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異世界ってスゲェェェ!!(仮)  作者: ポチでボッチなポッチポチ
初めての街
13/87

13話 宿屋とステータス

ゆっくり執筆中、主人公もゆっくり中

 雑貨屋で手帳を2冊購入した、1冊銀貨1枚とは高いが、紙が貴重なのだろう。

「爺さん、ただいま」

「おお~若いの、今戻ったか!」


 爺さんから、鍵を受け取り、部屋に戻って買った物を置きに行こうとした時、鳴りを潜めていた腹が鳴った。

「ぁ・・・」

「あれから、何も食ってないのか、余程大切な用だったんじゃな」

「ああ、新しい出会いを求めてな」

と、盛大に腹が鳴った事を無かった事にしようと、格好を付けて、背中にある『リべレーションソード』を、つんつんと、指して言った。

「ほほう、食事は、いつでも食えるよ」

っと爺さんは、食堂の場所を指して、教えてくれた。

「ああ、分かった」


 俺は食堂に行き、席に付いた。

「いらっしゃい、貴方が、お祖父ちゃんが言ってた若いお客さんね?」

っとエプロンと髪が邪魔にならないように、後ろで纏め三角巾をしている、女の子が片付けている食器を持ちながら話しかけてきた。

「俺以外に若い客が居なければ・・・・俺だな」

「じゃあ、貴方で決まりね、私はカチュアよ、お祖父ちゃんが言ってたのよ、珍しく若いお客さんが来たって」

「へぇ、そうなんだ、俺はシュンしばらく泊まるから、よろしく」

「ええ、よろしくね、今、持ってくるね」

っと言ってカチュアが、厨房に戻っていった。


「アランさんが安いって教えてくれただけあって、人がいっぱいだな」

と、呟いていたら。

「あら、アランさんと知り合いなの?」

「早いね、カチュア」

「まぁね、食事付きで安い宿の特権の、ひとつよ」

と言って、料理を置いた。


「へぇ~、ではでは、爺さんの言う絶品料理を頂きますかね」

料理は簡単な物で、ワンディッシュ料理(お皿一枚で済む料理)だった。

「ねぇねぇ、アランさんとは、どんな関係なの?」

カチュアが聞いて来て、俺の向かい側に座った。

「ああ~、俺がボロボロになって、この街に来た時に、色々と世話になった人だよ、この宿もアランさんに教えてもらったんだ」

「はぁ~、流石は、アラン様って所かしら?」

「アラン様?」

「アランさんが、アーレンに来てくれた御蔭でこの『町』が『街』に変わった、て言われてるわ」

「町が街に?」


 俺は食べながら、質問を返した。

「私は、ここに来て1年しか、経ってないから詳しい事は分からないの、皆話そうとしないのよ、お祖父ちゃんもお祖母ちゃんも話してくれないし・・・・・」

「何か事件でも起こって、アランさんが解決して、『様』なのか?」

「そう言う事みたい、街でアランさんを知らない人は居ないんじゃないんかな?」

「へぇ~、ただの優しいイケメンのお兄さんだと思ってたよ」

「確かに、イケメンで街の女性に人気ね」

「カチュアも?」

「私は、パスよパス」

「顔じゃないと?」

「顔と性格は好みだけど身分がね・・・・」

「身分?門番やってるんだから?平民なんじゃないの?」

「普通は、そうみたいだけど・・・アランさんは、貴族の次男だって噂を聞いたわ」

「そうか、ご馳走様でした、じゃあ、俺は部屋に戻るよ」

「待って、剣を背負ってるって事は、冒険者なんでしょ?」

「ああ、駆け出しだけどな」

「だったら、食材になる物持って来たら調理してあげるわ、値段は上がらないから、安心して」

「取れたらね」


 俺は部屋に戻る時、お湯の入ったタライを貰ったんだが、カンテラも渡された。

年寄りには、階段の上り下りは辛いって言ってな。

俺には暗視スキルがあるから、カンテラ要らないんだけど、折角用意してくれたので貰っといた。


 部屋に戻って、雑貨屋で購入した手拭いを出して、久しぶりに、本当に久しぶりに、お湯を使って体を綺麗にした。


「いよいよ・・・明日から冒険者デビューか・・・。

着替えが終わり、ベッドに横になって呟き、ステータスカードを確認した。




シュン


人間/男/15歳


剣術2 体術2 


隠蔽 迷子回避 危険察知 隠密


適性魔法 雷1


使用可能魔法

生活魔法(火、水、土、風)


特殊魔法

暗視(闇)、罠解除(闇)、発光(光)、収納魔法(時空)



 体術が成長してるけど、他は成長してない。


 とりあえず、隠蔽使っておこういつ見せるか分かんないしステータスを変更しとこう。


シュン


人間/男/15歳


剣術2 体術2 


適正魔法 雷1


使用可能魔法

生活魔法(火、風)


 これで、行こう。



 雷と剣が上がってると思ったんだけどな・・・・説明書には習得までは、書いてあったけど、レベルアップに付いては触れてないな。


 夜が更けて行くなか、説明書を読んで行き、深い眠りに付いた





     ~~~~~~~~~~女神様~~~~~~~~~

 歪んで行く空間と、侵食して来る黒い世界

「シュン、私は貴方に謝らなければなりません、貴方の『夢』を思う気持ちを勝手に奪ってしまったのだから・・・・・その御蔭で、闇の進行を大分遅らせる事ができました。」

その進行速度は、非常にゆっくりと女神を蝕んでいた。

「私の、マナである名前を、どうか・・・・お願いします・・・。」

彼女は、そう言って、静かに眠りについた。

今回は、冒険前の準備段階のお話です。


早ければ朝8時に、もう1話投稿したいと思います。


多くの人に読んで貰えるとは、思わなかったので、本当に有難う御座います。


これからも、宜しくお願いします。

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