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灰色セカイ

作者: 一華

さらさらと優しく 風が吹くよ

声は弾み 笑顔弾けて

頬伝う汗 ぬぐいながら

きみは空を見上げた


どこまでも続く蒼色セカイ

きみにはどう見えてたんだろう?


ずっとずっと

手を繋ぎ歩こうと

汗ばむ手を握りしめてきみはわらった

ずっとずっと

二人歩いていけたら

あたしは そう願った



ひらひらと優しく 紅葉が落ちていくよ

小さく笑う そっとそっと

細くなったゆび 絡ませながら

きみは空を見上げた


どこまでも続く水色セカイ

きみにはどう見えてたんだろう?


すきだよすきだよ

傍にいるよ

白くなった手を握りしめてあたしは叫ぶ

すきだよすきだよ

傍にいるから

もういちど 笑ってよ



ふわふわと優しく ゆきが舞うよ

吐息は白く 声は細く

悴むゆび先 温めながら

あたしは空を見上げた


どこまでも続く灰色セカイ

優しいアオは何処へ行ったの?


居ないよ居ないよ

もうどこにも

雪降る街の静寂がその答え

居ないよ居ないよ

もうどこにも

きみはもう 居ない


逢いたいよ逢いたいよ

どこにいるの?

舞い散る桜は滲んで見えないけど

逢いたいよ逢いたいよ

そこにいるの?

見上げた空は 優しいアオ


居ないよ居ないよ

もうどこにも

サクラ舞うこの街にきみは居ない

すきだよすきだよ

傍に居てね

見上げれば いつも


優しい アオ



すきだよすきだよ


すきだよすきだよ・・・

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