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気づいたら 鬱 ど真ん中にいました  作者: すずしろ たえ


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概念推しグッズとの出会い

 二〇二四年一月。

 出会いは突然やって来ました。

 夫が自転車のパーツを見に行きたいというので立ち寄った自転車屋さんに、()()はあったのです。


 オレンジ色をしたかわいい自転車。

 一目見た瞬間


 ――推し色っ!!


 と、私の目は釘付けになりました。

 私の推しがRABであることは前述のとおりなのですが、特にオレンジカラーのメンバーを推して推して推しまくっているのです。


 そんなときに出会ったオレンジ色のチャリ。

 これはもう、概念推しグッズでしょ!!


 なーんて頭の悪いことを考えて、即決で購入してしまいました。

 今考えると本当に阿呆な行動ですが、まさかこのことが私の鬱寛解の大きな一歩に繋がるだなんて、このときの私は思ってもみなかったのです。



 さてさて、購入したオレンジ色のチャリ。

 BROMPTONというイギリスのメーカーが販売している物なのですが、正直「チャリは乗れればいいんだよ」のスタンスで生きてきて、せいぜい近所のスーパーや駅まで足としてしか使わないタイプの人間である私なので、最悪あまり乗らずにコレクターズアイテム程度で終わるかも……という心配もありました。

 そもそも既にママチャリ持ってるしね。

 しかもちょっとお高い。そんなチャリを外に持ち出して、万が一盗まれでもしたら……と思うと怖くて、ますます稼働率は下がりそうだなぁとも考えていました。


 が。


 いざ乗ってみたら、ママチャリと全然違う。

 ペダルが軽い。一足漕ぐごとに気持ちいいくらいグンと進んでいき、生まれて初めて風を切って走る楽しさを味わいました。


 ――おぉっ……これは楽しいかも……!


 同行していた夫にも「チャリ楽しい! もっと乗りたい!」と言い、高めのテンションのまま初乗りで二十五キロも走ってしまいました(笑)

 チャリでこんなに走ったのは人生初です。

 完全にランナーズハイ状態。


 このときはさすがに帰宅後足がバンビのようにプルプルして、歩行すらままならない状態に。

 チャリって意外と全身運動なので、足以外も疲れきってしまい、おかげで気力も体力も完全枯渇。動くこともできず、グッタリ横たわることしかできません。


 そのせいか、その夜は久々に――実に四年ぶりに、ぐっすりと眠れたのです。

 あれだけ何をしても眠れなかった私がですよ。

 床について早々、バタンキュー(死語)状態なんですよ。


 凄くないですか?


 これに味をしめた私。

 チャリを頻繁に乗り回すようになり、睡眠障害はどんどん改善されていったのでした。


 しめしめ、この調子で一気に脱不眠を目指すぞっ!!

 なーんて考えていましたが。


 物事、そんなに上手くいかないわけで……。

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