1話 ここ・・・何処・・・?
のんびり執筆中
「今日で……辞めようかな……」
今にも泣き出しそうな男が、暗い路地を歩いている。
そんな彼に、スポットライトを当てるかの様に雲間から満月が顔をだし光が差した。
「本当、人生って……ままならないんだ」
月を見上げながら、呟いた、その言葉が引き金になったのか涙が溢れ出した。
涙を拭ぬぐいながら、歩いていてると見知らぬ森の中にいた。
「ここ……何処……?」
彼の帰路には、森は存在しないし、一本道を抜ければ、T字路に突き当たる、毎日歩いている道だから迷うはずがない。
戻ろうと後ろを振り返った瞬間眩い光に包まれ目を瞑った。
「ん……んん……」
目を開けると、そこには神々しい光に包まれた美しい女性が、宙に浮きこちらを見ながら微笑んでいる。
「ぁ!? ……」
言葉を失う程の美しさとは、この事何だろうか? 洋画やファンタジー系の二枚目気取りのキザな奴が女性に使う歯の浮く台詞だ。
口説く訳では無いが本当に言葉を失う体験をするとは思わなかった。
これまでの一連の出来事に驚く事を忘れ、口を半開きにし、ただ、ただ見とれている。
そんな俺、紅俊介二十八歳 職業はフリーター 将来の夢は……そんな彼が、バイト先で客に不条理に怒られ凹んで帰った、今日。
人生で最大の出来事が起こっている。
執筆するのは、難しいですね・・・出来の良し悪しより完結するよう、頑張って行こうと思います。