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十一個めっ♪ さあ!始まりました♪

「さあ!始まりました♪第一回、海藤平真争奪戦!今回のテーマは『メイドの魅力でイチコロよ♪』です!お題目に合った攻めで見事に彼の心をゲットするのは…果たしてどの娘なのでしょうか!?」(丸)

「ふふふ…どんな破廉恥な場面を目撃出来るか…楽しみだな♪」(店長)

「司会は私、丸郷が務めさせて頂きます!解説は、楽しい事がなれば人生ではない!でお馴染みの、喫茶店『喜々楽々』の店長神楽(かぐら)氏です!神楽さん、実に楽しみですね!」(丸)

「本当に楽しみだよ。丸郷君の半分やけになっている司会も楽しくて私は好きだぞ?」(神)

「第一回とか不吉なのが付いているので気に入るのは止めて下さい!次回もやらされそうなので!!」(丸)

「そう言いながらも次回もやってくれると信じているよ♪」(神)

「やるというかやらされるんですよね?分かっていますよ…うう…」(丸)

「こらこら、丸郷君?司会なのだから、私語は慎みたまえ」(神)

「失礼しました!それでは、まずは賞品である海藤平真君から一言頂きましょう!今の心境はいかがですか?」(丸)

「色々ツッコミどころが多すぎて、一言じゃ済まないわ!!」

「はい、平真君らしいコメントありがとうございました!」(丸)

「待てぃ!さらっと流すなよ!?」

「煩いぞ、平真君。賞品は賞品らしく大人しくしているんだ」(神)

「そこがまず可笑しいだろ!?何で、本人の了承も得ずに賞品にされてるんだよ!?」

「何を言っているんだ?ちゃんと了承してくれたじゃないか?」(神)

「は?そんな覚えなどないんですけども?」

「そうか…記憶力がない平真君のために、その時の事を回想してやろうではないか!」(神)

「思い出してみても言った記憶何てないんだが…」

「では、回想スタート!」(神)



「神楽様、ご報告したいことがございます!」(平)

「ほう?何だね、平真君?」(神)

「自分に惚れている女がおりまして、自分を出しにすれば面白い余興が出来るかと思われます!」(平)

「なるほど…しかし、私のために平真君が身を犠牲にするなど…」(神)

「構いません!自分は、神楽様の下僕…神楽様の楽しみを生み出すことが出来れば例えこの身が滅びようとも本望です!」(平)

「そうか…分かった。そこまで言うなら協力してもらおうではないか!」(神)



「と、このような経緯でこの大会が開かれることに…」(神)

「完全にねつ造の回想じゃないか!?それだと、俺から積極的にやろうとしてるしなにより、俺はたった今店長の名前を知ったばかりだから様付けも何も名前を呼べんわ!!」

「む?そうだったか?」(神)

「適当過ぎるだろ!?誤魔化す気があるのか!?」

「ふっ…何と言われようとも、すでに平真争奪戦は始まってしまったのだ!今更止める術はない!!」(神)

「いや…俺が拒否すれば賞品がなくなって止まるだろ?」

「しまった!?平真君…君は天才か!?」(神)

「えー…」

「諦めて下さい、平真君!恋人の皆さんはやる気みたいですよ?」(丸)

「おぉい!違いますよ!?」

「そうですよ!私は許嫁です!!」(い)

「わ、私はまだ恋人じゃないし…」(れ)

「うん、残念ながらまだ幼馴染かな?」(み)

「わ、私は生徒会長なのよ!恋人ではないわ!!どうしてもと言うなら、考えることを考えてあげてもいいけど…」(り)

「私は何故か参加させられてしまっただけで…」(ざ)

「謙遜することはない、私は分かっているぞ!」(神)

「い、一体何を…?」(ざ)

「君みたいな真面目な娘は、何かをやらかしてくれるはずだ!トリは任せたぞ!!」(神)

「な、何やら過大な期待をされてトリを任せられてしまいました…」(ざ)

「ざくろ?付き合う事はないんだぞ?」

「・・・門雀家の人間として、期待されたからには逃げるわけには参りません」(ざ)

「いや…ここは逃げても良いと思うんだが…。りんごも、いちごが気に入らないからって参加しなくても良いと思いますよ?」

「いきなりりんごって呼ぶにゃあ!!」(り)

「何故!?自分でさん付けは他人行儀だからやめろっていったんじゃないっすか…」

「こっちにも心の準備が必要なのよ!いきなり言われるとびっくりするじゃない…」(り)

