第1章2話 選抜試験の始まり
待合室の扉が開きとある人物が入ってくる
茶色の目と肩ぐらいまで伸ばした茶髪
明るい印象をした女性…テレビや新聞で何度も見た第3部隊副隊長ソフィア・サファイアだった
ソフィア「君達が試験者かーそろそろ試験始まるから行こっか」
天音(テレビで見た印象と変わらないなー、それにテレビで見た時よりも親しみやすそう)
私が考え事をしている間に皆椅子から立ち上がり待合室から出て行った
れん「おーい、天音そろそろ行かないと置いてくぞー」
天音「すぐ行くー」
私はハッとして椅子から立ち上がりれんの後をついて行った
ひまり「ソフィアさん、私ずっと応援してました!」
凄くキラキラした目で笑顔で見ている
その言葉を聞いて前を歩いていたソフィアさんは振り向き微笑む
ソフィア「ありがとー、そう言ってもらえて頑張った甲斐があるよ」
私だけがその反応にちょっとした違和感を感じる
天音(何だろう…言葉に感情がこもってないような…もしかして疲れてるのかな)
れん「おいおい、さっきからボーッとして大丈夫かよこれから大事な試験だぞ」
ボーッとしていた私を少し小突いてくる
天音「あ…ごめんごめん」
そのやり取りを聞いていたひまりと蒼も会話に参加してくる
ひまり「そういえばどんな試験内容なんだっけ?うーん毎回試験内容は固定なのかなー」
蒼「その時の状況じゃないかな、今年は人外事件が多発しているから試験内容も強化されると思うけどね」
そう廊下を歩きながら話していたら試験会場に着いたようで前を歩いていたソフィアさんが私達の方に振り向き話す
ソフィア「君達が言っていた通り今年は人外事件が多発しているわ、本来なら基礎能力テストをして階級が兵士級以上なのであれば合格なの」
さっきまでの明るさは鳴りを潜め無表情で説明している
天音「そうなんですか!」
私は初めて詳しい試験内容を聞いて驚いてしまう
それを聞いてれんは私とは正反対の反応をする
れん「そこは昔から変わってなかったんだな、もしかしていつものとは違う試験をするのか!」
楽しそうに笑っている
ひまり「今回は例外なんですか?」
私が聞きたかった事をいち早くソフィアさんに聞いている
ソフィア「そうだねー、国防軍は殉職率や辞職率も高いしそれに…よく人外に殺されちゃう構成員も居るし、そんな犠牲を減らす為に選抜試験があるけど君達の階級は…低くて兵士級すぐにでも構成員になれる実力はある…」
私は少しずつ痺れるような殺気に気付く
その圧に私は萎縮してしまう
天音(もしかして私達うるさすぎて怒ってる?いや…流石にそれはないよね…)
「ねぇ…私達殺されたりしないよね」
どうやら皆はまだその圧に気づいていなかったのか
少し驚いた反応をする
ひまり「えっ?どうして?!」
れん「急にどうしたんだよ、天音怖いこと言うなよ」
蒼「調子でも悪いんじゃないかい?天音さん」
ソフィアさんは私と皆の反応を見てしばらく無表情になった後ゆっくりと拳銃を取り出し銃口を私達に向けられ私達…一人を除いて混乱してしまう
ここにいる全員が感じ取れる殺気を放っている
ひまり「ほ、本当に殺されるの…?」
れん「い、いや流石に…多分ないだろ」
天音(早く武器を構えないと…私なら撃たれてもすぐに治る…)
混乱している私達を尻目に蒼は余裕な態度で話す
蒼「ソフィア副隊長を倒す…それが選抜試験の内容ですか?流石に急に拳銃構えられたら怖がられますよ…」
その言葉を聞いてさっきまでの殺気は鳴りを潜め笑顔になるが目は笑っていないように見える
ソフィア「ごめんごめん君達がどんな対応をするのか見たかったの、脅かしちゃってごめんね」
私達は安心する
ひまりは地面に座り込む
ひまり「な、なんだ良かった〜」
れん「よ、良かったぞ…でも流石に心臓には悪いな」
天音「そうだね…」
ソフィア「選抜試験…私を倒すは流石にきついかもしれないからね、っと言うことで魔獣と1人ずつ戦ってもらいます」
私達はその言葉に驚く
そしてまさか予想以上に強い魔獣と戦う事に私は予想出来なかった




