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異世界ってスゲェェェ!!(仮)  作者: ポチでボッチなポッチポチ
初めての街
22/87

22話 剣聖・・・最後の成長

ゆっくり執筆中のはず・・・

 ネイルさん・・・メイルさん・・・アランさん

 声に出しているのか、出していないのか、判らなくなる程、3人の名を繰り返し呼んでいた。


「ギギギ・・・!?・・・」

「ガルルル・・!?・・・」

「邪魔だあああああ!!」

 ゴブリンにグリーンウルフが現れても勢いを殺さず斬り捨て、その足は走りを止めず、3人の場所を目指た!


「あと・・・あと少しで・・・・3人の所へ・・・」

 剣戟の音に魔法の爆音が、近くなった事で、目的地が近い事を理解した。


 ネイル達と邪神の戦いによって、森中の魔物は、活発に動き回っていた。


 戦いの気に()てられ、逃げ回ったり、凶暴になった魔物が、シュンを襲って来る、シュンは中々、3人の下へは近づく事が出来ないでいる!!


「ああああああああああああああああ!!」

 魔物を倒し、静寂が少し生まれた時、思いのたけを込め、3人の名を叫ぶはずが、巡り回る感情が邪魔をし雄叫びとなてしまった!!








「やはり、貴様らは、我を楽しませてくれる!! 今、この体は我に、完璧に馴染んだ今こそ!! 貴様らの体を使って試させて貰うぞおおおお!!」

 アランの体からは、今まで感じてた常識以上の力を放ち始めた!!

「「くぅううううううう」」

 邪神から、ただ漏れている力の余波だけで、身体が飛ばされそうになり剣を地面に突き立て、メイルの前に立った! メイルは、その後ろで、自分とネイルを強化する風の魔法を詠唱している。


「この程度の我の力で動けぬとは、脆い者よ」

「なめいないの!」

 メイルの言葉と同時に、エアロアーマ(風の鎧)がネイルとメイルを包んだ!!

「ありがとう、メイル!」

「これから反撃開始なの!」


「貴様らの戦いは、もう我には通じん!! そこの魔導師から始末してくれるわ!!」

「私が簡単に、行かせる訳がないわよ!!」

 邪神が飛び出しメイルに剣を振るった時、ネイルが間に入り受け止めた!!

 メイルは横に飛びながら、エアカッターを牽制に入れるが、簡単にネイルの剣を弾き返しながら蹴りを入れ吹っ飛ばし、魔法を避けた。

「我に注意を引き、剣で斬ろう何て初歩的な事を許すとは思うな!!」

「・・・・なの!?」

 邪神は、メイルの前に突然現れ剣を振り下ろした!!

「ほう、これを避けるか!! 魔導師の割には、やるではないか!! ・・・ぐ!?」

「魔導師だからと言って、魔法だけが全てじゃないの!!」

 メイルの腕から風で出来た剣(ウィンドエッジ)が伸びていた!!

 邪神は驚きながらも、その剣を受け止めた!!


「この攻撃も防ぐとか、さすが・・・邪神なの!!」

「なるほど、魔導師でも剣術を使える者なのだな!! 面白い、その腕を見せて見るが良い!!」

「私は、剣聖ネイルの妹なの!!」

 邪神とメイルの剣での激戦が始まった!!

 メイルの剣速はネイルと差ほど変わらないものだった。


 ネイルが吹っ飛ばされ着地をするまでの、出来事だった!


「メイル!! 今行く!!」

 ネイルは2人の剣戟戦(けんげきせん)に、加わりに走った!!


「魔導師の剣術も悪くないでは無いか!! 貴様らと戦うのは楽しいぞ!! フハハハハ!!!」

「復讐とか言ってる割に戦闘狂なの!!」

「言ったではないか、我は好き勝手にすると!!」


「なら、そろそろ満足したでしょ、ここで倒れなさい!!」

 ネイルが、鋭い一撃を後ろから突いた!!

「まだだ、まだ満足しておらぬ!!」

 体を捻り、剣を片手に持ち替え、メイルとは違い、剣その物を創り出し、2刀で相手をしだした!!


「剣聖と言われた私とメイルを、同時に相手するとか、デタラメ過ぎよ!!」

「ほんと・・・・強すぎるの」

「こやつの肉体で、この強さ、素晴らしいぞ!! 貴様らの肉体に移れば、さらに強さ増すのかもしれんな!!」

 邪神は不適に笑い出した。


「メイル・・・」

「どうやら、私と姉さんの体、どちらかに移る気なの・・・」

「まず手に入れるには、貴様らを無力化せねば成らんな。ハァアア!!」

 邪神から闘気と魔力が、強烈な波動になって2人を飛ばそうとするが、2人のエアロアーマーは、それを回避するが、2人の動きを封じるには、十分だった!

 

「「くぅ!? うぅ!!」」

「まずは、得物から排除しよう!ッハ!!ッハァア!!」

 ネイルのレイピアが、メイルのウィンドエッジが、邪神の剣気と魔力を纏った剣で簡単に破壊された!!


「デタラメなの、剣気と魔力は相容れない存在なの!!」

「そう思うのなら、それが貴様らの限界だ!! フッハハハハ!! ネイル貴様の体を頂こう!!」

「それは如何かしらね!! 私が簡単に渡すと思う!! メイル!!」

「わかってるの!!」

 メイルは下がって、一度は有効打になったサンダーボルトの詠唱を始めた!!