「え?最後何て言いました?」

「何でもないわよ!」(り)

「す、すみません。…それじゃあ、何て呼べば良いですか?」

「・・・りんごで良いわよ。し、仕方ないからだからね!勘違いしないでよね!!」(り)

「…はい、ありがとうございます。それで、りんごは参加するんですか?」

「・・・敬語も何か変な感じがするから普通で良いわよ?あ、調子に乗らないでよ!仕方なくだからね!仕方なく!!」(り)

「何がどう仕方ないのかわからないけど…わかった。それで、どうするんだ?」

「参加するに決まっているでしょう!生徒会長として破廉恥な事が行われるかもしれないイベントを見過ごせるわけないでしょ!?何より…いちご!貴女には負けないわ!あれだけ小馬鹿にされたからには、この勝負に勝ってぎゃふんと言わせてやるんだからね!!」(り)

「・・・小学生同士のケンカみたいだな…」

「何かいったかしら、海藤平真?」(り)

「いえ、何でもありません…」

「ならいいけど…良い?勘違いしないでよ?海藤平真に気があって参加するんじゃないからね?いちごと決着をつけるために参加するだけなんだからね!」(り)

「な、何度も言われなくても分かってますよ…」

「…もしかして、平真君ははっきり言われないと気が付かない朴念仁なのか?」(神)

「そのようですね…」(丸)

「…私の立場としては複雑なんだけど」(れ)

「うん、同じく…」(み)

「そう言う所まで愛し抜いてみせます、あなた♪」(い)

「流石は平真君と言ったところでしょうかね?」(ざ)


 何だかよくわからんが、好き放題言われとるわ…


「では、話が纏まったところで始めようではないか!」(神)

「全然まとまってねぇだろ!?大体、明と信はどこにいったんだよ!?」

「ああ、あの二人なら帰って貰ったぞ?他の男がいたら平真君に女の子たちが迫りにくいじゃないか?」(神)

「何て身勝手な理由で追い返してるんだよ!?」

「そうだぞ、身勝手な理由で追い返したんだから後で謝っておくんだぞ?」(神)

「俺が追い返したみたいに言うのやめてくれませんかねぇ!?」

「では、君に好意を寄せている娘たちの痴態を見せても良いと言うのかね?」(神)

「そ、それは…」

「平真にも独占欲とかあったんだ…」(れ)

「いつもデレデレしてるだけだけど、一応男の子だしあるでしょ?」(み)

「べ、別に私には関係ないけど…一応覚えておいてあげるわ!」(り)

「安心して、平真さん。私は貴方以外にサービスする気はありませんから♪」(い)

「・・・私も何か言った方が良いのでしょうか?」(ざ)

「はっ!?そもそも、こんな意味の分からない大会を開かなければいいだけじゃないか!?」


 あぶねぇ、何か言葉巧みに惑わされるところだったぜ…


「そこに思い至るまでが遅すぎじゃないか?」(神)

「あんたが言うなよ!?」

「ふふ、君は本当にいじりがいがあるな?私のお気に入りランクトップ3に入ったぞ?良かったな♪」(神)

「全然うれしくねぇよ!?」

「平真君、良かったですね♪」(丸)

「丸郷さんの方が嬉しそうですねぇ!?」

「さあ、場も温まったところで開催といこうじゃないか!」(神)

「だから始めるなよ!?せめて、こうなった経緯とかの回想を…」

「ふむ、必要ならやろうか?」(神)

「ねつ造はもう要りません…。と言うか、すでにあんたが変な回想入れたせいでやりにくいわ…」

「ならば、始めるしかあるまい!みんな、準備は良いか!!」(神)

「平真にアピールするチャンスだもん…頑張る!」(れ)

「平真からさらに好きになってもらわないとだし…やるよ!」(み)

「いちごと勝負をつけるためよ!勘違いしないでよね!?」(り)

「まあ、私の愛の前では他の人などいないも同然です♪」(い)

「ええと…が、頑張ります!」(ざ)

「え?マジでみんなやる気なの?」


 まあ、店を閉店させて奥の接客練習室を使ってやろうとしてる時点で本気だろうとは思っていたけど…みんな、店長に煽られたにしてもやる気出し過ぎじゃないか?


「それでは、第一回『海藤平真争奪戦!(メイドの魅力でイチコロよ♪)』を開催致します!!」(丸)


 マジで始まっちゃったよ…。それにしても、大会名が長すぎてしまらねぇな…

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

次は頑張って長くします…


次話もよろしくお願いします。

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