続・Pの悲劇
この頃になると、家から出る気がしない以外にも、さまざまな症状が出ていました。
具体的には
・掃除ができない
・洗濯物を洗っても、干し忘れてしまう
・洗濯物を干して、乾いても畳めない(数日間畳まず放置)
・料理をすることが困難になる
・入浴が億劫になる
・身だしなみがどうでもよくなる
・化粧をしたくない
ざっと思い出しても、こんなところでしょうか。
まぁ、掃除ができないのは元々なんですが(笑)
私ってば掃除が苦手なんですよ……。
だけどそれでも毎日掃除機をかけていたのが、全くかけられなくなり。お風呂や洗面所、トイレの掃除も一週間に一度程度。はたき? 何それ、美味しいの? 状態だし、洗濯物なんか畳まない状態で平気で四~五日溜めてしまうので、「箪笥に着る物がないよ!」と言われて慌てる始末。
料理に関しては、一応夕飯は作っていました。大体メインと汁物とご飯ですね。
だけど以前はメインと副菜(小鉢物)、サラダ、汁物、ご飯、さらにデザートの果物まで用意していたのが、メインくらいしかまともに作れない。調子がいいときはこれにサラダか果物が付くくらい。
魚料理をする際は、魚屋さんや市場で仕入れた魚を丸のまま購入して自宅で捌いていたのですが、そんなこともできなくなって。
そして私にとって最も大変だったのが入浴でした。
入浴が嫌いなわけじゃありません。
むしろ大好きです。
お風呂に入ればサッパリして気持ちよくなることも、重々承知しているのです。
だけど入浴って、いろいろ工程があるわけじゃないですか。
服を脱いで、髪と体と顔を洗って、湯船に浸かって、体を拭いて、ボディクリームを塗って、服を着て、洗い流さないトリートメントをしてから髪を乾かして、化粧水・美容液・乳液を塗って……。
この全行程が無理になってしまったのです。
お風呂に入る時間になると毎回
――どーすっかなぁ……。
から始まり、入る・入らないの葛藤タイムで時間が無駄に溶けていきます。
そして
――どうせ明日も家にいるんだし、一日くらい入らなくても……。
と、不潔モード一直線でその日が終わります。
いや、汚いってのは自分でもよくわかってるんですよ。
だけど、できないものはできないんじゃぁぁぁぁぁ!!
ほんと無理なの。全然駄目なの。
この辺りになってくると自分でも
――なんかおかしいな?
とは思い始めるんですよ。
だけど元がポンコツなので
――まぁこんなときもあるかー。
程度で終了。事の重大さにまるで気づいていませんでした。
せめてこの時点でおかしいことをもっと自覚していれば、鬱を拗らせずに済んだのになぁと思わずにいられません。
ポンコツってほんと嫌ですねぇ……。




