど、今のいちごの年齢なら感情をそのまま出しても良いと思うだよ?折角可愛いんだからさ?まあ、色々見惚れていた俺が言ってもなんだけどな…」

「へ、平真のバカぁ!もっとほれてやるんだからぁ!!」(い)

「ええっ!?何ですか?その捨て台詞は!?」


 そう言ってあっという間に隣の部屋に姿を消すいちごだった。何が何やら…?


「こうやって平真ハーレムは出来上がっていったわけか…。私も気を付けないとな…」(神)

「店長は大丈夫でしょう?私が気を付けないとです…」(丸)

「いや…君はどう考えても、平真君を逆に手玉に取るタイプだと思うんだが…」(神)

「何か言いましたか?」(丸)

「いや…何でもない…」(神)

「それで、どうするだ?もう終わりにしても…」

「最後までやるに決まっているだろう!!」(神)

「「でしょうね…」」(平&丸)


 やっぱりやるんですね。まあ、残りは消化試合か…


「では、最後の選手の入場です!エントリーナンバー5番!『門雀石榴(もんじゃくざくろ)』選手です!みかんさんと並ぶ姿はまさに、美しい2輪の花!そして、彼女にもやはりファンクラブがあるみたいです!平真君…」(丸)

「いや、言わないでいいっす…」

「そうですか。それでは、押し倒さないように頑張って下さい!」(丸)

「まあ、ざくろはそんな際どい恰好…なんて…あれ?」

「わ、私にはこれが限界でした…」(ざ)


 ざくろの恰好は…どうみてもビキニの水着じゃねえか!?一応、申し訳程度のフリルと柄がそれっぽくあるけど…ビキニの水着にしか見えん!!


「ざくろ…無理しなくてもいいんだぞ?」

「やはり、私では魅力不足ですよね?でも、これが限界で…」(ざ)

「そんなことないぞ!?とっても魅力的過ぎて困ってるんですよ!?もう、目線が釘付けなんです!お気を付け下さい!?」

「・・・そう言われると、確かに胸のあたりに視線を感じるような…?」(ざ)


 正解です!ざくろさん、正解!仕方ないだろ?このメンバーの中で最大の大きさのそれに目を奪われるのは仕方ないだろ!最低?分かってるさ…それでも、視線を外せないんだけどな!・・・もう、これ以上は許してくれ…


「では、その…私も魅力的に見えるんでしょうか?」(ざ)

「当たり前だろ?ざくろみたいな美人で可愛い娘が魅力的じゃないわけないだろうが」

「そ、そうですか…」(ざ)

「あ、すまん…」

「…何故視線を逸らしたんですか?」(ざ)

「いや…さすがに無理やり参加させられたざくろをあまり見るのは悪いと思ってな…」

「・・・見て下さい」(ざ)

「え?」

「私を見て下さい」(ざ)

「え?いや…なんで?」

「もっと私を見て下さい!みかんのおまけとしてじゃなくて、私をちゃんと見て下さい!」(ざ)

「な、何を言ってるんだよ…?」

「みかんの友達として…親友としてしか貴方は見てくれなかった!ずっと…ずっと…ずっと!!」(ざ)

「お、おい…ざくろ?」

「私はずっと貴女を想っていたのに…私はずっと平真の事が好きだったのに!!私をもっとちゃんと見て欲しかったのに!!」(ざ)

「ざ、ざくろ?本気…なのか?」

「あ!?あの…違う…私、こんなこと言うつもりじゃ・・・っ」(ざ)

「ざくろ!?」


 ざくろは走って行った。みんなとは逆の着替え室の方へ…


「あの…これってどうしたら?あれ?店長?何処に言ったんですか?」(丸)


 俺は、そんな丸郷さんの声が耳に入らないくらいに動揺して、ざくろの去って行ったドアを見つめ続けていた・・・

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


次話は明日に間に合わないかもしれませんが、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