「今度こそ、魔導師から片付けてくれるわ!! そして、剣の無い剣士など取るに足らん存在だからのう!! ネイル貴様の体は我が貰いうけるぞ!!」

 邪神は、メイルの下へ走り出した


「ふふ、ふふふふ、神と言う存在は失敗から何も学ばないのかしら? メイルが対処して見せたのに、私が何も出来ない何て、簡単に決めるとは、愚かね!」

 ネイルは、メイルの前へ出て、収納魔法から片手剣を一振り出した!!


「この剣を実戦で使うのも久しぶりね。剣聖を襲名して以来ね!」

「ほう、まだ剣があったのか!! それも破壊するまでだ!!」

「ハァア!!」

 ネイルは、邪神の剣を止めて見せた。

「なぬ!?」

「私も、『剣魔融合』をやろうとしていたのよ!! その完成系を2度も貴方が見せたのよ!!」

 ネイル自信も、ここまで出来るとは思っていなかったが、ここにきて『剣魔融合』に成功したのだ!!

「面白い面白いぞ貴様ら、まだ強くなるのか!! もう貴様らの体等どうでも良い!! この力の全てを試させて貰う!!」

 邪神はメイルの後ろに回り、メイルを後ろから斬り付ネイルに向けて蹴り飛ばした!!

「がは!!」

「メイル!?」

 余りの速さで、ネイルも追い切れなかった。


「へ・・・いき・・・なの・・」

 エアロアーマーの恩恵で致命傷だけは回避したが、背中に深い切り傷が出来た。

「メイル、やる事は変わらないわよ!!」

「わかってるの・・・それに・・・私達には・・・・・・」

「そうね・・・メイルは休んでなさい! ハァアアアアアア!!」


 ネイルは邪神に迫っていく、邪神の速さに対抗する手段は無い。邪神は魔法での攻撃をせず、最初から剣に拘って闘っているのだ。いつ魔法で攻撃されるのかにも、注意を払わなければ成らない!


 邪神の振ってくる太刀筋が見えない、このままでは確実に負ける!メイルの魔法を、確実に命中させる隙を作らなくては、ならない。そして自分もそれを回避しなくてはならない! 1度目がそうで在ったように、今回も、完全に倒す事は出来ないはずだ!! とネイルは考えている!!


「!? え?」

「!? 貴様、見えているのか?」

 ネイルは、見えない攻撃を捌き反撃をした!! 自分自身で、攻撃を捌き反撃した事に驚いた!? 剣が勝手に動き、勝手に攻撃したのだ、その動きは、始めて剣を握って何千何万回もこなした基本中の基本の動作、そしてシュンに教え込む為、何度も見せた動作。


「いいえ。でも言える事は一つよ私が剣士だからよ!!」

「フン、訳のわからん事を!!」

 攻撃の手を緩めず、威力と速度をさらに上げて行く邪神の連撃が止む事無く続いていく。

「姉さん・・・」

 メイルは言葉を失った、今まで何度も見た姉の実力、それが邪神と闘って何度も何度も成長しているのだ!!

 

 ネイルは攻撃を捌いてはいるが、全てを防ぎ切る力を失っていた、篭手、手甲など鎧のパーツが剥がれ落ちていく!!

 

「う・・・くぅ・・・ッ!」

「フン、どううやら、貴様の限界が、見えて来たな!!」


 ネイルを守ってた、鎧は胸当てだけを残し、全て落ちてしまった。


「姉さんから!! 離れるの!!」

 メイルの、エアウォール(風の壁)が、ネイルの前に現れ、邪神の剣を阻もうとしたが、その剣は壁ごと、ネイルを斬り裂いた!!


「ぐぅ・・・・・ッ」

 メイルの御蔭で、一瞬だけ剣速が遅くなった事で、左腕1本の犠牲で済んだ!! その腕は繋がってはいるが、動かない。


「詰らんな。限界が見える者ほど、詰らん事はないな!!」

 剣を振って、斬撃をメイルに飛ばした!! メイルは、エアウォールを張り、斬撃を受け止めてくれてる間に避けようとするが、その斬撃を止める事は叶わなかった!!


「ねえ・・・さ・・・ん・・・」

 メイルは、倒れ動かなくなった・・・・。


「メイルぅぅうううう!!」

 ネイルは、メイルの下へ走っていく!! メイルを抱きかかえ、微かだけど息をして気を失っている事を確認した。


 2人には、勝ち目が無くなった。圧倒的な、その力で捩じ伏せられたのだ!! 勝機は、メイルの魔法とネイルの剣技で、絶え間なくコンビネーションで攻め立てる事!!


 ネイルは、戦意を消失した!! 勝てると思った事が・・・アランの体に乗り移る前に倒せなかった自分が・・・愚かだったと・・・・。


「何が・・・前例が無いから・・・・・よ・・・なにが・・・・けんせい・・・よ」

 メイルを抱きよせ、顔を埋め泣いた。



「誉めてやろう、我を楽しませて呉れたのだからな!! だが武人らしく無いのが、許せんな!! 武人なら武人らしく散って見せるがよい!! ・・・・・・・・ そうか所詮、貴様も、その程度であったか!! 我からの褒美だ!! 最後は姉妹仲良く!! 逝くがよい!!」


 ゆっくり剣を上げ振り上げた!


「う!? メイル・・・」

 ネイルはメイルを強く抱き締めた!! 


 

「さらばだ!! ぬぅ!? 貴様、邪魔をするのか!!」


 振り下ろされた剣を、黒く輝く剣が、邪神の剣を止めた!!




 小説家の皆様の凄さを、執筆する度に噛み締めながら、書いてます!!


 この表現をどうすれば言いのだろう? など何度も、書いては消しを繰り返してます。


 これも、皆様が読んで下さってる御蔭です。


 これからも、異世界ってスゲェェェ!!(仮)を宜しくお願いします。

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